デギウス

「すまねえ 結局俺は星を裏切り続けちまったな」

【名前】 デギウス
【読み方】 でぎうす
【声】 小林清志
【登場作品】 星獣戦隊ギンガマン
【登場話】 第四十章「哀しみの魔人」
【所属】 宇宙海賊バルバン/バットバス魔人部隊
【分類】 バットバス魔人
【武器モチーフ】 鉄球(モーニングスター)
【名前の由来】 鉄球(

【詳細】

バットバス魔人部隊の1人。

かつては星を守る戦士だったが、「戦いの中で様々なもの(家族、故郷)を失っていき、気付いたらバルバンに入っていた」という過去がある。
地球に接近する彗星の巨大なエネルギーを「魔獣ダイタニクス」の心臓に転送する作戦を実行。

亡くなる前にギンガマンと一戦交えるのに、鉄球で黒岩岬を破壊する。
誘き寄せたギンガマンを追い詰めるが、イエローと揉み合っている内に崖から転落してしまう。

ヒカルはその際に足を負傷しており、自身はかつての戦いで視力が落ち、「ヒカルが自身の目に、自身がヒカルを背負って脚になる」という条件で洞窟から脱出する。

業を煮やした「破王バットバス」が出現、「早い所ダイタニクスを復活させてくたばっちまえ!」という本音を知り、ヒカルと共に逃走。
イエローと1対1の決闘で敗北、止めを刺すように懇願するも拒否され、「もう1度星のために戦え」と説得される。

その直後、「闇商人ビズネラ」にバルバエキスを撃ち込まれて巨大化する。
更に左腕のエネルギー誘導装置により身体を操られ、鋼の腕力を誇るギガライノスにも押さえ込めず、最期は彗星のエネルギーを受け爆散した(上記の台詞はその際のもの。)。

敗北後、ヒカルは「彼みたいな魔人は1人で十分だ」とバルバンの打倒を誓った。

【エネルギー誘導装置】

「闇商人ビズネラ」が彗星のエネルギーを魔獣ダイタニクスの心臓に転送する作戦実行に、デギウスの左腕へと装着した装置。

彗星のエネルギーは膨大で、受け止めるには「魔人」が巨大化する必要がある。
エネルギーを受けた魔人は命を落とす可能性があり、捨て駒として老兵のデギウスが作戦に使われた。

デギウスの独断行動に痺れを切らしたビズネラは「何としても作戦を成功させたい」という一心でバルバエキスを撃ち込んで強制的に巨大化させる。
更に万が一のにとあらかじめ誘導装置に仕込んでいたコントロール装置でデギウスを操り、エネルギーをダイタニクスに送り込む事に成功。

魔獣復活が完了し「ダイタニクス」はついに復活を果たした。

【余談】

名前の由来となっている「鉄球」の『て』と『き』の字に濁点を付けている。
怪人の声を演じる小林清志氏は2022年8月に亡くなり、怪人としての最後の出演となった。

鉄球をモチーフにした怪人はスーパー戦隊シリーズにおいて『超電子バイオマン』のハンマーカンス以来の登場となる。
シリーズ29作目でも戦隊と和解し終盤の怪人(あちらは首領)の復活の犠牲となった怪人が登場している。

最終更新:2017年04月10日 13:28