美沙子

「さよならピアノソナタ」シリーズの登場人物。現在の姓は不明。
桧川直巳の実の母親であり、桧川哲朗の元妻。作中では実際に登場することはなく、直巳や哲郎の話に出てくるだけ。

学生時代から起業家として名を馳せていたらしく、現在ではマスコミにもよくとりあげられるほどの著名人になっている。
マナーにうるさく、哲郎の行動に対して頻繁に苦言を呈し、直巳にも厳しくしつけていた。
桧川家を出た後は、哲郎とはたまに電話で話す程度で交流がほとんどないが、直巳とは月に一回程度直接会っていたようである。

哲郎との結婚生活は八年で終わり、直巳が六歳のときに離婚した。
二人が出会った経緯は不明だが、哲郎がまださほど業界で売れる前に結婚したらしい。また蛯沢千里とも面識がある模様。
哲郎の言動を貶すことは多いが、彼個人をさほど嫌っていたわけではなさそうである。離婚後はずっと独身であり、さよならピアノソナタencore pieces?の「だれも寝てはならぬ」でのやりとりから、ひょっとしたらよりを戻すのではないかと見る杉井もいる。