鳴滝「おのれ、ディケイド! このバケガニで始末してくれる!」
【名前】 |
魔化魍バケガニ |
【読み方】 |
まかもうばけがに |
【登場作品】 |
仮面ライダー響鬼 など |
【登場話(響鬼)】 |
五之巻「溶ける海」(房総) 六之巻「叩く魂」(房総) 十五之巻「鈍る雷」(日光) 十九之巻「かき鳴らす戦士」(鎌倉、箱根、三浦半島、大洗) 二十之巻「清める音」(大洗) 二十六之巻「刻まれる日々」(葛野) 四十三之巻「変われぬ身(からだ)」(三浦) 四十六之巻「極める鬼道」(佐野) |
【登場話(DCD)】 |
第1話「ライダー大戦」(夏海の世界) 第19話「終わる旅」(響鬼の世界) |
【分類】 |
魔化魍/大型魔化魍 |
【餌】 |
人間の骨 |
【特徴音】 |
「ンキィ、ンキィ」(動くと関節がきしむ音) |
【妖怪モチーフ】 |
化け蟹 |
【生物モチーフ】 |
カニ、フジツボ |
【登場地域】 |
房総半島 栃木県日光市 神奈川県鎌倉市 神奈川県箱根町 神奈川県三浦半島 茨城県大洗町 山梨県大月市七保町葛野 神奈川県三浦市 栃木県佐野市 戦国時代 岐阜県 |
【詳細】
最も頻繁に出現した大型魔化魍。
巨大なハサミを有し、背中の突起から毒気を秘めた強力な溶解泡を噴出する。
前面をハサミで武装、更に背中を溶解泡で武装しており、死角はないが、動きが鈍重なのが唯一の弱点となっている。
硬い甲羅には「弦」の音撃が有効となる。
人間の骨を好物とし、逞しい骨を持つ人間を狙い、強力な溶解泡で肉体を溶かして骨を食らう。
故事によれば、『化け蟹』は山梨県や島根県を始め、古来より日本各地に伝承される怪物らしい。
出現によって「蟹寺」や「蟹淵」などの名称を各地で生じ、「侍や坊主に化けた後に正体を現す」とされ、怪童子と妖姫の目撃が合わさって伝承されていると考えられる。
【房総のバケガニ】
房総半島に出現した個体。気温6.6℃前後と湿度52%程の環境で成長し、海で生育した。
本来は斬鬼が討伐担当だったが、斬鬼が重症を負って撤退したので響鬼が受け持つ事になる。
当初は響鬼に溶解泡を噴出する能力を気付かれず、音撃鼓を泡で溶かし、響鬼の肉体に大ダメージを負わせる。
響鬼を退けた後、童子達が倒されてしまい、自身で餌を取る事になり、海岸の岩場に隠れる。
その後、ディスクアニマルに発見されて響鬼と再戦し、片腕を負傷している響鬼を相手に善戦。
無防備な腹部に音撃鼓を付けられ、溶解泡を吹き出して攻撃するが、響鬼が片腕だけで行った「音撃打・火炎連打の型」を受け倒された。
ライトノベル版『明日への指針』ではエピソードの時期を中心に描いている。
【日光のバケガニ】
日光に出現した萌黄色の個体。気温6.6度前後と湿度52%程の環境で成長し、川で生育した。
斬鬼や轟鬼を相手に劣勢となった童子を助けるのに川から出現し、足の後遺症が残る斬鬼を苦戦させるが、「音撃斬・雷電激震」を受け倒された。
【鎌倉のバケガニ】
鎌倉に出現した黄色の個体。気温15度前後と湿度63%程の環境で成長し、海で生育した。
大洗の
アミキリが生み出される過程で作られるが、轟鬼に倒された。
【箱根のバケガニ】
箱根に出現した乳白色の個体。気温16℃前後と湿度64%程の環境で成長し、川で生育した。
大洗のアミキリが生み出される過程で作られるが、轟鬼に倒された。
【三浦半島のバケガニ】
三浦半島に出現した黒色の個体。気温17℃前後と湿度65%程の環境で成長し、川で生育した。
大洗のアミキリが生み出される過程で作られるが、轟鬼に倒された。
【大洗のバケガニ】
大洗に出現した赤色の個体。気温18℃前後と湿度66%程の環境で成長し、海で生育した。
大洗のアミキリが生み出される過程で作られるが、轟鬼に倒された。
アミキリを生み出す過程で出現したバケガニの中で童子と姫の存在が確認できた唯一の個体。
【葛野のバケガニ】
葛野に出現した桃色の個体。気温18℃前後と湿度66%程の環境で成長し、川で生育した。
背中から溶解泡を噴出する能力はないが、ハサミが強化されている。
逞しい骨を持つ人間を狙い、強力なハサミで肉体を解体して骨を食らう。
童子や姫と共に轟鬼と交戦するが、音撃斬・雷電激震を受け倒された。
【三浦のバケガニ】
三浦に出現した個体。「オロチ現象」によって大量に発生した。
装甲響鬼や威吹鬼を苦戦させるが、斬鬼の参戦によって形勢が逆転し、それぞれの音撃を受け倒された。
【佐野のバケガニ】
佐野に出現した個体。2006年の正月に「オロチ現象」によって大量に発生した。
轟鬼の音撃斬・雷電激震を受け倒された。
【戦国時代のバケガニ】
戦国時代のとある山中に出現した個体。
轟鬼と交戦していたが、偶然目撃した3人の鬼(煌鬼、西鬼、羽撃鬼)の攻撃を受け倒された。
【岐阜のバケガニ】
江戸時代の岐阜に4体出現した個体。
江戸時代の音撃弦の鬼・弦鬼が倒したらしく、「たちばな」のパソコンに関する文献が登場している。
【夏海の世界】
崩壊しつつある「夏海の世界」に出現した個体。
赤い甲羅を持つ複数の個体が「夏海の世界」の怪童子達と共にビルをよじ登り、「夏海の世界」のウブメが落下した衝撃による爆発に巻き込まれた。
【響鬼の世界】
巨大な岩石の中に封印されていた個体。「バケガニ変異体」とも呼ばれる。
岩石も砕く2対のハサミを武器とし、四方から相手を切り苛む攻撃を得意としている。
頑強を極めた甲羅でいかなる攻撃も弾き返し、4つのハサミを巧みに使い、人間の肉体を解体しては好物の骨を食らう。
キバーラが呼び出した仮面ライダー王蛇の手によって封印を解かれ、「鳴滝」によってディケイド達の目の前に出現。
3人のライダー(響鬼、ディケイド、ディエンド)を追い詰めるが、響鬼がファイナルフォームライドで変形したヒビキアカネタカの攻撃に怯む。
更にファイナルアタックライド「ディケイドウェイブ」と加勢に現れた4人の鬼(天鬼、轟鬼、威吹鬼、斬鬼)やディエンドの「音撃大セッション」を受け倒された。
同個体が封印されていた経緯は不明。
故事によれば、『化け蟹』は山梨県や伊豆地方などに様々な伝承を残すカニの怪物らしい。
「僧に変化し、問答を仕掛ける」とも伝えられ、山梨県山梨市の長源寺には化け蟹の爪跡の残った巨石が残されている。
最終更新:2017年01月03日 04:08