ヒトミダマ

「やあやあシンケンジャー、よくぞ来た!我こそは三途の川随一の実力者・ヒトミダマだぁ!」

【名前】 ヒトミダマ
【読み方】 ひとみだま
【声】 石野竜三
【登場作品】 侍戦隊シンケンジャー
【登場話】 第九幕「虎反抗期(とらのはんこうき)」
【所属】 外道衆
【分類】 アヤカシ
【得意武具】 大貝形手盾(おおかいのなりてたて)
【伝承のルーツ】 一つ目小僧
【モチーフ】 能面、牡蠣、赤真珠
【他のモチーフ】
【名前の由来】 +目

【詳細】

無表情の能面のような、牡蠣と赤真珠のような姿を持つアヤカシ。

顔面から紫の光を放ち、浴びた者を自身の意のままに操る自慢の術がある。
性格は目立ちたがり屋で派手を好み大袈裟な口上を述べ、術で操った者を味方と同士討ちさせて楽しみ、光の攻撃と固い防御を兼ね備えた巨大な貝型の盾「大貝形手盾」を使い、自身は絶対に安全な状態で様子を茶化しながら見物。

先代シンケンジャーによって「血祭ドウコク」が封印された際、地割れに巻き込まれていた虎折神を発見、自慢の術で下僕(げぼく)にする。
駆け付けたシンケンジャーに上記の台詞で自己紹介すると虎折神を出現させ、ブルーも自慢の術で操り、虎折神と共に他の4人を襲わせるも逃げられてしまい、自身も水切れで撤退。

再出現した際はブルーをレッドと戦わせるが、レッドは「反」のモヂカラが込められたディスクを発動させ、ブルーの精神操作が解除されてしまう。
呼び出した虎折神にシンケンジャーを襲わせるが、レッドが獅子折神に食い止められている間にブルー達4人の「シンケンマル四連斬り」により倒される(虎折神もレッドの「反」のモヂカラによって術が解ける。)。

その直後、二の目となる。
虎折神を盾からの光弾で迎え撃つが、今度は自身が地割れに巻き込まれてしまい、シンケンオーは虎折神を侍武装した事でトラシンケンオーとなり、最期は「虎ドリル突撃」で盾ごと貫かれ爆散した(その際に「無念、無念!」と発言。)。

現代の伝承で『一つ目小僧』という妖怪がいるとされている。
『一つ目小僧』はその名の通りに目が1つしかない怪奇な顔を持つ化け物らしく、ヒトミダマの頭部が大きな1つの目に見えたのが『一つ目小僧』伝承のルーツになったと思われる。

【余談】
デザイナーの篠原保氏によれば、「1つ目にしてもつまらなく、『大きい目玉に手足』というのも危険な感じがしたため、『大事な目玉を殻で守っている』というイメージから牡蠣の身を白目に見立て、中央には黒真珠風の坊主頭を配置した」らしい(DVDの映像特典の「外道衆絵巻」より)。
声を演じる石野竜三氏は何度か、スーパー戦隊の怪人の声を演じている。

最終更新:2017年07月27日 18:02