システム化構想での分類 | テーマ | |
事業戦略 | 業務改革・改善 | |
△ | ○ | システムやツールにはどのような物があるか |
○ | △ | スクラッチかパッケージ利用か |
○ | ○ | 改修開発か新規開発か |
○ | ○ | システム戦略をどのように選定するか |
△ | ○ | システム移行方式をどのようにするか |
IT投資ポートフォリオ | IT投資をリスクや投資価値を類似のカテゴリで分類分けし、企業レベルで最適な資源配分を行う。 |
PV | Present Valueの略で現在価値のこと。将来受け取る金額➗(1+割引率)^n乗で計算される。 これはDCF法とも呼ばれる考え方で、遠い将来に手に入るお金より、今手元にあるお金の方が重要度が高いという考え方に基づくものである。 |
NPV | Net Present Valueの略で、正味現在価値のこと。 PVの総額-初期投資額で算出され、大きければ大きいほど良いとされる。 キャッシュフローで表した時の計算式は下記のようになる。 NPV= |
IRR | Internal Rate of Returnの略で、内部収益率のこと。NPVが0になる割引率rのこと。効果価値と投資額を比較できるため、投資判断に役立つ |
PBP | 投資額を回収するのに必要な期間 |
ROI | Return On Investmentの略で投資利益率のこと。 |
EVA | Economic Value Addedの略で、利益から投資費用を引いたもの |
TCO | Total Cost Of Ownershipでシステム構築から運用維持までのトータルコストのこと |
投資の目標設定 | 売上拡大等、経営戦略として掲げた目標(例:提供価値の拡大、新ビジネスの創出、業務プロセスの改善など)への寄与度をKPIとして設定する | |
投資の妥当性判断 | 有効性 | 投資戦略が目標達成に対して、代替不可能な最適な手段かを検討する |
合理性 | 内外環境分析の結果等と照らし合わせて、以下のようなことを検討する。 1.自社の強みを活かせる部分か成長性の高い部分への投資か 2.競合他社と比べた場合に戦略優位性を確保できる投資か | |
費用対効果 | 固定費+変動費から損益分岐点を考える。ROIを考える。初期投資や運用コストなどを見込んでおく | |
初期投資の削減策を考える。SaaS等で初期投資を抑えながら進める、優先順位をつける、実現方法の見直しを図るなど | ||
実現性 | 実現性に問題ないか、簡単にできるか、プロセスや制度の変更内容は問題ないか、体制面に問題がないか等を考える。もちろんリスクなども考慮する | |
投資の評価 | 事前測定 | 段階的導入や実証実験をしてみる。 |
評価尺度 | https://www.jipdec.or.jp/archives/publications/J0001239.pdfのp31あたりも参考になる |