【あらすじ】
強・竜・者、その名の通り「強き竜の者」。
遥かな太古の恐竜時代の地球に飛来した「暗黒種デーボス」、戦った当時の地球の覇者が恐竜だった。
賢神トリンに選ばれた10体の恐竜達は機械の身体を与えられ、魂を重ねた「獣電竜」となる。
「
暗黒種デーボス」を彼らが撃退、魂を氷漬けにされて海底に沈んだ。
それから現代、「暗黒種デーボス」を復活するのに、「百面神官カオス」を始めとする配下達が動き出す。
彼らは吸収した人間の魂を「暗黒種デーボス」に捧げ、空は再び暗雲に覆われ、氷河期が訪れて、文明が死滅する時が来た。
野望の粉砕に、トリンは共に魂を合わせてくれる現代の覇者「人間」の戦士を捜していた。
彼らが強き竜の者「キョウリュウジャー」となれる。
トリンに選ばれた勇敢な人間は獣電竜に立ち向かい、「獣電竜」との戦いに打ち勝ち、獣電竜に認められた時に「キョウリュウジャー」となる力を得る。
トリンの指揮の下、「キョウリュウジャー」は立ち上がり、彼らの壮大でブレイブな戦いが始まる!
スーパー戦隊シリーズ第37作目。
同作のテーマは「恐竜」。
『恐竜戦隊ジュウレンジャー』、『爆竜戦隊アバレンジャー』と並び、子供に人気の高い恐竜をメインモチーフに据え、前作『ゴーバスターズ』が様々な実験的試みを組み込んだ作品であったのに対し、本作は怪人の巨大化要素の復活や、王道的なストーリー展開など従来の「スーパー戦隊シリーズ」に回帰した。
脚本を担当した三条陸氏は全話執筆という偉業を成し遂げた。更にサブタイトルに漢字を使っていない(こちらはドンブラザーズで再び漢字皆無サブタイが実現する。)。
本作では「戦隊」を強調、桐生ダイゴが度々口にし、他の「スーパー戦隊」とも絆を結んだ証として口にされるなど、これまで以上に重要な要素として描かれた。
また、10年毎に作成される「恐竜」を扱う戦隊の中でレッドの相棒がティラノサウルスというのは共通しているが、それぞれの作品にて解釈が異なっており、『キョウリュウジャー』に登場するティラノサウルスモチーフの「ガブティラ」は背中に羽毛が生えたデザインを採用。
戦隊作品としては28年ぶりに「イエロー」に該当する戦士が10人も存在するキョウリュウジャーの中で存在しない。
キョウリュウジャーが「獣電竜」に打ち勝つ必要が有る事、イエローが女性の作品が続き、黄色=女っぽいを連想させないようにと語られている。
変身にはサンバ音楽が使用され、中盤以後から音楽という要素が作品の中で重要なファクターを占めるようになっていった。
EDではパパイヤ鈴木氏が振り付けをしたダンスを踊っており、視聴者投稿以外に業界人(歴代の特撮作品の出演者など。)からもダンスが投稿。
海外リメイク版では『パワーレンジャー・ダイノチャージ』、『パワーレンジャー・スーパーダイノチャージ』の2作品に分けられて放送。
最終更新:2021年03月19日 17:08