冥王ジルフィーザ

「ゴーレッド、お前は良い肉親を持って幸せだ・・・」

【名前】 冥王ジルフィーザ
【読み方】 めいおうじるふぃーざ
【声】 中村大樹
【登場作品】 救急戦隊ゴーゴーファイブ
【登場話】 第2話「竜巻(たつま)く災魔一族!」~
第22話「冥王、最後の決戦」
第47話「冥王!復活の代償」
第48話「決戦は災魔宮殿」
【所属】 災魔一族
【モチーフ】 シルフィード

【詳細】

災魔一族の長男(実際は次男)。
一族の最高司令官で「冥王」の証を胸に有し、大魔女グランディーヌ降臨に破壊活動を行う。
所有する災魔カードで呼び出されるサイマ獣は天の属性を扱う。

人間に対しては冷酷非情だが、兄弟には深い愛情を向け、特に妹の邪霊姫ディーナスは溺愛していた。
一方で、潜在能力から自らの地位を脅かすのではないかと、童鬼ドロップを手にかけようとした事もある。

度重なる作戦失敗に加えて「冥界魔闘士」の3体が敗れた後、「合成獣 キマイラー」と共に出陣、「キマイラー」が敗北すると最後の手段として巨大化する。
グランドライナーと交戦、圧倒的な力でグランドライナーを倒すも、ライナーボーイとビクトリーロボが合体したマックスビクトリーロボになす術もなく マックスビクトリーロボのマックスノバを受け爆散した。

戦死した後、「冥王の星」は童鬼ドロップに受け継がれ、ドロップは龍皇子サラマンデスへと急成長を遂げる事になる。
だが、サラマンデスは露骨にコボルダ達を見下しており、耐えられなくなったディーナスは獣男爵コボルダの所持していた「カードサイマ獣 ゴダイ」の力を使って冥界にいるジルフィーザの魂を復活させようとしたが失敗。

終盤においてマトイに取り付いた「災魔寄生獣パラサイト」が吸収したマトイの生命エネルギーで復活を遂げるが、復活する前にパラサイトが引き剥がされてしまい、咄嗟にディーナスが自らにパラサイトを寄生させた事で、ディーナスの命と引換えに復活を果たす。

「魔宮サイマパラディコ」での決戦では攻め込んできたゴーゴーファイブと戦うも、グランディーヌに体を操られ、コボルダごとゴーゴーファイブを撃ち、弟を殺してしまう。
その事に激怒して遂にグランディーヌに反旗を翻すものの、意志も虚しく肉体をゴーゴーファイブを焼きつくす炎に変えられ命を落とす。
直前、レッドに「弟妹達を救うにはグランディーヌを倒せ」と教えている。

最終決戦ではサラマンデスの配下の意志を持たない人形として復活させられ、ゴーゴーファイブの呼びかけに自我を取り戻すも、直後にサラマンデスに殺害されてしまう。
更に今度は大魔女グランディーヌの操り人形として「破壊神ジルフィーザⅡ」へと作り替えられてしまい、マックスビクトリーロボ・ブラックバージョンに倒された。

【余談】

妹のディーナスからは「災魔で唯一優しい方」と今際の際に言われ、また、二度目の敗退の際にレッドを認める言葉をかけるなど、悪役ではあるものの根本的には人情味のある人物。
また、巨大化時の声は、通常の巨大化時の声ではなく、エコーだけに加工している。

声を演じる中村大樹氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は初となるが、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の海外リメイク作品『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』で主人公・レッドレンジャー(リュウレンジャー)/ジェイソン・リー・スコットの吹き替えを演じた経歴がある。

最終更新:2016年09月07日 05:34