第10試合:10倍スケール3LDK庭付き2階建て 投票結果
このページではダンゲロスSSドリームマッチSet2第10試合:10倍スケール3LDK庭付き2階建ての試合結果を公開します。
投票結果
第10試合:10倍スケール3LDK庭付き2階建て 勝者―― 松羽田かの子 !!
感想
その1(松羽田かの子)
- キャラクター同士の掛け合いやトンデモ歴史など読んでいてとても楽しかったです。
しかしオチに使うとはいえ、性別等のキャライメージに関わる設定は早めに出してもらえると読者としては嬉しいと思いました。
- 最高に面白い。文句なく満点。強いて言えば、話としての纏まりを考えるなら会話パートが長すぎるのではないかと思わなくもないが、会話パートが物凄く面白いので仕方がない。
登場人物全てが微笑ましく、愛らしい。全員幸せになってほしいと心から思える。
- 戦闘に入った時に何故、はかいしんを殴っても松羽田かの子は破壊されないのかと考えていたが、なるほどゆうしゃの血統が入っていたのか。さらにゆうしゃが女性である設定を利用して母上にしたのはベターだけど上手い使い方だと思いました。
全体のお話しの流れもテンポよく、非常に読みやすい。
ギャグから戦闘描写まで総じてレベルが高かった作品という印象。
これは面白い!!
- 歴史小説メソッドうまく使ってくるのずるい。
- 楽しさと技巧に唸らされたSS。ともすれば初里流に説得力を感じてしまいそうな虚実織り交ぜた設定をはじめ、高い完成度を感じました。
- 文章力が非常に高いと思われます!とても読みやすかったです!
言い回しにセンスがあり凄い!”素破鷹”とかよく思いつくなー
脱いだものをまた着て、ヘヴィメモリーズを増幅していくのが上手いなーと思いました
- キャラクターがとてもかわいい感じで良かった
- 素破鷹(すっぱだか)には声を上げて笑いました。く……くだらなすぎるwこれがやりたかったのか!
脇道を多く差し挟んでいる割にそれを感じさせず短くきっちりまとまっていると感じるのは、コメディタッチな書き方が実にこなれているからですね。しかし松羽田流強すぎる……!
魔王が実は女の子ってのはプロローグを読んだときに、自分ももしかしてと感じたんですが、上手くオチに使っているのは凄く関心しました。中々勇気がいる行為ですが、作者の面白さに対する自信が窺えます。
とにかくかの子ちゃんが表で終わらず、裏で本戦SSが読めて良かったと感じる出来でした!感謝!
- 相手のキャラであるはかいしんと自キャラのかの子ちゃんどちらもキャラをうまく生かし設定を絡ませるのは見事、戦闘描写も好みです。
- 第6試合以上に戦力差が甚だし過ぎる対戦で、勝負を成立させるために双方異なるアプローチをしてきたのことと、どちらもはかいしんさま中心のSSという相似が印象的。実は勇者の娘でしたーは相当反則っぽいですが、とても好感度の高いはかいしんさまの一人称なためか鼻につかずに読み進められました。爽やかに失恋したって言うの、何千年も生きてるのに青春ものみたいな爽やかな〆でしたね。よかったです。
- これが――これが、女子高生の脱衣の力だ!
お前さんたちはかいしんがバカにする、女子高生の脱衣の力だ!
はかいしんのちからなんてご大層なモノに比べれば、そりゃちっぽけかも知れないけどな?
でも、だからこそ、こんな一発逆転の切り札になるのさ!
その2(はかいしん)
- ストーリー構成が素晴らしい。最初の方はすこし冗長に感じましたが、話が進むにつれてそれもなくなり最後のほうは夢中で読んでいました。
しかしタイトルで文字数の事について触れていたため、余計に文字数を意識してしまいSSを純粋に楽しめなかった気がするので、その点はとても残念です。
- こちらもすさまじく面白い。正直、はかいしんパートが素晴らしすぎて、松羽田かの子パートが薄く見えてしまうのが欠点と言えば欠点だが、それでも文句なく満点に値する素晴らしいSSだった。
- 長さを感じさせない良作でした。
- 松羽田かの子サイドがかなり細かく描写されており、当初の降参しておしまいという流れから最終的に戦闘に至るまでの、かの子の心理的変化がよく表されていた。
戦闘描写も良かった。特に「認識」に焦点を当て、かの子がはかいしんに対抗しうる存在であるということをアピールしているのは非常に評価できる。
後半のゆうしゃとの対峙、そして時を経て再び巡り合うという終わり方は個人的にとても良かった。二万字を越すということだが、それに見合う力作だと思う!
とても良かったので、題の~このSSは(以下略)の部分は必要なかったかな。
- 極めて面白かった。ただ、相手のSSと比べると、(かの子の掘り下げもあったとは言え)はかいしんとゆうしゃの物語に終始してしまっているような印象がある。全体的に丁寧な分、そこだけが惜しい。
- 2万字のSSを経て高まりに高まったはかいしんの”格”が、夢の戦いを破壊する!
とにかく、はかいしんの格が高い!当人の意思に依らず、いずれ世界を崩壊させる運命を背負っているというのがなかなかに悲壮感出てて良いです。最初は自殺を試みたとうのもおいしい。
「種族:神」について松羽田のお父さんが説明したところは唸らされました。こいつらの認識が世界を形作っている!ヤバい!
でももう少し字数を削れたんじゃないかと思うので、相手に0Pは入れませんでした。
- とても丁寧で、とても全力で、とても面白いSSでした。
まさかはかいしんというキャラクター名から、こんな感動SSが出てくるとは……。
どこかにネタというか、遊びが入るのかなあと思いきや、真摯にゆうしゃとはかいしんというものに向き合ったSSだったです。(「地の文が言うのだから、間違いありません。」とか笑いの要素はありましたけど)
このSSについては一々良かったところを上げるのも陳腐な気がします。作者のやりたかったことは全て作品の中にある。
一点惜しいのは松羽田かの子が夢の戦いの後にどうなったのかが書いていないところでしょうか。あれだけ丁寧に戦うまでの動機を描いたのだからそこも見たかった、と思う。下手に書くと蛇足になる可能性もあったのかもしれませんが。
でも満点です。素晴らしいSSをありがとうございました!大感謝!
- こちらも書き手のキャラであるはかいしんと勇者の切ない物語は勿論、かの子ちゃん達の生き生きとしたやりとりは相手のキャラを完全に生かし、そしてそのキャラを絡ませるのが素晴らしかったです。語り部口調の地の文も雰囲気がとても素晴らしくてよかったです。
あと酷いSSタイトルも面白くて好きです。俺はその1の方にも票入れたけどな!
- プロローグから思ってましたが、地の文がクッソかわいい。「地の文が言うのだから間違いありません」とか「本当ですよ?」とかあざとすぎ。はかいしんの攻撃に耐えられ道着はさすがに説得力ないとか、ハッタリ一つで騙されるはかいしんさまの認識チョロすぎではとか引っかかる点はあるのですが、ドラマの良さに押し切られました。この二人、どれだけ転生しても最後は勇者が殺すのを永遠に繰り返すしかなくて、救いがないとも取れる関係なんですが、一点の曇もなく幸せそうなんですよね。泣いてしまう。二万字もあったしその1も0点とか到底付けられないけどそれはそれとして素晴らしい作品だと思います。
- SSなんて脆いもんだ。
ちょっと5000字超過しただけで、死んじまう――
でも、だからこそSSは素晴らしいんだ。短い生を、精一杯生きる。
神様気取りのお前にはわからねえだろ!
SSを――舐めるな!
- 時間がありませんが、全力でタイトルに乗っからせていただきます。この際、打算とかは捨てます。あなたに勝ってほしい、その一念でもって票を投じさせていただきます。
何もかもまっすぐで、理屈でさえも屈さずに、そえでいてまっすぐに聞こえるのが素晴らしい。魔術、についての考察と世界理論構築が光りますね。
はかいしん様とゆうしゃの間に末永いハッピーエンドを約束し、すべての夢の戦いの終わりに相応しい権能を発揮されたことに対してご祝儀代わりと思っていただきたい。
本当にありがとうございました。参加者の一人としてまずお礼を言いたい。
最終更新:2016年05月11日 23:02