ウィラーフ

【クラス】シールダー
【真名】ウィラーフ
【出典】叙事詩『ベオウルフ』
【性別】女性
【身長・体重】158cm・46kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:C 耐久:A 敏捷:C 魔力:D 幸運:B 宝具:A+

【クラス別スキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではウィラーフに傷をつけられない。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

自陣防御:C
 味方、ないし味方の陣営を守護する際に発揮される力。
 防御限界値以上のダメージ削減を発揮するが、
 自分はその対象には含まれない。
 また、ランクが高ければ高いほど守護範囲は広がっていく。

【固有スキル】
竜の因子:A+
 竜の息吹(毒炎)、対毒、対火の複合スキル。
 ウィラーフはこれらのスキルをA相当で保有している。
 両腕を焼け爛れさせた竜の炎、胎内で未だ燻り続ける残り火。
 息吹といってもブレス攻撃は不可能であり、両腕に毒炎を付与する。

戦闘続行:A
 往生際が悪い。
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。
「生き残りし者」という名前の意味そのもの。

直感:C
 窮地に陥った時、その場に残された活路を"感じ取る"能力。
 修練や経験に因らない、説明不可能な一瞬の"ひらめき"。
 逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移すチャンスを手繰り寄せられる。

【宝具】
『継承闘争(ロード・ベオウルフ)』
 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 ベオウルフから受け継いだ「決して壊れない」鋼鉄の盾。
 真名開帳によりベオウルフの力を引き出し、勇気の続く限り、全ての能力を十倍に強化する。
 勝利を約束するわけでも、因果の逆転を起こすわけでも、不死身になるわけでもない。
 恐怖に震えながらも勇気を振り絞って戦いに挑まなければ、何の意味も無い宝具。
「真名、開帳──この身、この命、この物の具こそは、陛下と私を守るべきもの……」
「どうぞ立派に成し遂げさせてください、どうか力の限り命をお守りください――継承闘争(ロード・ベオウルフ)!!」

【weapon】
『鮮黄絶剣(エーアンムンド)』
 巨人が鍛えた黄金造りの古剣。傷を負わせた相手を絶息させる魔剣。
 対象が何者であれ、酸素や魔力など存在維持に必要な外的要素全てを一時的に遮断する。
 本来ウィラーフの宝具となる武器だが、今は封印されている。

【解説】
 叙事詩『ベオウルフ』の主人公ベオウルフの忠臣。「生き残りし者」。
 火竜退治に赴いたベオウルフに、ただ一人最後まで付き従ったイェーアト国の若き騎士。
 他の騎士たちが竜に恐れ慄き王を見捨てて逃げる中、初陣だったウィラーフだけが踏み止まった。
 ウィラーフはベオウルフの盾に庇われながらも竜の喉笛を切り裂き、逆転の機会を掴み取る。
 しかし竜を討ったベオウルフは既に致命傷を負っており、ウィラーフはその死を看取る事になる。
 戻ってきた家臣たちを罵ったウィラーフは、王の遺言通り財宝を民のために使い、王を岬に葬った。
 だが偉大な王を喪った以上、近い日にイェーアトが戦火に襲われ滅亡することを予感させて叙事詩は幕を閉じる。

 ウィラーフはベオウルフの一族最後の者であった。
 故にウィラーフは何としてでも戦士とならねばならなかった。
 ――たとえ北欧の戦士たちから戦いに不向きと蔑まれる、女の身であっても。
 だが彼女は自身の性別を恥じることはない。ましてや男であったらなどは夢にも思わない。
 自分一人だけで、どうして王の最後の戦いを覆せるというのか。それは傲慢にもほどがある。

 戦いを恐れ、敵に慄きながら、勇気を振り絞って、誰かのため懸命に盾を掲げて前へ飛び出る。
 あの日あの時王に付き従った十人の家臣の中でただ一人、一番臆病な彼女だけが戦士だった。
 彼女自身は知らないが――ウィラーフとはそういう英霊なのだ。

【特徴】
 一言で表現するなら黒髪、黄金瞳、絶壁のマシュ・キリエライト。一人称は「私」。
 銀に赤のラインが入った甲冑、中央に焼け焦げのある巨大な鋼鉄の盾を装備している。
 戦闘では盾による殴打、毒炎を纏った拳による殴打を駆使して白兵戦を行う。
 マシュにとっての"先輩"が、彼女にとっての"あの人"。それが恋心だったのかどうかは定かではない。
 うっすら筋肉が透けて見えるスレンダーな体型。マシュマロではなくウェハース。

【聖杯にかける願い】
 特に無し。
 英霊として、ベオウルフ王のように在りたい。

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最終更新:2017年11月07日 22:23