外道衆

【名前】 外道衆
【読み方】 げどうしゅう
【登場作品】 侍戦隊シンケンジャー

【詳細】

『シンケンジャー』と戦う敵組織。
三途の川で生まれ、三途の川の中に棲む化物達の集団。

大将「血祭ドウコク」、主力「アヤカシ」、雑兵「ナナシ連中」、上級兵「ノサカマタ」が存在。

六門船」と呼ばれる和船を拠点とするが、大将と幹部以外は普段は三途の川の底で過ごしている。
人間界にある隙間を通る事で次元間を移動しこの世へ現れるが、三途の川から長く離れすぎると川の水が抜けて体が干上がってしまう「水切れ」を起こし、人間界では長時間活動出来ない。
三途の川の水嵩によりコンディションが変わるようで、重大な水切れで沈んでいたドウコクが大幅な増水で即座に復活した事もあった。

途の川は人の苦しみや不幸に応じて水嵩を増すと、人々を襲い苦しめる事で三途の川を氾濫させ、この世に進出して人間界の蹂躙や支配を目的としている。
単純に破壊活動を行って大多数の人々を苦しめる事もあれば、量より質という事で一人の人間の心を弄んで苦しめる事もあるなど正に外道の者達。

姿形はまさに異形。基本モチーフは全く関係のない2つのものを混ぜ合わせた姿で、公式サイトでは「○○のような、△△のようなアヤカシである」と書かれている。
元々人間の「はぐれ外道」を除き、全てのアヤカシは命を2つ持っているのが特徴。
それぞれのアヤカシは寿命が長く、戦国時代辺りから生き続けている。
存在は伝承によって文献として残されており、特徴から文献を探りシンケンジャーが対抗するという場面も多い。

一度、「二の目」となると巨大化してしまうが、再び一の目に戻れるのかはわかっていない。「フタガワラ」のように二の目となった状態の情報が知られていたりする者がいる。
最終幕でドウコクが倒され、現世に侵攻していた六門船は乗っていた「骨のシタリ」ごと三途の川に沈んでいった。

その後、『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』で「血祭のブレドラン」の手によって再び現世に侵攻。
「ブレドラン」も「マダコダマ」もシンケンジャーとゴセイジャーに倒され、ブレドランの目論み知り別行動をとっていた「シタリ」もゴーカイジャーに倒された事で、外道衆としての組織は壊滅。

アヤカシやナナシ連中はそれぞれ好き勝手に三途の川やその川原に棲息しており、恐らく未だ多数存在している。
幹部連中が全滅した事から大規模な侵攻はないと思われるが、ドウコクが復活する以前にもナナシ連中は時折出現していたようで、今もまだどこかでシンケンジャーは戦っているのかもしれない。

『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンンジャー』で「蛮機族ガイアーク」の「害地大臣ヨゴシュタイン」、「害気大臣キタネイダス」、「害水大臣ケガレシア」が三途の川にいる事が確認されたが、彼らにとって川の底の環境は最高のものらしく、「害統領バッチード」に復活させられた際もむしろ迷惑がっていた。

親戚に「外道衆の中の外道衆」と呼ばれる「クサレ外道衆」が存在。
人間が外道に堕ちる事で変化するはぐれ外道は外道衆に含まれる。

生きた人間は三途の川に行く事は出来ないが、前述した「蛮機族ガイアーク」は人間とは異なった存在で生きていても自由に出入り出来る。
また、「"ブレドラン"」も三途の川を出入りしていたが、普通の護星天使達も同じ事が出来るのかは不明。

【はぐれ外道】

人間が大量殺人などの極めて大きく人間の道から外れて変化したアヤカシ。

「外道に堕ちる」と言われ、半分人間で、水切れを起こさない。
「外道衆」を滅ぼすの使われる「封印の文字」は通用せず、「血祭ドウコク」配下のアヤカシを「縛る」力も効果が薄い。「二の目」は使用できない。

人間やアヤカシ両方の姿を持つ者もいて、自在に姿を変えられる。
元人間という事もあり、他のアヤカシからは蔑視されているが、能力などは劣る事はない。

劇中で「薄皮太夫」と「腑破十臓」が登場、数百年以上生き続けている極めて稀な例だが、かなりの実力がある。外道に堕ちても強い執着を失わず、乾き続けている事が原因となっており、それを失う事により身体は滅びる。

普通の人間は三途の川に入れず、第二十幕で「ウタカサネ」に奪われた「ことは」の魂を救うのに丈瑠達4人は自ら外道になろうとを覚悟した事がある。

最終更新:2017年01月31日 18:51