「ぼくたちには、ヒーローがいる。」
【あらすじ】
日本には古来から「鬼」と呼ばれる者達がいた。
人間ながら超人的な能力を持つ彼らは
魔化魍と呼ばれる邪悪の類から人々を守っていた。鬼をサポートする人々の体系は組織へ発展し、「猛士(たけし)」と呼ばれるようになった。
西暦2005年。
高校受験を目前に控えた少年の安達明日夢は母の実家の法事で九州の屋久島に向かう船上、船から転落した男児を助ける男を見た。
それを見て驚く明日夢に、男は「鍛えてますから」とだけ言い残して立ち去った。
島を散策しに出た明日夢は原生林の中で怪物に襲われる。
窮地の明日夢の前に再び船上の男「ヒビキ」が現れる。ヒビキは音叉を顔の前にかざすと、全身が炎につつまれ異形の姿に変身、怪物に立ち向かっていった。
平成仮面ライダーシリーズ第6作目。
「和」をテーマとした作品で、「完全新生」と言われている。
仮面ライダー」も「鬼」や「音撃戦士」と呼ばれ、必殺技もキックではない、当初はバイクを所有していない、変身ベルトがないなど、仮面ライダーの特徴を廃止。
また、平成ライダーでの難解なストーリーやシリアス路線も変更されて明るい雰囲気となり、『仮面ライダー龍騎』以降定番であったライダー同士の戦いもほとんどなくなっている。
主役の細川茂樹氏は最年長となっており、既に著名な俳優る。
作品中盤でチーフプロデューサーが交代する事件が起こり、以降の話では音撃戦士や魔化魍の詳細な描写が減少したり、ストーリーの重点が明日夢の成長から魔化魍との戦いに変わるなど、大きな変化が見られた(交代前のチーフプロデューサーは東映を辞職している。)。
最終更新:2019年03月22日 19:32