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勘案すべきことが多すぎるせいか、色々な人が色々な意見を言っており、現状セオリー的な物はまだ見つけられていない。。。何か選定の評価基準の尺度が少しでもあると戦略勘案のしやすくなりそうと思ったので、個人的な考えをいくつか挙げてみる。

尺度 システム化構想ごとの対応例
事業戦略 業務プロセス改革・改善
有効性・戦略目的適合性・機能性 ・事業の拡大スピードに対応できる方式にする。 ・実時間計測・ログの確認等の事前検証やアンケート等から有効性の高そうな物から実施する
緊急性 ・高頻度で更新が必要なサブシステムから実施する。
必然性・代替可能性 目的に応じて、得意なITシステムやツールを活用する。

・色々なデバイスでIT連携できるようにしたいなら、標準的通信(HTTP)のインタフェースを用いたAPI活用。
・ビジネスの早期立ち上げには、開始時には素早く調達、サービス開始直後に素早く増やすことができるクラウドやSaaSの活用が有効
目的に応じて、得意なITシステムやツールを活用する。

・顧客情報を活用したいなら、CRMの導入。
信頼性 信頼性が高いシステムやツールを探すというのも一つの手
運用性 運用しやすいシステムやツールを探すのも一つの手。
後々廃れて運用の担い手のいなくなる技術で作られたシステムは悲惨
セキュリティ セキュリティが高いシステムやツールを探す場合もある
コスト面 運用費用等を算出し、優位に運びそうなシステムやツールを探す手もある。他にも学習コスト等も考える
実現性 社内に技術者がいるか等、諸々の実現性を考慮して選定する手もある

いずれにせよIT技術の動向調査を行なってから、最適な技術やシステムを選ぶ形にはなりそう。

最終更新:2023年04月02日 21:44