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839 ~これからどうすんの?~

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匿名ユーザー

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839 恋人は名無しさん sage New! 2005/08/13(土) 20:36:30
盆休みが暇なんで投下する。


学生の時、三つ上でちょっと変わった女の先輩がいた(以下、Yさんと称する)。
綺麗で面倒見が良いけど、凄い気性が荒くてサークルのみんなにも恐れられてる人だった。


事件が起こったのはYさんが卒業する数ヶ月前の事。
その頃、放置プレーが行き過ぎて長く付き合ってた彼女に振られたオレはどん底だった。
その日もいつもの店で夕方から飲んだくれていたら、Yさんともう一人の女の先輩(以下、Nさん)がやって来た。


オレ「あ、こんちは」
Yさん「あー、何一人で飲んでんの?」
オレ「いや、別に良いじゃないっスか・・・」
Yさん「何、不貞腐れてんの?あ、彼女に振られたんだっけ??」


・・・何でこういうコト普通に言うかね、この人は・・・怒りがこみ上げて来る


↓続く


840 恋人は名無しさん sage New! 2005/08/13(土) 21:06:57
上の続き


オレの顔色が変わったのを見て取ってN先輩がすかさずフォローに入るが、
Yさんは全く話を聞かず、オレの隣に座った。


Yさん「あ、怒ってんの?一緒に飲んであげるからさーw」


頼んでねえよ・・・と思ったけどムキになって追い払うのもアホらしくなり、三人で飲む事に。
愚痴を垂れ流す事だけは避けたかったので、無理やりにテンションを上げて飲みまくった。


オレとYさんの異様なペースの飲みっぷりに呆れたNさんは途中で帰り、店にはオレ達二人っきり。


オレ「あれ、終電そろそろじゃないっスか?」
Yさん「えー、もうちょっと良いじゃん。そうだ、○○の部屋いこうよ!」


何だか良く分からないまま「いいっすよ」と返事をし、オレの狭いアパートへ。


で、オレの部屋でレコードを聞きながらしばらくまったり飲んでると、
Yさんが何の前置きも無しに言った。


「ねえ、これからどうすんの?」


今までとは明らかに声の感じが違ってた。


841 恋人は名無しさん sage New! 2005/08/13(土) 21:31:17
↑の続き


・・・急速に良いが醒めてきた。答えようが無く、アホのように黙ってしまった。
Yさんは極自然に顔の触れそうな位置まで接近すると、もう一度言った。


「ねえ・・・」


オレの知ってるYさんとは別の人みたいだった。
前かがみになった胸の谷間が見えて、反射的に目を逸らした。が、その動きを見逃しては貰えない。


「・・・見たい?」うっとりした目、軽く開いた口・・・エロいにも程がある。


ヤバイ、これはヤバイよ・・・と思ったのも束の間、
首にそっと手が回され、柔らかい感触が身体にくっついて来た。


これで完全にオレはぶっ壊れてしまった。


↓続く


842 恋人は名無しさん sage New! 2005/08/13(土) 21:35:49
つづきは?


843 恋人は名無しさん sage New! 2005/08/13(土) 22:55:43
続きだ


もの凄い勢いでシャツを脱ぎ、相当に荒っぽく押し倒した。
「・・・んッ」と軽い吐息が漏れる。シャツを脱がせようと手をかけると、


「待って、明かり消して・・・それとね・・・酔った勢いとかじゃ無いから・・・」←何故か半泣きになっている。
「はい・・・」
「やり方が良くないのは分かってんの・・・」
「?」←何の事か分かってない。
「・・・誰にでもこうじゃないんだよ・・・?」


ようやく何の事だか分かった。


この後の事は我を忘れてしまって断片的にしか覚えてない。
でも、彼女がしがみついて、手を握りながら必死で声を押し殺してたのはよーく覚えてる。
そのしおらしい仕草を見て、今までこの人の何を見てたのかとセックスの間中ずっと考えてた。


事が終わって眠る頃には、腹は決まってたと思う。


翌日、昼過ぎに目が覚めた。風呂場から水の音が聞こえる。
ぼけーっと昨日の夜の事を思い出してた。


風呂場から彼女が出てくる。恥ずかしそうに下を向いて、何かを言いかけたけど待ってられなかった。


「あの、オレと付き合ってくれませんか?」


こんな始まりで、今年で五年目になります。
結婚はオレから言い出さなきゃ仕方ねえなあ、と思う今日この頃。


長文、失礼しました。

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