冥府神ティターン

「ありがとう芳香、お兄ちゃん」

【名前】 冥府神ティターン
【読み方】 めいふしんてぃたーん
【声】 小形満
【登場作品】 魔法戦隊マジレンジャー
【登場話】 Stage45「2人はともだち~ジー・ゴル・マジュナ~」
Stage46「湖へ向かえ~ゴール・ゴル・ゴル・ゴルディーロ~」
【所属】 五武神
【分類】 冥府神
【武器】 ウラノスとガイアの怒り
【得意能力】 ティタノマキアの光
ディオネを守る壁
【怪物モチーフ】 ティターン

【詳細】

最も巨大な身体を持つ冥府神。冥府十神の中の五武神の1人。

雷の力を操る事ができ、巨体から生みだされるパワーは怪力だけで言えば極神の「冥府神スレイプニル」も凌駕する。
あまり進んで戦いを好む性格ではなく、時にはナイ、メアにも気をかけてやる心の余裕があり、普段はあまり主張をせずに特に本心を明かさない。

絶対神ン・マ」の転生は正しいと信じており、「冥府神ダゴン」に連れられ「冥府神ワイバーン」と共に自らの体に「ン・マ」の魂を封じ込めたブレイジェルから「ン・マ」の魂を奪いにいく際、あっさり返り討ちに遭った「ワイバーン」の後を引き継ぎブレイジェルと戦い、追い詰めて「ダゴン」が背後から不意討ちする隙を作った。

やがて第6の神罰執行神に選ばれ「巨大な光球で地上の電気を吸収し、力が溜まりきったところで一気に地上へ落下させて滅ぼす」というルールを定め出現。
元は純粋な性格で、寄ってきた子犬を殺さなかった事からあらゆるものを先入観無しに見る芳香に優しさを知られ、命の尊さと友情を教わり、今まで盲目的に従っていた絶対神の転生が多くの命を失わせてしまう事に気付く。
その後、偶然にも「ン・マ」の転生の体に選ばれてしまうも、拒絶。「ン・マ」転生の瞬間を見せろとせがみに来た「冥府神スフィンクス」と「ワイバーン」から芳香、蒔人と共に逃走し、魔法使いの強さの秘密を知りたくて蒔人と芳香以外のマジレンジャーを自身のマルデヨーナ世界へ連れ去った「スフィンクス」とは別れた「ワイバーン」に追われる事になる。

トラベリオン内での激戦で蒔人とも交流を深め、蒔人の「冥府神は全て敵」という考えを改めさせた。
「ン・マ」を転生させぬよう、そこに入った者は時間が止まりあらゆる干渉を受けず、永遠の眠りに就くという眠りの湖のあるマルデヨーナ世界を目指し、芳香の変身魔法と蒔人の撹乱作戦でワイバーンを騙す事に成功、眠りの湖に到着する。
湖に入る直前で「ダゴン」の奇襲で体内に転生した「絶対神ン・マ」に体の中から食い破られ葬られた。

【余談】

マジトピアの言い伝えでは悪しき存在の様に語られていた冥府神の1人ながら、冥獣や冥獣人の中にはいなかった性格の人物であったことから後のスフィンクスやバンキュリア、引いてはインフェルシア全体に大きな影響を与えた人物とも言える。
蒔人を「お兄ちゃん」と呼んだが、(芳香が蒔人を「お兄ちゃん」と呼んでいるのを見て)蒔人の名前が「オニイチャン」だと勘違いした事による。

シリーズ22作目でも戦隊と和解し怪人の復活(あちらは本拠地)の犠牲となった怪人が登場している。

声を演じる小形満氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は初となる。
海外版では展開は同じだが、結末が異なり「ン・マ」が倒された後に復活する(声を演じるのは伊藤陽佑氏。)。

最終更新:2016年09月09日 05:10