ジョーカー

「本当に強いのは 人の、想いだ!」

【名前】 ジョーカー
【読み方】 じょーかー
【声】 森本亮治(剣)
累央(ディケイド)
【登場作品】 仮面ライダー剣 など
【分類】 アンデッド/ジョーカー
【モチーフ】 カミキリムシ
【カテゴリー】 JOKER
【ラウズ】 JOKER

【詳細】

『仮面ライダー剣』では所謂「味方怪人」として登場するが、『ディケイド』関連作品だと「悪の怪人」として描かれる。

【仮面ライダー剣】

アンデッドが行うバトルファイトの中で「ジョーカー」と呼ばれるあらゆる生物の祖ではないイレギュラーな存在。

極めて好戦的かつ凶暴な性格で、手にした鎌「マンティス」で切り裂いたアンデッドを封印する力がある。
能力は全てのアンデッドの中でもジョーカーしか持たない特殊なもので、モノリスが出現しない現代のバトルファイトにおいては絶対的な優位性を有する。

また、腰に「ジョーカーラウザー」を保有、カードを通す事でラウズしたカードに封印されるアンデッドに変身し能力を使用する事が可能(作中ではマンティスアンデッド、ヒューマンアンデッド、ドラゴンフライアンデッドウルフアンデッドに変身。)。

一万年前のバトルファイトでは勝ち残る事が出来なかったが、現代に蘇った後にヒューマンアンデッドを封印して、「相川始」を名乗り、マンティスアンデッドを封印したカードを使って仮面ライダーカリスへと変身しアンデッドと戦う。
当初は残虐な性格だったが、復活した当初「ギラファアンデッド」との戦いに巻き込んで、ある登山家を死なせてしまい、遺言にしたがってハカランダを訪れた事で変化が現れはじめる。
ハカランダで居候をする内に、栗原天音、剣崎一真達と交流を持つにいたり、徐々に態度が軟化しはじめる。

コーカサスビートルアンデッド」にカードを奪われ、徐々にジョーカーの力を押えきれなくなり、剣崎一真がキングフォームとなった事に呼応し一時期暴走してしまった。
だが、剣崎一真が決死の覚悟で「パラドキサアンデッド」のカードを入手、カリスラウザーに通す事で最強形態のワイルドカリスとなり、同時にジョーカーとしての本能を最大限抑える術も会得。

やがてギラファアンデッドが封印され、自身がバトルファイトの勝利者となり、全ての生命のリセットが始まってしまう。
自害する事もアンデッド故に叶わず、無限に生み出されるダークローチ(ローチ)に世界が滅ぼされていくのを見て絶望。
剣崎一真との最終決戦に望んでわざと封印されようとしたが、見抜いた剣崎一真に正々堂々と戦うように言われ全力で最終決戦を行う。お互いに必殺技を発動し、大きく吹き飛ばされた先で剣崎一真が自らの意思で新たなジョーカーとなった事を知り、別れ際に投げかけられた言葉の通り、人間との間で生きていく事を誓う。

超全集に収録された短編小説『たそがれ』では老衰した天音と孫の前に姿を見せ、海外で子供達を守っている剣崎一真の様子を口頭で伝えた。

放送当時発売された格闘ゲームでは使用可能キャラの1人として登場。戦闘前後の台詞はカリスやワイルドカリスと同一。

【劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE】

冒頭でブレイドと対決し、ブレイドのライトニングブラストを受け封印された。

4年後、アルビノジョーカーによって引き起こされた激戦の中、アルビローチに狙われた栗原天音を助けるのに、レンゲルにより封印を解かれる。
巨大邪神14を制圧するため自身を犠牲にして消滅した。

【仮面ライダーディケイド】

「ブレイドの世界」において、四条ハジメ(カリス)の変身した怪人として登場。
4枚のカテゴリーエースの力、人間の細胞を使って合成した「JOKER」のカードをカリスラウザーに通す事で変身。

「バトルファイト最強のアンデッド」との触れ込みに違わず、パラドキサアンデッドと共にブレイドを追い詰めるも、ディケイドが合流した事で形勢逆転。
ブレイドがFFRしたブレイドブレードによって発動したディケイドエッジをパラドキサアンデッドと共に受け爆散した。

原典では「自然発生のアンデッド」かつ「カリスの本来の姿」だったが、『ディケイド』では「悪人」が「人造アンデッドで変身した姿」として描かれる(つまり、ブレイドやギャレンと同様、理論上は誰でもジョーカーに変身できるという事になる。)。

劇場版『オールライダー対大ショッカー』でも大ショッカーの怪人として登場。

【スーパーヒーロー大戦】

大ショッカーの大幹部として登場。出自は不明。

最終決戦ではレッドワンと交戦している。

【余談】

作中では何者の祖でもないとされているが、モチーフはカミキリムシ。『剣』当時の玩具展開では商標登録の都合で「ジョーカーアンデッド」という名称表記が使われる。

最終更新:2016年03月15日 15:58