ケイ

【クラス】キャスター

【真名】サー・ケイ

【マスター】衛宮士郎

【出典】イギリス(アーサー王物語、マビノギオン)

【性別】女

【身長】160cm

【体重】55kg

【スリーサイズ】B80/W60/H85

【ステータス】筋力B 耐久A+ 敏捷D 魔力A 幸運D 宝具A+

【属性】 混沌・善

【クラススキル】

陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
"工房"に匹敵する領域を作成、維持することができる。

道具作成:-
魔力を帯びた器具を作成できる。
後述のある宝具を得た代償に失われている。

【保有スキル】

頑健:EX
サーヴァントとして見ても常識はずれの特別な頑強さ。
耐久のパラメータをランクアップさせ、攻撃を受けた際の被ダメージを減少させる。
複合スキルであり、対毒スキルの能力も含まれている。
またサー・ケイは「対人間種」の効果を持つ宝具、スキルの対象とならない。

魔術:B
このランクは、基礎的な魔術を一通り修得し、応用できていることを表す。
花の魔術師マーリンより手解きを受けたサー・ケイは、現代の優秀な魔術師以上の能力を発揮する。

魔力放出(風炎):B
自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。
いわば魔力によるジェット噴射。下記の宝具に由来し、炎と風とを攻防に活用する。
強力な加護のない通常の武器では一撃の下に破壊されるだろう。

騎士王への諫言:A
いかなる人物相手でも、その行いを揶揄し、批判する事のできる能力。
相手の行動や態度に何らかの誤りや齟齬、矛盾があれば、それを指摘できる。
またBランクまでのカリスマを無効化し、Aランク以上であれば効果を減退させる。

執事:A
家事全般から内務全般に関する技量。
この領域ならば一国一城を預けても完璧に維持運用できる。
アグラヴェインが内政を担当し、サー・ケイが財政を担当することでキャメロットは運営された。

【宝具】

『かつて在りし最古の一騎(ナイツ・オブ・オールドワン)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:50~99 最大捕捉:100人
花の魔術師マーリンによって与えられた、聖剣の担い手を補佐するための肉体。
サー・ケイの攻撃は神秘の劣る防御を無効化し、サー・ケイに負わされた傷は決して癒えない。
酸素を必要とせず、睡眠を必要とせず、聖杯戦争においては現界に魔力を必要としない。
また魔力の続く限り両掌より炎を放射する事ができ、この炎はサー・ケイが存在する限り決して消えない。

すなわちサー・ケイはその全身そのものが擬似聖剣として改造された、人型の宝具である。
そのため通常のサーヴァントより遥かに頑強であるが、器物を対象とした攻撃には弱く、負傷した場合は治療=修理も困難。
また現界維持にこそ魔力を消費しないが、戦闘や魔力放出にはマスターへ相応の消耗を強いる。

「聖剣ぶっぱすれば勝てると思ってる奴らが馬鹿なんだよホント。聖剣無くしたらどうすんのさ。絶対あの妹無くすよ鞘とか」との事。

『真・風王結界(インビジブル・エア・オルタナティブ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1個
手に持ったものを覆い隠して見えなくしてしまう風の鞘。
正確には魔術の一種で、幾重にも重なる空気の層が屈折率を変えることで覆った物を透明化させるもの。
敵は間合いを把握できないため、白兵戦では非常に有効。
ただし、あくまで視覚に訴える効果であるため、幻覚耐性や「心眼(偽)」などのスキルを持つ相手には効果が薄い。
他にも破壊力を伴った暴風として撃ち出す、乗騎や自身に纏うことで加速や防御に使うなど汎用性は高い。
ケイはこの術を花の魔術師マーリンから習い、義妹のさる宝剣を隠す鞘として伝授した。

「さもなきゃお前は見せびらかして振り回して喧嘩売ってまたへし折るだろ」との事。

『風炎鉄槌(ウルナッハ)』
上記二種の宝具を担い手としてサー・ケイが振るう絶技。
通常の宝具を持たないケイにとっての、宝具の真名開帳に相当する。
風王結界を対象へ投射、結界へ封じ込め、全身から炎を噴射して跳躍、渾身の一蹴りで「聖剣」を叩きつける。
かの聖剣やその姉妹剣には劣るものの、キャメロットに最古からあった一振りとして十全な威力を誇る。
巨人の首すら斬り落とすと彼女が豪語するのは、決して誇張ではない。

「ピクトの蛮人を叩いて砕くってね。なんだよあいつらホントに人間なの?」との事。

【Weapon】

『無銘・武具一式』
特に何の変哲もないただの騎士甲冑と装備一揃い。
……と言っても剣と盾はほぼ使わないが。
ある程度の知識がある者なら円卓騎士、そしてサー・ケイの武具だとわかる。

【サーヴァントとしての願い】

選定の剣を自分が引き抜いた事にする。


【解説】

エクター卿の嫡子であり、アーサー王の乳姉妹、義姉妹にあたる騎士。
馬上槍試合で剣を忘れてしまった彼女が、従者を務める妹に剣を取りに行かせ、
その妹が選定の剣を抜いて彼女の下に届けた事で、アーサー王の物語は幕を開ける。

以後はアーサー王第一の騎士として仕え、キャメロットの司厨長として宮廷内の全てを取り仕切り、
次々に現れる有象無象の円卓騎士達に片っ端から罵声を浴びせては喧嘩を売り買いし、
妹の行動を辛辣に批判し、戦場においては最期まで戦い、カムランの丘で果てた。

才知を駆使して一人で巨人を打ち倒し、財務をほぼ全て担当するなど武勇智謀がないわけではない。
だが伝説を紐解けば真っ先に相手へ突っかかっていては痛い目を見たり、
ランスロット卿の鎧を借りて「これで相手が怖がって近づかない」と悦に浸ったり、
宮廷に来たばかりのガレス卿に「手が白いから白い手(ボーマン)な」と渾名をつけたり、
そもそも選定の剣を「抜いたのは私だ!」とすぐ見破られる嘘を吐くなど道化じみた行動が多い。

だが極めて短慮に見えるのはともすれば暴走しがちな騎士たちに我が身を振り返らせるため、
毒舌なのは全て相手の欠点を突いて自分を省みさせるためで、文字通りの道化役を担っていた様子。
料理に掃除、なかでも洗濯が最も得意というあたり、かなり世話焼きの人物だったのではないかと思われる。

彼女は最初から最後まで、文句を言いながらも見捨てることなく妹の尻拭いをし続けた。
その妹が選定のやり直しを願うのであれば、代わってそれを担うのは――……。

【特徴】

緩やかに波打った美しい黒髪を、斜め後ろで括ってサイドテールにした女性。
平時は「仕事でもないのに執事服着るわけないだろ」と現代の衣装を着用。
戦闘時はきちんと鎧兜を装備した女騎士姿で、愚痴を吐きつつ戦いに挑む。
義妹よりは背が高く、義妹よりはスタイルが良く、義妹よりはキビキビと動きまわる。
何か不始末を見つけるとグチャグチャさんざん文句つけて貶しながらも面倒を見てくれるタイプ。
毒舌世話焼き系家事万能お姉さん。

【戦闘スタイル】
全身から風と炎を噴射しての徒手空拳。
跳躍してのチョップ、パンチ、キック、投げと何でもござれ。
円卓の中では弱い方と言われるが、それは比較対象が悪いためだろう。

生前は頑丈なのを利用してまず一当てし、敵の能力を探るなどの威力偵察も行っていた。
とはいえ今回はマスターがほぼ素人のため、士郎の生存を優先した立ち回りを重視する。

また水中戦において円卓最強と言われる通り、水辺での戦いではガウェインやランスロット以上。
泳ぐのも好き。

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最終更新:2017年11月07日 17:47