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4P分析

企業視点でのマーケティング戦略。
会社が自社のターゲットに対してより有効な戦略を取るために4つの指標で分析する。
サービス業向けにさらに3つのP(Physical environment,Process,People)を足した7P分析というものも存在する。

■Product(製品)

製品分析を行なったりする。

■Price(価格)

価格戦略が該当し、以下のようなものが存在する。
スキミングプライシング戦略 市場導入時に価格を高く設定すること。富裕層狙い。高機能製品。参入障壁が高いなど
ペネトレーションプライシング戦略 市場導入時に価格を低く設定すること。市場シェア拡大やデファクトスタンダード化を優先

価格設定には以下のようなものが存在する。
実勢価格設定 競合他社の価格を基準に価格を設定する手法
需要価格設定 市場セグメント毎の需要を基準に価格を設定する手法
ターゲットリターン価格設定 目標とする投資収益率を実現するように価格を設定する手法
知覚価値価格設定 顧客が知覚する価値を基準に価格を設定する手法

※参考

■Place(場所)

流通経路の検討を行う。

流通経路の考え方としては、 こちらのサイト が参考になる。

■Promotion(販売促進)

広告戦略やブランド戦略なども含まれる。

・広告戦略

  • 何を伝えるかの「クリエイティブ戦略」とどのメディアを使って伝えるかの「メディア戦略」がある。

  • インターネット広告には以下のような種類がある。
種類 備考
検索連動型広告 あらかじめ決められたキーワードを利用者が検索エンジンに入力した際に表示される広告
コンテンツ連動型広告 サービス運営会社が発行する広告タグを埋め込んだWebサイトを訪れた利用者に対して,そのWebサイトのコンテンツに関連した広告を自動的に表示する。
クリック報酬型広告 掲載した広告を見た利用者が、その広告をクリックしたうえで、掲載者の意図に沿った行動を起こした場合に、掲載料を支払う広告
インプレッション保証型広告 契約した表示回数に達するまで掲載を続ける広告
期間保証型広告 ポータルサイトのトップページや特集ページなどに一定期間掲載する広告

・ブランド戦略

カテゴリイクステンション 関連分野において知名度の高い他社ブランドと提携し、自社商品のブランド力を高める戦略
ラインイクステンション 実績のある商品と同じカテゴリにシリーズ商品を導入し、同一ブランド名での品ぞろえを豊富にする戦略
プロダクトエクステンション 売上の伸びが鈍くなってきたときなどに、デザインや容量を変更した商品を導入し、ブランド力を高める戦略
ブランドエクステンション 消費者の間に浸透し、市場での地位を確立しているブランド名で、現行商品とは異なるカテゴリに参入する戦略

ブランド戦略は こちらのページ も見ておくと良さそう。

※参考:

4C分析

顧客視点でのマーケティング戦略。
顧客が商品やサービスを購入する際に大きな影響を与える4つの指標で分析する。

■4C分析の区分
4C分析
Customer Value 顧客価値
Cost 顧客コスト
Convenience 利便性
Communication コミュニケーション

4P分析と4C分析の関係

4P分析と4C分析は下記のような関係になっている。
4P分析 4C分析
Product 製品 Customer Value 顧客価値
Price 価格 Cost 顧客コスト
Place 場所 Convenience 利便性
Promotion 販売促進 Communication コミュニケーション
最終更新:2023年03月26日 14:29