「本当の恐怖を教えてやろう」
【名前】 |
テラー・ドーパント |
【読み方】 |
てらー・どーぱんと |
【声/俳優】 |
寺田農 |
【スーツ】 |
横田遼 |
【登場作品】 |
仮面ライダーW など |
【所属】 |
ミュージアム |
【分類】 |
ドーパント |
【メモリ】 |
テラーメモリ |
【綴り】 |
TERROR |
【頭文字デザイン】 |
両目と縦に大きく開けた口(T) |
【モチーフ】 |
饕餮(とうてつ) |
【生体コネクタ位置】 |
ガイアドライバー(腹部) |
【仮面ライダーW】
園咲家の人間が持つ特別な上位メモリ「テラー(恐怖)」のガイアメモリで、園咲琉兵衛が変身した幹部
ドーパント。
琉兵衛は園咲家の家長にして風都博物館の館長をしている。
青い巨大な冠「テラークラウン」、黒いマントを身につけた
ドーパントで、恐怖のエネルギー「テラークラウド」を用いて二つの異なる空間をつなぐ事ができる。
利用してマントを使った瞬間移動を行う他、地表を黒い粘液状のエネルギー「テラーフィールド」で覆い、触れた者の恐怖心を増幅させダメージを与える能力がある。
エネルギーはダメージを与える以外に、前面に展開する事で防御膜としたり他者を遠方へ瞬間移動させる能力もある。
また、普通の人間は変身してもいない園咲琉兵衛の姿を一目見ただけで恐怖に取り憑かれ、無意識に園咲家に関する場所へ出入する事を避けるようになってしまう(実際、翔太郎は終盤まで無意識に
ミュージアムに関して調べる事を拒んでいた。)。
テラー自身は精神攻撃や空間操作能力こそ強大なものの、自身の物理的な戦闘力は高くはない。
欠点を補うように、
ドーパントはテラークラウンを変形させ、遠隔自動操縦型魔竜「テラードラゴン」を出現させる能力を保持している。
ドラゴンは
ドーパントの中でも最強クラスの凄まじい力を有し、空中を自在に飛行し相手を巨大な顎で噛み砕く。
ただし、テラードラゴンを出現させている間はテラードラゴンの維持にテラークラウドを大量に消費するので、テラーフィールドが使えなくなり、自身は両手から放つ衝撃波で戦わなければならない。
園咲琉兵衛はかつて化石発掘などを行っており、過程で地球の接触ポイント「ガイアゲート」を発見。
周辺を買い取って科学施設化、「
ミュージアム」を立ち上げた。
「
財団X」からの資金援助を得る事で、「ガイアメモリ」を制作や販売を行い、風都を実験都市とする事で得られたデータをフィリップの身体を使って若菜に一体化させ、生きたガイアメモリ生産工場とする「ガイアインパクト」を発生させる事を狙う。
フィリップがダブルの変身システムを利用し意識をガイアメモリに接続していた事で、目論見は外れる事になり、かつての約束を思い出し恐怖を振り切った翔太郎とフィリップの変身するダブルと交戦。
サイクロン
ジョーカーを苦しめ、テラードラゴンを出現させ、とどめを刺そうとしたが怪我を押し現れたアクセルガンナーに阻まれる。
テラードラゴンとアクセルが空中で激闘を繰り広げる中、エクストリームメモリが「クレイドールエクストリーム」の内部にあったフィリップの肉体データを奪還した事でダブルはCJXに変身、肉弾戦でCJXに追い込まれ、ダブルエクストリームでドライバーごとメモリブレイクされた。
その後、崩壊を始める園咲邸の中に戻り、若菜が生きている事を知ると自分の人生に後悔はなかったと、満足気にかつて自身が妻とダンスをしていたころを思い出しつつそのまま園咲邸と運命を共にした。
死後は亡くなった家族と共にガイアスペースの中でフィリップと邂逅、若菜が蘇えらせたフィリップを励ましながら消えて行った。
かつては家族思いの優しい父親であったが、泉を発見した事によって、現在のような人物となり果てた。
内心では自分が変わっていったことを恐れていたらしく、過去に旅行した土地に購入した「悪魔の尻尾」と呼ばれる刷毛に家族の名前を刻みこんで大切に保管していた。
他者に恐怖を与える象徴的存在だった琉兵衛だが、誰よりも何よりも、自分に「恐怖」していたのは琉兵衛本人だったのかもしれない。
【テラードラゴン】
単純な戦闘力はあまり高くない「テラー・
ドーパント」が物理的な戦闘力を高めるのに頭部から出現させる青い遠隔自動操縦型魔竜。
「テラー・
ドーパント」の被るテラークラウンそのものがテラーのメモリ、惹きあう琉兵衛の資質によって怪物化した状態。
あばら骨に守られた腹部には恐怖そのもののエネルギーのテラークラウドが充満しており、そのエネルギーによって駆動している。
テラードラゴンを出現させている間はテラーフィールドを用いた瞬間移動や防御が不可能となる。
膨大なエネルギーが詰まっており、アクセルトライアルに匹敵するスピード、巨体から繰り出される驚異的な攻撃力を兼ね備え、空中を自在に飛行する。
また、防御力も高く、アクセルガンナーのガイアキャノン連射を受けても全く効果がないほど。
巨大な顎を武器とし、アクセルトライアルを捕らえて噛み砕き重傷を負わせる。
その後、ダブルとの最終決戦でも出現するが、重傷ながらも駆けつけたアクセルがタービュラーユニットと合体し対処。
アクセルタービュラーとして激しい空中戦を繰り広げ、その末に発動したエンジンのマキシマムドライブで身体に炎を纏ったアクセルタービュラーの特攻攻撃で園咲家の邸に墜落し爆散した。
【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】
ショッカーの同盟怪人として登場。
世界会議では「
ドーパント」(一部の書籍では「財団」、単に「
財団X」を略しただけという可能性も考えられる。)の代表者として出席している。
【MOVIE大戦MEGA MAX】
財団Xのダミー怪人として登場。
フォーゼ、オーズに協力する8人のライダーの1人「仮面ライダーストロンガー」と交戦、最期は仮面ライダーストロンガーの「ストロンガー電キック」を受け爆散した。
【仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂!】
第2章でダブルゴースト眼魂を生み出すのに用意された過去の怪人。
他の怪人と同様に本物の人格が使用されている模様。
スペクターと交戦、テラーフィールドなどで苦しめるが、「街を守る心」が「仮面ライダーダブル」の心と共鳴、
ジョーカーメモリを介し、ダブルゴースト眼魂が誕生。
ダブルゴースト眼魂でゴーストチェンジしたスペクターダブル魂に追い詰められ、「オメガドライブ ダブル」を受け爆散した。
【余談】
モチーフは中国に伝わる伝説の怪物「饕餮(とうてつ)」。
頭部飾りは魔よけとして用いられる「饕餮文」と呼ばれる模様に酷似したものとなっている。
演じる寺田農氏は2024年3月に亡くなり、平成仮面ライダーシリーズでは最初で最後の怪人役での出演となった
最終更新:2018年10月28日 21:36