ダミー・ドーパント

「私はあらゆる才能の持ち主になれる!」

【名前】 ダミー・ドーパント
【読み方】 だみー・どーぱんと
【声/俳優】 手塚とおる
【登場作品】 仮面ライダー×仮面ライダー
W&ディケイド MOVIE大戦2010
【分類】 ドーパント
【メモリ】 ダミーメモリ
【綴り】 DUMMY
【頭文字デザイン】 鎌とその後ろから重なるダミーの鎌(D)
【モチーフ】 マネキン
【生体コネクタ位置】 左腕

【詳細】

デス・ドーパントを名乗り、風都で連続し発生した「死人還り」という現象を引き起こしていた黒幕。

人間の深層心理を覗き、人やモノなどの記憶を自らの身体にコピーして様々なものに擬態する事が可能。
能力はもっぱら著名人などを浚って眠らせ、自ら人物になり済ます事で利益を享受するという方法で用いられていた。

正体は「ダミー(偽装)」のガイアメモリで、「闇と静寂の会」の会長・ロベルト志島が変身したドーパント。
自身は死人還りに否定的な意見を述べつつも、裏では親しい知人の死を利用して様々な著名人を誘拐してはなり済ましていた。

ダミーメモリは園咲琉兵衛(テラー・ドーパント)が市場に流したらしく、ドーパントが引き起こす騒動を自慢しているシーンがあった。
ドーパント自体の身体能力は変身できない鳴海亜樹子以下と極めて貧弱だが、脅威なのは人の記憶を読み取り、強く思い描く人物に完璧に擬態できる事。

ダブルとの戦闘では仮面ライダースカルに変身し一度は苦戦させるが、過去を振り切り、戦う決意をしたダブルヒートジョーカーに殴り飛ばされた際に変身が解け、疑問に思ったダブルが変身したヒートトリガーの弾丸を受けた事で擬態が解除され真の姿が露呈。
メモリの効力に目を付けた園咲家の者達に庇われるが、タイヤに擬態した上で逃走、MOVIE大戦の世界に迷い込む。

マンモスメカを操り、我が物顔でライダー達を攻撃する。その後、劣勢に追いやられたネオ生命体の道具として体を吸収され、アルティメットDに変貌。
ダブルとディケイド双方を苦しめるがトリプルエクストリームを受け倒された。唯一、メモリブレイクされずに倒されたドーパントで、NEVERを除けば、ダブルの攻撃が原因で亡くなった唯一のドーパント(ただし、アルティメットDに変貌した時点でドーパント本来の人格は消滅している。)。

劇場版内では睦月恵里香、鳴海荘吉(変身する仮面ライダースカル含む)、デス・ドーパント、タイヤに変身。
人物に擬態した場合、データソースとなる人物の記憶を読み取ることで擬態対象の過去の出来事の記憶を得たり、対象の持つ武器や持ち物、能力などを再現できるが、読み取る対象となった者が知らなかった事は再現できない模様。
例として翔太郎の記憶を読み取って再現した鳴海荘吉は実の娘・鳴海亜樹子の言葉に一切反応しなかった。
翔太郎の記憶に荘吉が娘と接した際の態度や反応についての情報を一切持っておらず、記憶を読み取ったダミー自身も娘の言葉に反応出来なかったのだと考えられる。

また、自分自身のイメージした姿や視界にある物にも擬態は行えるようだが、その場合外見だけで、身体能力や固有の性質は再現されないものと思われる(ただしタイヤに化けた際に自分の意思で動けていたり、擬態対象が無機物の場合でも自立行動は可能な模様)。
もっともデス・ドーパントは空中を浮遊したり姿を消す能力を有し、自分のイメージしたオリジナルキャラクターならある程度の設定は再現できるらしい(姿を消す能力に関しては単に別の物体に化けて、隠れながら移動していたとも考えられる。)。

ネットムービーでは「どうしても仮面ライダーに勝てない」として「井坂真紅郎」に相談している。その際、井坂真紅郎からも「ほとんど無敵の能力」と高い評価を受けるが、検証の結果により「頭の悪さ」が原因だと看破される。その際は「ウェザー・ドーパント」に変身している。

【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】

ショッカーの同盟怪人として登場。

【余談】

本編の第12、13話で園咲若菜が自身のラジオ番組内にて「死者が蘇って近親者の前に現れる」という都市伝説や「謎の骸骨怪人」の目撃情報に関する投稿葉書を読み上げている。
前者はドーパントが起こした「死人還り」だった事は間違い無いと思われ、後者も同時期に目撃されている事からドーパントが化けた「仮面ライダースカル」だと考えられる。

スーツは『KAMENRIDER DRAGONKNIGHT』撮影時に複数新規製作されたゲルニュートの一つを改造したもの。

最終更新:2015年10月22日 15:24