298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02:47:40.33 ID:n8jIYyc80
水銀燈「ねえ、真紅ぅ」
真紅「・・・今、くんくん探偵なのだわ」
水銀燈「・・・」
真紅「違うのだわ!それじゃ雌狐の思う壺なのだわ!」
水銀燈「あっ、くんくん・・・」
TV「それじゃあ、来週も。よろしーくんくん!」
真紅「で、なんなのだわ?」
水銀燈「うーん、真紅はアリスゲーについて、どう思ってるのかなぁと思ってぇ」
真紅「アゲーはお父様に会うための唯一つの手段なのだわ」
水銀燈「それは、分るのだけれどぉ。なんだか、ずっと同じ事の繰り返しで心配になったのよぉ」
真紅「それは私達が人形だから、その為の鞄なのだわ」
水銀燈「ええ、それは。分るのだけれどぉ・・・なんというか」
真紅「水銀燈、さてはあなた鞄で寝ずに、男と同衾してるわね!?」
水銀燈「は、はぁ!?そんな事あるわけないじゃない!」
真紅「・・・」
水銀燈「な、なによぉ・・・」
真紅「・・・」
水銀燈「・・・違うのにぃ」
水銀燈「ねえ、真紅ぅ」
真紅「・・・今、くんくん探偵なのだわ」
水銀燈「・・・」
真紅「違うのだわ!それじゃ雌狐の思う壺なのだわ!」
水銀燈「あっ、くんくん・・・」
TV「それじゃあ、来週も。よろしーくんくん!」
真紅「で、なんなのだわ?」
水銀燈「うーん、真紅はアリスゲーについて、どう思ってるのかなぁと思ってぇ」
真紅「アゲーはお父様に会うための唯一つの手段なのだわ」
水銀燈「それは、分るのだけれどぉ。なんだか、ずっと同じ事の繰り返しで心配になったのよぉ」
真紅「それは私達が人形だから、その為の鞄なのだわ」
水銀燈「ええ、それは。分るのだけれどぉ・・・なんというか」
真紅「水銀燈、さてはあなた鞄で寝ずに、男と同衾してるわね!?」
水銀燈「は、はぁ!?そんな事あるわけないじゃない!」
真紅「・・・」
水銀燈「な、なによぉ・・・」
真紅「・・・」
水銀燈「・・・違うのにぃ」
300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02:53:46.27 ID:n8jIYyc80
真紅「水銀燈、起きるのだわ水銀燈!」
水銀燈「・・・」
真紅「気づいたのだわ!アリスになるにはアゲー以外の道もあるのだわ!」
水銀燈「・・・」
真紅「本来、お父様も戦いなんて望んではいないのだわ!・・・水銀燈?」
蒼星石「まさか、君までそんな甘っちょろい事を考えだすなんてね」
真紅「そ、蒼星石!?」
───────────off────────────
」
」
」
」
」
」
START
真紅「水銀燈、起きるのだわ水銀燈!」
水銀燈「・・・」
真紅「気づいたのだわ!アリスになるにはアゲー以外の道もあるのだわ!」
水銀燈「・・・」
真紅「本来、お父様も戦いなんて望んではいないのだわ!・・・水銀燈?」
蒼星石「まさか、君までそんな甘っちょろい事を考えだすなんてね」
真紅「そ、蒼星石!?」
───────────off────────────
」
」
」
」
」
」
START
301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02:57:40.45 ID:n8jIYyc80
真紅「これで終わりね」
水銀燈「ジャンクにしてあげる」
翠星石「くらいやがれです」
蒼星石「お父様が望んでいる事だ」
雛苺「巴と離れたくないの」
金糸雀「それがローゼンメイデンなのかしら」
薔薇水晶「お父様の為に」
雪華結晶「廻る、廻る。糸車が、廻り出す」
───────────off────────────
真紅「これで終わりね」
水銀燈「ジャンクにしてあげる」
翠星石「くらいやがれです」
蒼星石「お父様が望んでいる事だ」
雛苺「巴と離れたくないの」
金糸雀「それがローゼンメイデンなのかしら」
薔薇水晶「お父様の為に」
雪華結晶「廻る、廻る。糸車が、廻り出す」
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304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 03:06:25.32 ID:n8jIYyc80
これじゃ出来るわけなかったんだ。
ミスがあったんだよ、致命的な
居なかったんだよ、私が。この世界に。
次はもっと違うパターンで行こう、もちろん私も入れて。
そうだ、次は間違えない
やろう
やろう
これじゃ出来るわけなかったんだ。
ミスがあったんだよ、致命的な
居なかったんだよ、私が。この世界に。
次はもっと違うパターンで行こう、もちろん私も入れて。
そうだ、次は間違えない
やろう
やろう
305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 03:07:17.36 ID:n8jIYyc80
306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 03:07:33.10 ID:n8jIYyc80
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309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 03:19:38.55 ID:n8jIYyc80
水銀燈「ねえ、真紅ぅお茶しなぁい」
真紅「あら、珍しいわね。どういった風の吹き回しかしら」
水銀燈「なによぉ、私とお茶はしたくないっての?」
真紅「そんな事ないのだわ。JAM、紅茶を淹れて頂戴」
水銀燈「いいわよ、私が淹れたげるわよ」
真紅「それなら、お手並み拝見といこうかしら」
蒼星石「珍しいね、僕も仲間に入れてよ」
翠星石「翠星石はスコーンを持ってきてやったです」
雛苺「二人ともいらっしゃいなのー」
金糸雀「あら、なんだか楽しそうな時に来たらかしら」
薔薇水晶「・・・」
雪華結晶「お姉さまのお茶、楽しみ」
水銀燈「結局、皆そろっちゃたのね」
真紅「茶会は多い方が楽しいのだわ」
水銀燈「それも、そうだけど」
翠星石「なーにぐずぐずしてるですか、早く茶ーいれやがれです!スコーンが冷めるですよ」
水銀燈「はいはい、ちょと待ってなさぁい、とっておきの淹れたげるんだからぁ」
水銀燈「ねえ、真紅ぅお茶しなぁい」
真紅「あら、珍しいわね。どういった風の吹き回しかしら」
水銀燈「なによぉ、私とお茶はしたくないっての?」
真紅「そんな事ないのだわ。JAM、紅茶を淹れて頂戴」
水銀燈「いいわよ、私が淹れたげるわよ」
真紅「それなら、お手並み拝見といこうかしら」
蒼星石「珍しいね、僕も仲間に入れてよ」
翠星石「翠星石はスコーンを持ってきてやったです」
雛苺「二人ともいらっしゃいなのー」
金糸雀「あら、なんだか楽しそうな時に来たらかしら」
薔薇水晶「・・・」
雪華結晶「お姉さまのお茶、楽しみ」
水銀燈「結局、皆そろっちゃたのね」
真紅「茶会は多い方が楽しいのだわ」
水銀燈「それも、そうだけど」
翠星石「なーにぐずぐずしてるですか、早く茶ーいれやがれです!スコーンが冷めるですよ」
水銀燈「はいはい、ちょと待ってなさぁい、とっておきの淹れたげるんだからぁ」
311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 03:21:58.69 ID:n8jIYyc80
お わ り
お わ り
314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 03:26:22.61 ID:n8jIYyc80
>>235辺りから蛇足だにゅん☆
>>235辺りから蛇足だにゅん☆
320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 03:56:38.96 ID:n8jIYyc80
たまらんだろ? たまらん!
たまらんだろ? たまらん!
_, ,_ ,_
(; ゚д゚ ) (` )
( ⊃┳O ⊂( ヽ
( ⌒) )┃_ ┃(⌒ ) ) _
/ ̄ ̄ ̄`J ̄ ̄ /\ / ̄ ̄し' ̄ ̄ ̄/\
( ((  ̄◎ ̄○ ̄◎ ̄○  ̄  ̄◎ ̄○ ̄◎ ̄○ ̄ ) ))
たまらんだろ? たまらん!
_, ,_ コツン ,_
(; `д´)\/(` )
( ⊃┳O ⊂( ヽ
( ⌒) )┃_ ┃(⌒ ) ) _
(( / ̄ ̄ ̄`J ̄ ̄ / ̄ ̄し' ̄ ̄ ̄/\ ))
 ̄◎ ̄○ ̄◎ ̄○◎ ̄○ ̄◎ ̄○ ̄
/☆\
たまらーーん! _, ,_ _, ,_ _, ,_ _, ,_ たまらん――!
((Д´≡`Д)) ((д`≡´д))
(( ⊃┳O⊂( ヽ))
(( ⌒) ))┃_ ┃((⌒ ) )) _
((/ ̄ ̄ ̄`J)) ̄ / ̄ ̄((し' ̄ ̄ ̄/\))
 ̄◎ ̄○ ̄◎ ̄○◎ ̄○ ̄◎ ̄○ ̄
(; ゚д゚ ) (` )
( ⊃┳O ⊂( ヽ
( ⌒) )┃_ ┃(⌒ ) ) _
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( ((  ̄◎ ̄○ ̄◎ ̄○  ̄  ̄◎ ̄○ ̄◎ ̄○ ̄ ) ))
たまらんだろ? たまらん!
_, ,_ コツン ,_
(; `д´)\/(` )
( ⊃┳O ⊂( ヽ
( ⌒) )┃_ ┃(⌒ ) ) _
(( / ̄ ̄ ̄`J ̄ ̄ / ̄ ̄し' ̄ ̄ ̄/\ ))
 ̄◎ ̄○ ̄◎ ̄○◎ ̄○ ̄◎ ̄○ ̄
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たまらーーん! _, ,_ _, ,_ _, ,_ _, ,_ たまらん――!
((Д´≡`Д)) ((д`≡´д))
(( ⊃┳O⊂( ヽ))
(( ⌒) ))┃_ ┃((⌒ ) )) _
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321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/02(火) 04:00:04.97 ID:mJgv9B6/0 もう4時だ
322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 04:01:51.31 ID:n8jIYyc80
4じだね
4じだね
323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/02(火) 04:03:03.49 ID:mJgv9B6/0 明日、文化祭なんだ―ほぼ男子校だけど
324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 04:03:35.53 ID:n8jIYyc80
文化満喫してこいよ・・・
文化満喫してこいよ・・・
346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 09:11:34.22 ID:nErDGXpT0 まだ続くの?
347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 09:13:06.87 ID:n8jIYyc80
俺もビックリした
俺もビックリした
359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 11:50:16.62 ID:n8jIYyc80
水銀燈「みかんあるけど、食べる?」
真紅「ナイスなのだわ!さっそく食べるのだわ」
めりめり グチュ
水銀燈「力みすぎなのよぉ。もっと力を抜かないと」
真紅「半クラの力加減も出来ない私には無理なのだわ!水銀燈、私の分も剥くのだわ!」
水銀燈「まあ、いいけどぉ・・」
真紅「もっとだわ!もっと食べるのだわ!」
ゴミ箱→ミカンの皮
真紅「美味しかったのだわ、また来るのだわ」
水銀燈「・・・爪、黄色くなっちゃった」
水銀燈「みかんあるけど、食べる?」
真紅「ナイスなのだわ!さっそく食べるのだわ」
めりめり グチュ
水銀燈「力みすぎなのよぉ。もっと力を抜かないと」
真紅「半クラの力加減も出来ない私には無理なのだわ!水銀燈、私の分も剥くのだわ!」
水銀燈「まあ、いいけどぉ・・」
真紅「もっとだわ!もっと食べるのだわ!」
ゴミ箱→ミカンの皮
真紅「美味しかったのだわ、また来るのだわ」
水銀燈「・・・爪、黄色くなっちゃった」
360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 11:53:47.14 ID:n8jIYyc80
真紅「水銀燈、紅葉なのだわ」
水銀燈「なあに?紅葉狩りにでもいくの?」
真紅「あっ、くんくん」
水銀燈「えっ、ど、どこよぉ」
バチーン☆
水銀燈「いたぁ・・・」
真紅「紅葉なのだわ!紅葉なのだわ!」
水銀燈「・・・」
真紅「水銀燈、紅葉なのだわ」
水銀燈「なあに?紅葉狩りにでもいくの?」
真紅「あっ、くんくん」
水銀燈「えっ、ど、どこよぉ」
バチーン☆
水銀燈「いたぁ・・・」
真紅「紅葉なのだわ!紅葉なのだわ!」
水銀燈「・・・」
362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 12:00:58.38 ID:n8jIYyc80
真紅「水銀燈、スーパーに買い物に行くのだわ」
水銀燈「まだ足りなくなった物はないわぁ・・・お金もないし」
真紅「何言ってるの。100円ゼリーを買いに行くのだわ。もちろん奢るのだわ!
水銀燈「ほんとぉ?なら一緒にいきましょう」
自動ドア「ウィーン」
真紅「大量なのだわ!今日はお肉の特売なのだわ!キロ単位でよこすのだわ!」
水銀燈「あ、あの・・・ゼリー」
真紅「どけなのだわ!加齢臭い漂う人間にはこの肉はもったいないのだわ!」
水銀燈「ゼリー・・・」
真紅「大量なのだわ!今月の食費全て注ぎ込んだかいあったのだわ!」
水銀燈「あの、真紅ぅ・・何か、忘れてないかしらぁ・・・」
真紅「しまったのだわ!鶏肉買い忘れたのだわ!」
水銀燈「いや、そうじゃなくてぇ・・・」
真紅「水銀燈、あなた何を言っているの?」
水銀燈「・・・」
真紅「水銀燈、スーパーに買い物に行くのだわ」
水銀燈「まだ足りなくなった物はないわぁ・・・お金もないし」
真紅「何言ってるの。100円ゼリーを買いに行くのだわ。もちろん奢るのだわ!
水銀燈「ほんとぉ?なら一緒にいきましょう」
自動ドア「ウィーン」
真紅「大量なのだわ!今日はお肉の特売なのだわ!キロ単位でよこすのだわ!」
水銀燈「あ、あの・・・ゼリー」
真紅「どけなのだわ!加齢臭い漂う人間にはこの肉はもったいないのだわ!」
水銀燈「ゼリー・・・」
真紅「大量なのだわ!今月の食費全て注ぎ込んだかいあったのだわ!」
水銀燈「あの、真紅ぅ・・何か、忘れてないかしらぁ・・・」
真紅「しまったのだわ!鶏肉買い忘れたのだわ!」
水銀燈「いや、そうじゃなくてぇ・・・」
真紅「水銀燈、あなた何を言っているの?」
水銀燈「・・・」
364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 12:03:43.43 ID:n8jIYyc80
真紅「つまらないから何か一芸披露なさい」
水銀燈「ちょ、チョコボール向井!」
真紅「つまらないのだわ」
水銀燈「・・・うん」
真紅「つまらないのだわ」
水銀燈「・・・」
真紅「つまらないから何か一芸披露なさい」
水銀燈「ちょ、チョコボール向井!」
真紅「つまらないのだわ」
水銀燈「・・・うん」
真紅「つまらないのだわ」
水銀燈「・・・」
365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 12:04:17.65 ID:mJvKQlWw0 相変わらずツマンネ
366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 12:04:54.19 ID:n8jIYyc80
うん・・・
うん・・・
367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 12:06:41.06 ID:mJvKQlWw0 嘘です全部読みました ツンデレ気取りたかっただけです・゚・(ノД`)・゚・
368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 12:07:29.48 ID:n8jIYyc80
おれはてっきり
相変わらずツマンネ
↓
うん・・・
↓
相変わらずツマンネ
↓
おれはてっきり
相変わらずツマンネ
↓
うん・・・
↓
相変わらずツマンネ
↓
になるのかと
371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 12:10:22.58 ID:n8jIYyc80
ノ L____
⌒ \ / \
/ (○) (○)\ 昼起きたら残ってたんだよ!
/ (__人__) \
| |::::::| |
\ l;;;;;;l /l!| !
/ `ー' \ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ ドンッ!!
`ー、_ノ ∑ l、E ノ <
レY^V^ヽl
ノ L____
⌒ \ / \
/ (○) (○)\ 昼起きたら残ってたんだよ!
/ (__人__) \
| |::::::| |
\ l;;;;;;l /l!| !
/ `ー' \ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ ドンッ!!
`ー、_ノ ∑ l、E ノ <
レY^V^ヽl
378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 13:14:09.28 ID:n8jIYyc80
もうこのスレのライフは0よ!
もうこのスレのライフは0よ!
403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 16:22:45.14 ID:n8jIYyc80
水銀燈「つかれた」
水銀燈「つかれた」
405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 16:24:22.08 ID:n8jIYyc80
水銀燈「もうねかせて」
水銀燈「もうねかせて」
409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 16:40:10.94 ID:n8jIYyc80
もう、かんべんして
もう、かんべんして
471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 20:11:40.53 ID:n8jIYyc80
>>448と>>465はまた別の人なのか
>>448と>>465はまた別の人なのか
477(火) 20:53:01.99 ID:bmZg1oi00 まーくんまだここ見てる?
478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 20:56:19.83 ID:n8jIYyc80
うん
うん
479(火) 20:58:32.99 ID:bmZg1oi00 コメントが頻繁に消されてるのは仕様? まさか荒らしとかはありえないと思うけど、もし身に覚えが無いなら編集者権限変えちゃおうと思うんです
480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 20:59:05.33 ID:n8jIYyc80
ごめんたまに自分のコメントだけ消してる
ごめんたまに自分のコメントだけ消してる
485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 21:27:45.83 ID:n8jIYyc80
ごせつめい
ごせつめい
せ、説明だと・・?
486 (火) 21:29:03.58 ID:bmZg1oi00 こういうものを前から書こうかと思っていたんだけれどもけれどもなかなかどうして
487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 21:29:19.70 ID:n8jIYyc80
はあはあたのしみにしてるよはあはあ
はあはあたのしみにしてるよはあはあ
499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 22:37:03.61 ID:n8jIYyc80
これは500狙うしかない
これは500狙うしかない
500 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 22:37:56.48 ID:lmRbvjuP0 わかった500は譲るよ
501 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 22:38:03.30 ID:n8jIYyc80
ここはイケメン過ぎて第三次世界大戦勃発の危機の俺様が華麗に500ゲットだろ・・・
ここはイケメン過ぎて第三次世界大戦勃発の危機の俺様が華麗に500ゲットだろ・・・
503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 22:38:54.34 ID:n8jIYyc80
あれえ・・・?
あれえ・・・?
512 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 23:25:16.92 ID:0nMZgjxR0 ゴキブリ並の生命力だな。良い意味で
513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 23:27:10.34 ID:n8jIYyc80
それはつまり、俺は太陽の子ブラックサンだと言いたいわけだな?
それはつまり、俺は太陽の子ブラックサンだと言いたいわけだな?
525 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 23:59:24.34 ID:n8jIYyc80
うひょおおおおおおおお日付変更の前にスレレイプだよおおおおおおおおおおお
うひょおおおおおおおお日付変更の前にスレレイプだよおおおおおおおおおおお
526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 23:59:50.35 ID:n8jIYyc80
スレタンの中あったかいなりぃいいいいいふはうぅうあうあうあうああ
ぐちょぐちょぐちょぐりょ
スレタンの中あったかいなりぃいいいいいふはうぅうあうあうあうああ
ぐちょぐちょぐちょぐりょ
535 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 00:22:14.80 ID:hPrmcpGv0
ううんんんんんんn
ううんんんんんんn
536 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 00:24:07.94 ID:295b3723O テス
537 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 00:25:17.91 ID:hPrmcpGv0
凄いな!腹筋スレいってこいよ!!!
凄いな!腹筋スレいってこいよ!!!
544 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 00:56:03.00 ID:hPrmcpGv0
そろそろ1時だな
そろそろ1時だな
558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01:29:56.99 ID:hPrmcpGv0
テレビのブラウン菅が居間を照らしていた。
日は傾き、どこからともなく豆腐屋のラッパが聞こえてくる。
「スキヤキ。だって」
水銀燈がちゃぶ台に肩肘を突き、手の甲に顎を載せながらそう言った。
「スキヤキらしいね」
僕は本から顔を上げ、形の良い顔にブラウン管の青白い光りで陰影をつけている水銀燈を見た。
「牛肉ってどんな味がするの?」
「乳臭い、感じかな」
「ふうん」と興味無さそうに鼻で答る。
彼女の視線の先ではオススメ鍋情報が映し出されていた。
レポーターの卵をかき混ぜる音がリズミカルに聞こえてくる。
美味い飯レポーターに食わせるなよ・・・・・・そもそも、鍋ってスキヤキじゃないだろ、白菜だろ。
「ねえ」
思考の間に割り込むように水銀燈が声を出した。
「スキヤキ食べたいんだけど」
「今日は焼き魚」と言った僕の声に被せるように「スキヤキが、食べたいんだけど」ともう一度水銀燈が言った。
どうやら、僕には選択肢がないらしい。
テレビのブラウン菅が居間を照らしていた。
日は傾き、どこからともなく豆腐屋のラッパが聞こえてくる。
「スキヤキ。だって」
水銀燈がちゃぶ台に肩肘を突き、手の甲に顎を載せながらそう言った。
「スキヤキらしいね」
僕は本から顔を上げ、形の良い顔にブラウン管の青白い光りで陰影をつけている水銀燈を見た。
「牛肉ってどんな味がするの?」
「乳臭い、感じかな」
「ふうん」と興味無さそうに鼻で答る。
彼女の視線の先ではオススメ鍋情報が映し出されていた。
レポーターの卵をかき混ぜる音がリズミカルに聞こえてくる。
美味い飯レポーターに食わせるなよ・・・・・・そもそも、鍋ってスキヤキじゃないだろ、白菜だろ。
「ねえ」
思考の間に割り込むように水銀燈が声を出した。
「スキヤキ食べたいんだけど」
「今日は焼き魚」と言った僕の声に被せるように「スキヤキが、食べたいんだけど」ともう一度水銀燈が言った。
どうやら、僕には選択肢がないらしい。
562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/03(水) 01:35:23.09 ID:H1zfyjKD0 そういえばさ、まーくんは 「吉良吉影の家にローゼンメイデンがやってきたようです」のスレを読んだりしたのかな?ww
563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01:38:28.69 ID:hPrmcpGv0
よんでない
よんでない
564 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01:39:02.60 ID:hPrmcpGv0
季節外れな冷房を効かしているスーパーから買い物袋を片手に外に出た。
秋虫が鳴いている。西の空ではまだ微かに赤が残っていた。
僕は足早に家路へを急ぐ、水銀燈が腹をすかして待っているのだ。
「ただいま」
玄関にたどり着く頃には、ズボンの内側はしっとりと汗で湿っていた。
「どこで寄り道食ってたのよ・・・・・・」と水銀燈は少しばかり不機嫌そうに言うが
羽がぴくぴくと揺れている。どうやら、それなりに楽しみにしているらしい。
「じゃあ、まあ。野菜切ってもらおうかな」
「はぁ?何で私がそんな事しなきゃなんないのよ」
眉を寄せ言う。
「一人ですると時間がかかるけど、それでいいならいいよ」
「いいわよ、やったげるからアンタも急ぎなさいよ」
「頑張るよ」と僕はちゃぶ台の上に野菜包丁とまな板を置いた。
「まあ、テレビで見た感じで」
僕が言うより早く、水銀燈は袋から野菜を取り出しざくざくと切り出す。
季節外れな冷房を効かしているスーパーから買い物袋を片手に外に出た。
秋虫が鳴いている。西の空ではまだ微かに赤が残っていた。
僕は足早に家路へを急ぐ、水銀燈が腹をすかして待っているのだ。
「ただいま」
玄関にたどり着く頃には、ズボンの内側はしっとりと汗で湿っていた。
「どこで寄り道食ってたのよ・・・・・・」と水銀燈は少しばかり不機嫌そうに言うが
羽がぴくぴくと揺れている。どうやら、それなりに楽しみにしているらしい。
「じゃあ、まあ。野菜切ってもらおうかな」
「はぁ?何で私がそんな事しなきゃなんないのよ」
眉を寄せ言う。
「一人ですると時間がかかるけど、それでいいならいいよ」
「いいわよ、やったげるからアンタも急ぎなさいよ」
「頑張るよ」と僕はちゃぶ台の上に野菜包丁とまな板を置いた。
「まあ、テレビで見た感じで」
僕が言うより早く、水銀燈は袋から野菜を取り出しざくざくと切り出す。
- 煮込むわけだし、問題ないかと隣に並び、僕も野菜に手を掛けた。
568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01:46:53.42 ID:hPrmcpGv0
「え、ええ?そんなに砂糖入れて大丈夫なの?」
「目分量だから大丈夫なんじゃないの?」
男の味付けは大雑把でいい、こうだ!と砂糖をどさりと落とす。
横から水銀燈の心配そうな声が聞こえてくるが気にしない、それが鍋だ。男の料理なのだ。
「ちょ、ちょと!テレビじゃそんなに醤油入れてないわよ!」
「家によって味が違うんだよ。これは我が家風」
外国の家庭には我が家のレシピと言うものが存在するらしい。
それに関係があるかどうかは知らないが、それを聞いて少し安心したようだ。
「あなたの、お母さんの味ぃ?」
何故か少し浮き足だった口調で水銀燈が聞く。
「だから、この家の味だって」
僕は鍋の上から床を指し言った。
「まあ、そろそろ出来るから、卵の用意でもしときなよ」
はあ。と僕に聞こえるように溜息をつき、卵をかき混ぜ始める。
ピーと炊飯器が悲鳴を上げた。白米が蟹の巣作って立ち上がり始めたようだ。
かき混ぜ蒸らす。
後は肉に火が通るまで待つだけだ。
「え、ええ?そんなに砂糖入れて大丈夫なの?」
「目分量だから大丈夫なんじゃないの?」
男の味付けは大雑把でいい、こうだ!と砂糖をどさりと落とす。
横から水銀燈の心配そうな声が聞こえてくるが気にしない、それが鍋だ。男の料理なのだ。
「ちょ、ちょと!テレビじゃそんなに醤油入れてないわよ!」
「家によって味が違うんだよ。これは我が家風」
外国の家庭には我が家のレシピと言うものが存在するらしい。
それに関係があるかどうかは知らないが、それを聞いて少し安心したようだ。
「あなたの、お母さんの味ぃ?」
何故か少し浮き足だった口調で水銀燈が聞く。
「だから、この家の味だって」
僕は鍋の上から床を指し言った。
「まあ、そろそろ出来るから、卵の用意でもしときなよ」
はあ。と僕に聞こえるように溜息をつき、卵をかき混ぜ始める。
ピーと炊飯器が悲鳴を上げた。白米が蟹の巣作って立ち上がり始めたようだ。
かき混ぜ蒸らす。
後は肉に火が通るまで待つだけだ。
569 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01:49:19.38 ID:hPrmcpGv0
卵をかき混ぜ終わるとする事がなくなった。鍋はことことと味をめぐらせ、臭いを部屋に充満させる。
秋虫の鳴声と鍋の音だけが聞こえてくる、僕も水銀燈もどちらも口を聞かない。
僕は鍋がつくる湯気をぼんやりと眺めていた。
「ねえ、怒ってる?」
水銀燈が突然口を開く。
「何が?」と視線をさげ水銀燈を見た。
「焼き魚だったのに、スキヤキにしちゃった事」
「何で?」
「だから、ほら、お金とかかかるじゃない」
口を尖らせ水銀燈がそう言った。気持ち羽も萎れている。
「気にするなって、僕もスキヤキ好きだよ」
水銀燈は僕の方を半目の端で捕らえるように見つめ、
「じゃ、気にしないわぁ」と言った。
「そろそろ、食べれるんじゃないかな、鍋」
肉を確かめる、少し赤いが僕らの胃は軟じゃない。柔軟材使っても柔らかくならない。
「どのくらい食べれる?」白米を茶碗につぎなら言うと「普通でいいわ」と返ってきた。
「じゃあ、食べようか」
「いただいます」と二人の声が重なった。
卵をかき混ぜ終わるとする事がなくなった。鍋はことことと味をめぐらせ、臭いを部屋に充満させる。
秋虫の鳴声と鍋の音だけが聞こえてくる、僕も水銀燈もどちらも口を聞かない。
僕は鍋がつくる湯気をぼんやりと眺めていた。
「ねえ、怒ってる?」
水銀燈が突然口を開く。
「何が?」と視線をさげ水銀燈を見た。
「焼き魚だったのに、スキヤキにしちゃった事」
「何で?」
「だから、ほら、お金とかかかるじゃない」
口を尖らせ水銀燈がそう言った。気持ち羽も萎れている。
「気にするなって、僕もスキヤキ好きだよ」
水銀燈は僕の方を半目の端で捕らえるように見つめ、
「じゃ、気にしないわぁ」と言った。
「そろそろ、食べれるんじゃないかな、鍋」
肉を確かめる、少し赤いが僕らの胃は軟じゃない。柔軟材使っても柔らかくならない。
「どのくらい食べれる?」白米を茶碗につぎなら言うと「普通でいいわ」と返ってきた。
「じゃあ、食べようか」
「いただいます」と二人の声が重なった。
570 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01:52:41.08 ID:hPrmcpGv0
両側から箸が伸び、どちらも迷わず牛肉を掴んだ。
溶いた卵に肉を絡ませ口に運ぶ。
「あら、以外に美味しいじゃない」
茶碗片手に水銀燈が言う、猫舌のくせに格好だけは一人前だ。
「家の味なんだから心配しなくても良かったのに」
「それが心配だったのよ」と再び鍋に箸を戻す。
水銀燈には汚れるからドレスを脱ぐよう進めたのだが頑として聞かず、
結局、袖を捲し上げ、バンドのような物で止める事に落ち着いた。
一応エプロンはつけさせてある、洗濯するのは僕なのだから。
しばらく無言で互いに鍋を突きあった。
「あっ、馬鹿!」
「ば、ばかですってぇ?」
糸コンニャクを口に運ぼうとしていた水銀燈が顔を上げる。
「ほら、髪の毛に卵」と僕は水銀燈の卵あえの、銀の髪の毛を持ち上げテイッシュで拭いた。
「わっ、なによこれぇ・・・・・・」
「卵だろ」
「違うわよ!そうじゃなくてぇ・・・・・・あんた、からかってるでしょ」
勘は鋭いくせに、髪の毛を卵にだいぶさせるようなヘマをするのが不思議でならない。
両側から箸が伸び、どちらも迷わず牛肉を掴んだ。
溶いた卵に肉を絡ませ口に運ぶ。
「あら、以外に美味しいじゃない」
茶碗片手に水銀燈が言う、猫舌のくせに格好だけは一人前だ。
「家の味なんだから心配しなくても良かったのに」
「それが心配だったのよ」と再び鍋に箸を戻す。
水銀燈には汚れるからドレスを脱ぐよう進めたのだが頑として聞かず、
結局、袖を捲し上げ、バンドのような物で止める事に落ち着いた。
一応エプロンはつけさせてある、洗濯するのは僕なのだから。
しばらく無言で互いに鍋を突きあった。
「あっ、馬鹿!」
「ば、ばかですってぇ?」
糸コンニャクを口に運ぼうとしていた水銀燈が顔を上げる。
「ほら、髪の毛に卵」と僕は水銀燈の卵あえの、銀の髪の毛を持ち上げテイッシュで拭いた。
「わっ、なによこれぇ・・・・・・」
「卵だろ」
「違うわよ!そうじゃなくてぇ・・・・・・あんた、からかってるでしょ」
勘は鋭いくせに、髪の毛を卵にだいぶさせるようなヘマをするのが不思議でならない。
572 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01:55:32.59 ID:hPrmcpGv0
僕の言葉を待っているのかジト目で見つめてくる。
「髪の毛結わえようぜ、ゴムバンドあるよ」
「ちょと、どうなのよ」
水銀燈の声を背中に浴び、引き出しからゴムバンドを取り出す。
「しようか?」との僕の問いに「いいわよ」と素っ気無く水銀燈は返し
茶碗と箸を置いた。僕は水銀燈にゴムバンドを手渡す。
水銀燈はそれを口に咥え、両手でボリュームのある髪の毛を首筋から
かき集めるように持ち上げ、片手に握りなおす。口のゴムバンドを空いた手で取り
手早くバンドの口径を押し広げ、髪の毛を止めた。
うなじ部分からは自己主張の強いうなじがピョンピョンと飛び跳ねており
白い皮膚が首筋、肩へと伸びる。
髪型をかえたおかげで、今まで長い銀の髪で隠されるのをいい事に、大胆に開かれていた背中を露にしている。
僕の言葉を待っているのかジト目で見つめてくる。
「髪の毛結わえようぜ、ゴムバンドあるよ」
「ちょと、どうなのよ」
水銀燈の声を背中に浴び、引き出しからゴムバンドを取り出す。
「しようか?」との僕の問いに「いいわよ」と素っ気無く水銀燈は返し
茶碗と箸を置いた。僕は水銀燈にゴムバンドを手渡す。
水銀燈はそれを口に咥え、両手でボリュームのある髪の毛を首筋から
かき集めるように持ち上げ、片手に握りなおす。口のゴムバンドを空いた手で取り
手早くバンドの口径を押し広げ、髪の毛を止めた。
うなじ部分からは自己主張の強いうなじがピョンピョンと飛び跳ねており
白い皮膚が首筋、肩へと伸びる。
髪型をかえたおかげで、今まで長い銀の髪で隠されるのをいい事に、大胆に開かれていた背中を露にしている。
574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01:58:33.25 ID:hPrmcpGv0
「なに見てんのよ」
水銀燈は用件が済んでも横から動こうとしない僕の視線を不信に思ったらしい。
「あ、いや。別になんでもないよ」
慌てて弁解する。人形の肌にドギマギしてたと知れたら何と言われるか分ったものではない。
「あら、もしかしてポニーテールが好きなの?」
嫌いじゃないが、好きなのはうなじと印象が変る事ぐらいだ。
「いや、いつもの方が好きだよ」
「ふうん?」と僕を見やり「分ったわぁ」と鍋に箸を伸ばしながら言った。
「野菜も食べろよ」
「何よ、文句あんの?」
「あるから言ってるんだよ」
この日の晩飯は、全体を通してこんな風に平和な空気に包まれていた。
「なに見てんのよ」
水銀燈は用件が済んでも横から動こうとしない僕の視線を不信に思ったらしい。
「あ、いや。別になんでもないよ」
慌てて弁解する。人形の肌にドギマギしてたと知れたら何と言われるか分ったものではない。
「あら、もしかしてポニーテールが好きなの?」
嫌いじゃないが、好きなのはうなじと印象が変る事ぐらいだ。
「いや、いつもの方が好きだよ」
「ふうん?」と僕を見やり「分ったわぁ」と鍋に箸を伸ばしながら言った。
「野菜も食べろよ」
「何よ、文句あんの?」
「あるから言ってるんだよ」
この日の晩飯は、全体を通してこんな風に平和な空気に包まれていた。
575 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 02:00:04.75 ID:hPrmcpGv0
鍋の底が見えてくる。コンロの火はずいぶん前に落としていた。
「じゃ、後片付けしようか」
「頑張ってねぇ」と水銀燈は横になった。
「おいおい、後片付けまでがスキヤキだぜ?」
羽根をピクピクと動かし、頑張れとサインを送ってくる。
「せめて食器ぐらい運んでくれよ・・・・・・」
自分の食器をまとめ、台所に持って行くと横から水銀燈の分の食器が置かれた。
髪の毛はすでに下ろしてある。
水銀燈の顔を見ると視線が噛合ったのだが、すぐに視線を逸らし所定の席へと戻って行く。
スキヤキ特有の残り香の中、食器を洗う音と秋虫の鳴声が狭い部屋を満たしていた。
鍋の底が見えてくる。コンロの火はずいぶん前に落としていた。
「じゃ、後片付けしようか」
「頑張ってねぇ」と水銀燈は横になった。
「おいおい、後片付けまでがスキヤキだぜ?」
羽根をピクピクと動かし、頑張れとサインを送ってくる。
「せめて食器ぐらい運んでくれよ・・・・・・」
自分の食器をまとめ、台所に持って行くと横から水銀燈の分の食器が置かれた。
髪の毛はすでに下ろしてある。
水銀燈の顔を見ると視線が噛合ったのだが、すぐに視線を逸らし所定の席へと戻って行く。
スキヤキ特有の残り香の中、食器を洗う音と秋虫の鳴声が狭い部屋を満たしていた。
576 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 02:00:31.78 ID:hPrmcpGv0
お わ り
お わ り
583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 02:12:29.04 ID:hPrmcpGv0
吉良面白いなwwwwwwwwww
JAMが死んだらすぐさま承太郎に乗り換える真紅のビッチっぷりも素敵だった
吉良面白いなwwwwwwwwww
JAMが死んだらすぐさま承太郎に乗り換える真紅のビッチっぷりも素敵だった
584 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/03(水) 02:23:33.50 ID:isGWqSAC0 あ?真紅がビッチ?
586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 02:26:30.03 ID:hPrmcpGv0
だ、だって
ちちち、誓いきききき、キスを簡単に許すなんて
いけないことだともいます><
だ、だって
ちちち、誓いきききき、キスを簡単に許すなんて
いけないことだともいます><
585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/03(水) 02:24:06.22 ID:H1zfyjKD0 >>583 それならよかったw 俺はリアルタイムで見てたんだが、超展開にハラハラしっぱなしだったぜwww ところで、おまいは銀様好きとしてなんかリアクションは無いのかwww
587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 02:27:04.88 ID:hPrmcpGv0
死ぬときは死ぬんだよ
物語にあれこれ言ってもしょうがないわ
死ぬときは死ぬんだよ
物語にあれこれ言ってもしょうがないわ
593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 02:58:58.61 ID:0Q8zgWe10 すき焼きやったらうどんにて〆は雑炊だろ…
594 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 03:00:19.30 ID:hPrmcpGv0
朝飯はそれになるよ!
朝飯はそれになるよ!
602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 03:27:31.55 ID:hPrmcpGv0
∧_∧
_( ´Д`)
/ )
∩ / ,イ 、 ノ/
| | / / | (〈
| | | | | ]
| | | | ヽ ヽ
| |ニ(!、) \ \
∪ / ゝ )
/ / { |
/ _/ | |_
ヽ、_ヽ {_ ___ゝ
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
603 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 03:27:54.39 ID:hPrmcpGv0
∧_∧
_( ´Д`) トンファー草刈り!!
/ )
∩ / ,イ 、 ノ/
| | / / | (〈
| | | | | ]
| | | | ヽ ヽ
| |ニ(!、) \ \
∪ / ゝ )
/ / { |
/ _/ | | スパァァァ
ヽ、_ヽ {_ ___ゝ, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´,
_( ´Д`)
/ )
∩ / ,イ 、 ノ/
| | / / | (〈
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| | | | ヽ ヽ
| |ニ(!、) \ \
∪ / ゝ )
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/ _/ | |_
ヽ、_ヽ {_ ___ゝ
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
603 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 03:27:54.39 ID:hPrmcpGv0
∧_∧
_( ´Д`) トンファー草刈り!!
/ )
∩ / ,イ 、 ノ/
| | / / | (〈
| | | | | ]
| | | | ヽ ヽ
| |ニ(!、) \ \
∪ / ゝ )
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/ _/ | | スパァァァ
ヽ、_ヽ {_ ___ゝ, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´,
632 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 10:02:18.39 ID:hPrmcpGv0
もう、落としてもいいんやで・・・?
もう、落としてもいいんやで・・・?
644 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 11:14:36.83 ID:hPrmcpGv0
もう3日か
もう3日か
677 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 13:41:29.21 ID:hPrmcpGv0
. … .
:____:
:/_ノ ー、\:
:/( ●) (●)。\:
:/:::::: r(__人__) 、::::\: ウッ・・・p...
:| { l/⌒ヽ |:
:\ / / /:
. … .
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:/_ノ ー、\:
:/( ●) (●)。\:
:/:::::: r(__人__) 、::::\: ウッ・・・p...
:| { l/⌒ヽ |:
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____
/-‐ ‐-\
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/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| l/⌒ヽ | おっと、失礼
\ / / /
/-‐ ‐-\
/ ( ⌒) (● )\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| l/⌒ヽ | おっと、失礼
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689 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 14:07:28.83 ID:295b3723O >>1の短編小説『銀ちゃんと僕』がもっと読みたいぜ
691 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 14:11:40.21 ID:hPrmcpGv0
銀僕は、@wikiの方に沢山まとめてもらってるよ
暇なら読むといいかもね
銀僕は、@wikiの方に沢山まとめてもらってるよ
暇なら読むといいかもね
692 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 14:12:14.26 ID:UESziGXS0 >>688 基地外なんて言うもんじゃないわ
693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 14:13:13.85 ID:hPrmcpGv0
ぶうううぴいいいいいいいいいいいい
ぼくもきちがいでぶうううぶぶううう
ぷひひひひいひひひいひぷきゃああああああああああああ
ぶうううぴいいいいいいいいいいいい
ぼくもきちがいでぶうううぶぶううう
ぷひひひひいひひひいひぷきゃああああああああああああ
700 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 14:26:48.80 ID:295b3723O >>691 サンクス、銀僕っていうのかww
701 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 14:27:50.16 ID:hPrmcpGv0
いや、君が銀ちゃんと僕って言ったから、それを略したんだよ。
特に決まったタイトルがあるわけじゃない
いや、君が銀ちゃんと僕って言ったから、それを略したんだよ。
特に決まったタイトルがあるわけじゃない
710 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 15:43:41.31 ID:hPrmcpGv0
季節外れの蝉が鳴いた。
澄んだ空に刷毛で砂のような雲が描かれていた。
早朝、夕方は秋虫の声が聞けるようになり、残暑も冬篭りの支度を始め出している。
僕は椅子に座り、背もたれに体を預け、伸びをしなながら高い空を見た。
「水銀燈、肩揉んでよ」
リクライニングの椅子に埋もれるように座り本を読んでいる水銀燈に言う。
水銀燈は本を下げ、赤いガラス細工の眼でページ上から僕の姿を捉えると
何も言わずに視線を文字に戻した。
「無視っすか、そうっすか」と僕は息を吐き捨てながら言う。
水銀燈は瞳を瞼に半分隠し「揉んであげるから、こっちきなさいよ」と言った。
僕は椅子を軋ませ立ち上がり、水銀燈の座っている椅子の肘掛隣に腰を下ろした。
「こっち。背」との水銀燈の言葉に、僕は言われるまま背を向けた。
左手が伸び、人より小さく、人のように暖かく柔らかい手がシャツの上から僕の右肩に触れる。
水銀燈は親指を使わず、手の平と指だけで肩を揉む。
「両手使ってくれよ」
「うっさいわね、今いい所なのよ」
肘掛に本を置き、ページを捲りながら言った。
揉む手を止めないのは彼女なりの優しさなのだろう、
力が弱く、ツボを突かないのであまり気持ちはよくなかったが・・・・・・。
季節外れの蝉が鳴いた。
澄んだ空に刷毛で砂のような雲が描かれていた。
早朝、夕方は秋虫の声が聞けるようになり、残暑も冬篭りの支度を始め出している。
僕は椅子に座り、背もたれに体を預け、伸びをしなながら高い空を見た。
「水銀燈、肩揉んでよ」
リクライニングの椅子に埋もれるように座り本を読んでいる水銀燈に言う。
水銀燈は本を下げ、赤いガラス細工の眼でページ上から僕の姿を捉えると
何も言わずに視線を文字に戻した。
「無視っすか、そうっすか」と僕は息を吐き捨てながら言う。
水銀燈は瞳を瞼に半分隠し「揉んであげるから、こっちきなさいよ」と言った。
僕は椅子を軋ませ立ち上がり、水銀燈の座っている椅子の肘掛隣に腰を下ろした。
「こっち。背」との水銀燈の言葉に、僕は言われるまま背を向けた。
左手が伸び、人より小さく、人のように暖かく柔らかい手がシャツの上から僕の右肩に触れる。
水銀燈は親指を使わず、手の平と指だけで肩を揉む。
「両手使ってくれよ」
「うっさいわね、今いい所なのよ」
肘掛に本を置き、ページを捲りながら言った。
揉む手を止めないのは彼女なりの優しさなのだろう、
力が弱く、ツボを突かないのであまり気持ちはよくなかったが・・・・・・。
713 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 15:54:16.30 ID:hPrmcpGv0
肘掛に背を預け、顎を引き水銀燈に肩を任せる。
途中から、皮膚を直接揉んでもらう事にしたのが当った。
首と肩を繋ぐラインのコリコリに、小さい手が綺麗にはまり、
焦らされているような心地よさが耳の付け根まで伝わってくる。
「ねえ」
「何よ」
「明日、海に行こうよ」
「はぁ?何しに行くのよ」
ここで初めて水銀燈は本から顔を上げ、僕の方を見た。
「見に行くんだよ。泳ぎたいなら、泳いもでいいけど」
僕がそう言うと「泳ぐわけないじゃない、ばっかみたい」と言い、僕の肩をパンパンと叩いた。
「はい、おしまい」
「ん、ありがとう」
僕は首を回しながら言う。
「じゃあ、次は私の肩揉みなさいよ」
今まで僕の肩を揉んでいた手で、自分の首筋のツボを刺激する。
なんだよ、全然ツボの刺激の仕方分ってるじゃないか。
「なによ。あんた、人に揉ませておいて自分は何もしないの?」
片眉を吊り上げ水銀燈が言う。
確かに、水銀燈の言い分は正しい。
肘掛に背を預け、顎を引き水銀燈に肩を任せる。
途中から、皮膚を直接揉んでもらう事にしたのが当った。
首と肩を繋ぐラインのコリコリに、小さい手が綺麗にはまり、
焦らされているような心地よさが耳の付け根まで伝わってくる。
「ねえ」
「何よ」
「明日、海に行こうよ」
「はぁ?何しに行くのよ」
ここで初めて水銀燈は本から顔を上げ、僕の方を見た。
「見に行くんだよ。泳ぎたいなら、泳いもでいいけど」
僕がそう言うと「泳ぐわけないじゃない、ばっかみたい」と言い、僕の肩をパンパンと叩いた。
「はい、おしまい」
「ん、ありがとう」
僕は首を回しながら言う。
「じゃあ、次は私の肩揉みなさいよ」
今まで僕の肩を揉んでいた手で、自分の首筋のツボを刺激する。
なんだよ、全然ツボの刺激の仕方分ってるじゃないか。
「なによ。あんた、人に揉ませておいて自分は何もしないの?」
片眉を吊り上げ水銀燈が言う。
確かに、水銀燈の言い分は正しい。
714 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 16:05:20.60 ID:C5aEaWVO0 トロイメントとオーベルもそうだけど 何で水銀党員は真紅を悪者にして水銀燈をいい子だと捏造すんの? 悪役の水銀燈をそのまま愛せないの?
716 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 16:13:37.10 ID:hPrmcpGv0
別に真紅を悪役にしてる訳じゃないけどな。
水銀燈は他のドール達から見たら悪役だったけどさ
アリゲーふっかけるのは父親を思って、
途中からはめぐを思っての事だったじゃないか。
それに、水銀燈を悪役と見るか否かは個人の自由だと思うよ
別に真紅を悪役にしてる訳じゃないけどな。
水銀燈は他のドール達から見たら悪役だったけどさ
アリゲーふっかけるのは父親を思って、
途中からはめぐを思っての事だったじゃないか。
それに、水銀燈を悪役と見るか否かは個人の自由だと思うよ
717 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 16:17:30.01 ID:hPrmcpGv0
僕は水銀燈の首筋に手を当て、親指と中指でツボの場所を刺激する。
ふぁあと空気の抜ける声が聞こえてきた。
「両手使って揉みなさいよ」と肩を窄めながら言う。
両肩で僕の手を押しやろうとする所を見ると、少し痛かったのかもしれない。
「椅子に座りながら言われてもな」
言われて気づいたのか、読んでいた本に栞を挟め、椅子からもぞもぞと降りた。
読んでいた本は温めていた椅子に置き、自分は僕の前にちょこんと座る。
「てっきり、こっちに座るもんだと」と僕は組んだ自分の足を指しながら言った。
「いいから揉みなさいよ。ノロマは嫌いよ」
細い肩に両手を乗せると、彼女の両肩はすっぽりと手の平に隠れてしまう。
僕は指先を使い、柔らかい彼女の肩を揉んだ。
水銀燈は肩を揉まれながら唸っている、両肩も次第に持ち上がり始めた。
「お前、肩こってないだろ」
「こってるわよ」
痛みに耐えるように水銀燈が言った。
「まあいいけど」と僕は揉む力を弱めた。次第に水銀燈が、体重を僕の両手に移し出す。
カラスの鳴声が聞こえてくる。
「明日、海に行こうよ」
僕はもう一度言った。
「海を見に行くの?」
水銀燈の声に棘がない。
「ああ。泳ぎたいなら、泳いでもいいけどね」
「だっからぁ、泳がないわよ」と呆れるように言った。
太陽の光りが雲に隠れ、部屋が暗くなる。
「ばっかみたい」と水銀燈が笑うように言った。
彼女の髪の毛は、凪いでいる海面を風がからかったように微かに揺れていた。
僕は水銀燈の首筋に手を当て、親指と中指でツボの場所を刺激する。
ふぁあと空気の抜ける声が聞こえてきた。
「両手使って揉みなさいよ」と肩を窄めながら言う。
両肩で僕の手を押しやろうとする所を見ると、少し痛かったのかもしれない。
「椅子に座りながら言われてもな」
言われて気づいたのか、読んでいた本に栞を挟め、椅子からもぞもぞと降りた。
読んでいた本は温めていた椅子に置き、自分は僕の前にちょこんと座る。
「てっきり、こっちに座るもんだと」と僕は組んだ自分の足を指しながら言った。
「いいから揉みなさいよ。ノロマは嫌いよ」
細い肩に両手を乗せると、彼女の両肩はすっぽりと手の平に隠れてしまう。
僕は指先を使い、柔らかい彼女の肩を揉んだ。
水銀燈は肩を揉まれながら唸っている、両肩も次第に持ち上がり始めた。
「お前、肩こってないだろ」
「こってるわよ」
痛みに耐えるように水銀燈が言った。
「まあいいけど」と僕は揉む力を弱めた。次第に水銀燈が、体重を僕の両手に移し出す。
カラスの鳴声が聞こえてくる。
「明日、海に行こうよ」
僕はもう一度言った。
「海を見に行くの?」
水銀燈の声に棘がない。
「ああ。泳ぎたいなら、泳いでもいいけどね」
「だっからぁ、泳がないわよ」と呆れるように言った。
太陽の光りが雲に隠れ、部屋が暗くなる。
「ばっかみたい」と水銀燈が笑うように言った。
彼女の髪の毛は、凪いでいる海面を風がからかったように微かに揺れていた。
719 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 16:25:59.00 ID:hPrmcpGv0
年代物の車のドアが錆びを落とし閉められた。
潮の香が風に運ばれてくる。
水銀燈は車の屋根に立ち、惚けるように海を見ていた。銀の髪が潮風を泳ぐ。
「もっと近くに行こうよ」
「え、ええ。そうね」
どこか遠い所から意識を引き戻し、黒い粒子を散し飛び上がった。
手をさし伸ばし「抱っこしようか」と聞くが「いらないわ」と返された。反抗期なんだろう。
堤防の端から繋がる山の獣道(獣ではなく人が作った道だが)から下に降りる。
水銀燈は蜘蛛の巣対策か、僕の背に隠れて飛ぶ。
ここは元々遊泳禁止地区なのだが、アワビ、サザエ、伊勢海老がゴロゴロと獲れ、
砂浜も申し訳程度にある。地元民しか知らない穴場であった。
流れが激しく危険らしいが、海に入らなければ問題はないし、
何よりこの季節には人が居ないのが嬉しい。
僕は手ごろな岩に腰掛けた。
水銀燈はしばらく辺りを飛び回り、僕の肩に腰を下ろした。ドレスが汚れるのが嫌なのだろう。
波が砂を攫う音が聞こえてくる。
「広いね」
「ええ」
「海見たの初めて?」
「ええ、初めてよ」
外国の子には海が珍しいと聞く、日本でも内陸の人は殆ど海を見たことがないらしい。
「そっか」と僕は呟いた。
年代物の車のドアが錆びを落とし閉められた。
潮の香が風に運ばれてくる。
水銀燈は車の屋根に立ち、惚けるように海を見ていた。銀の髪が潮風を泳ぐ。
「もっと近くに行こうよ」
「え、ええ。そうね」
どこか遠い所から意識を引き戻し、黒い粒子を散し飛び上がった。
手をさし伸ばし「抱っこしようか」と聞くが「いらないわ」と返された。反抗期なんだろう。
堤防の端から繋がる山の獣道(獣ではなく人が作った道だが)から下に降りる。
水銀燈は蜘蛛の巣対策か、僕の背に隠れて飛ぶ。
ここは元々遊泳禁止地区なのだが、アワビ、サザエ、伊勢海老がゴロゴロと獲れ、
砂浜も申し訳程度にある。地元民しか知らない穴場であった。
流れが激しく危険らしいが、海に入らなければ問題はないし、
何よりこの季節には人が居ないのが嬉しい。
僕は手ごろな岩に腰掛けた。
水銀燈はしばらく辺りを飛び回り、僕の肩に腰を下ろした。ドレスが汚れるのが嫌なのだろう。
波が砂を攫う音が聞こえてくる。
「広いね」
「ええ」
「海見たの初めて?」
「ええ、初めてよ」
外国の子には海が珍しいと聞く、日本でも内陸の人は殆ど海を見たことがないらしい。
「そっか」と僕は呟いた。
722 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 16:38:50.52 ID:hPrmcpGv0
潮風が揺らす髪を水銀燈は片手で押さえていた。
サンダルを脱ぎ、ズボンの裾を捲り上げた僕に「何してんの?」と水銀燈が不思議そうに聞いてきた。
「海に入るよ!」と僕は立ち上がる。
「ちょ、ちょと!」
行き成り立ち上がられ、バランスを崩しそうになったのか、両手で僕の髪の毛を掴んできた。
裸足に砂が冷たい。
波打ち際に立つと何とも言えない心地よさが足裏から伝わる。
「冷たいね」
「当然じゃない、もう秋よ秋」と髪の毛を握り締めたまま水銀燈が言った。
「うひょお、きもちい」
波を掻き分け踝上まで波を感じる。
水銀燈の羽が後頭部にぱたぱたと当る。羨ましいらしい。
「水銀燈もブーツ脱いでさ、一緒に入ろうよ」
「しょうがないわねぇ」と待ってましたと言わんばかりに僕の肩から飛び上がり、
急いでブーツとハイソックスを脱ぎ、僕のサンダルの上に置き戻ってきた。
「あんまり、あんたが一人で寂しそうだから付き合ってんのよ。勘違いしないでね」
何も聞いていないのに、砂浜を歩きながらそんな事を言う。
波打ち際で「ひゃぁ!」と可愛らしい悲鳴を上げた。
砂が足の裏を流れる感触は初体験らしい。
水銀燈はスカートを両手で膝までたくし上げ、僕の隣まで歩いて来た。
「なんだか、不思議な所ね。海って」
水銀燈の白い脛を波が撫でる。
「ああ」と相槌を打つ。
こんな所から命が生まれ、俺が産まれて、水銀燈が生まれて、
こんなちっちゃな島国で出会って・・・・・・。
潮風が揺らす髪を水銀燈は片手で押さえていた。
サンダルを脱ぎ、ズボンの裾を捲り上げた僕に「何してんの?」と水銀燈が不思議そうに聞いてきた。
「海に入るよ!」と僕は立ち上がる。
「ちょ、ちょと!」
行き成り立ち上がられ、バランスを崩しそうになったのか、両手で僕の髪の毛を掴んできた。
裸足に砂が冷たい。
波打ち際に立つと何とも言えない心地よさが足裏から伝わる。
「冷たいね」
「当然じゃない、もう秋よ秋」と髪の毛を握り締めたまま水銀燈が言った。
「うひょお、きもちい」
波を掻き分け踝上まで波を感じる。
水銀燈の羽が後頭部にぱたぱたと当る。羨ましいらしい。
「水銀燈もブーツ脱いでさ、一緒に入ろうよ」
「しょうがないわねぇ」と待ってましたと言わんばかりに僕の肩から飛び上がり、
急いでブーツとハイソックスを脱ぎ、僕のサンダルの上に置き戻ってきた。
「あんまり、あんたが一人で寂しそうだから付き合ってんのよ。勘違いしないでね」
何も聞いていないのに、砂浜を歩きながらそんな事を言う。
波打ち際で「ひゃぁ!」と可愛らしい悲鳴を上げた。
砂が足の裏を流れる感触は初体験らしい。
水銀燈はスカートを両手で膝までたくし上げ、僕の隣まで歩いて来た。
「なんだか、不思議な所ね。海って」
水銀燈の白い脛を波が撫でる。
「ああ」と相槌を打つ。
こんな所から命が生まれ、俺が産まれて、水銀燈が生まれて、
こんなちっちゃな島国で出会って・・・・・・。
727 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 16:49:52.05 ID:hPrmcpGv0
母なる海に思いをめぐらせていると水飛沫が顔にかかった。
水銀燈が海水を蹴り上げたのだ。
「ちょ、いきなりなんだよ」
「ほらほら、逃げないと濡れちゃうわよ」と水を蹴り上げなら迫ってくる。
「こら、やめろって、冷たい」
「何よ、楽しみなさいよ」
「おいおい、水掛はクラス1位だった俺にそんな事」
「言っていいのか?」は海水の塊に口の中で洗い流されてしまった。
ついでに言うと、さぼる頻度もクラス一位だった。
「おい、こらまて」
「やーよぉ」
水銀燈は足を水面につけながら飛んで逃げ、白い尾が海面に二本引かれる。
「卑怯な!」
「はやくぅ、こっちよこっちぃー」
時たま振り返り水を蹴上げる。
こんな追いかけっこをしばらく続け、やっとの事で水銀燈を捕まえた。
「ぐふふふ、海水がうぬを待っておるぞ」
「ちょと、顔が本気で気持ち悪い」
「何とでも言いなさい」
さあ、お尻からジワジワと海水につけてやるぞと水銀燈を横に構えるが、何も言ってこない。
水銀燈は口を惚けたように開き、一点を見ていた。
僕も水銀燈を捕まえたまま同じ方向を見る。
真っ赤な夕日が、海に溶け込み空を燃やしていた。
溜息が漏れる。
「綺麗だね」
水銀燈は僕の腕の中で「うん」と頷いた。
いつしか夕日は海に全て溶け、空は火種を残すだけとなった。
母なる海に思いをめぐらせていると水飛沫が顔にかかった。
水銀燈が海水を蹴り上げたのだ。
「ちょ、いきなりなんだよ」
「ほらほら、逃げないと濡れちゃうわよ」と水を蹴り上げなら迫ってくる。
「こら、やめろって、冷たい」
「何よ、楽しみなさいよ」
「おいおい、水掛はクラス1位だった俺にそんな事」
「言っていいのか?」は海水の塊に口の中で洗い流されてしまった。
ついでに言うと、さぼる頻度もクラス一位だった。
「おい、こらまて」
「やーよぉ」
水銀燈は足を水面につけながら飛んで逃げ、白い尾が海面に二本引かれる。
「卑怯な!」
「はやくぅ、こっちよこっちぃー」
時たま振り返り水を蹴上げる。
こんな追いかけっこをしばらく続け、やっとの事で水銀燈を捕まえた。
「ぐふふふ、海水がうぬを待っておるぞ」
「ちょと、顔が本気で気持ち悪い」
「何とでも言いなさい」
さあ、お尻からジワジワと海水につけてやるぞと水銀燈を横に構えるが、何も言ってこない。
水銀燈は口を惚けたように開き、一点を見ていた。
僕も水銀燈を捕まえたまま同じ方向を見る。
真っ赤な夕日が、海に溶け込み空を燃やしていた。
溜息が漏れる。
「綺麗だね」
水銀燈は僕の腕の中で「うん」と頷いた。
いつしか夕日は海に全て溶け、空は火種を残すだけとなった。
729 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 17:00:02.26 ID:hPrmcpGv0
「帰ろうか」
「そうね」一呼吸置き、水銀燈が言った。
波が砂を攫う音と、潮風が海面と山の梢を撫でる音だけが聞こえてくる。
「また来ようよ。今度はお弁当持ってさ」
「うん」
引き潮が僕の足から熱を奪う。
僕は水銀燈を抱っこしたまま、サンダルの方へと歩く。
水銀燈のソックスとブーツを手に取り、海水と砂にまみれた足でサンダルを引っ掛ける。
「ちょと、おろしなさいよ」
羽根が僕の胸をパタパタと打つ。
「車まで連れて行くよ」
潮風が吹いた。水銀燈は自分の髪を押さえる。
「家へ帰ろう」
水銀燈はもう何も言わず、僕の腕に身をまかせた。
蝉が一声だけ鳴いた。
「帰ろうか」
「そうね」一呼吸置き、水銀燈が言った。
波が砂を攫う音と、潮風が海面と山の梢を撫でる音だけが聞こえてくる。
「また来ようよ。今度はお弁当持ってさ」
「うん」
引き潮が僕の足から熱を奪う。
僕は水銀燈を抱っこしたまま、サンダルの方へと歩く。
水銀燈のソックスとブーツを手に取り、海水と砂にまみれた足でサンダルを引っ掛ける。
「ちょと、おろしなさいよ」
羽根が僕の胸をパタパタと打つ。
「車まで連れて行くよ」
潮風が吹いた。水銀燈は自分の髪を押さえる。
「家へ帰ろう」
水銀燈はもう何も言わず、僕の腕に身をまかせた。
蝉が一声だけ鳴いた。
730 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 17:00:17.85 ID:hPrmcpGv0
お わ り
お わ り
735 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 17:28:05.78 ID:XkFeMoD40 G並みの生命力だな
736 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 17:29:42.37 ID:hA42/mYR0 いや、これはもはや水虫並み
737 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 17:35:53.39 ID:hPrmcpGv0
糖尿病や免疫力の低い人、治療でステロイド内服をしている人は、水虫になりやすいとされる。
糖尿病や免疫力の低い人、治療でステロイド内服をしている人は、水虫になりやすいとされる。
739 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 17:38:01.32 ID:sDd6rKIY0 まあ最近は脇の下からシナモンの香りがしてくるようになったから大丈夫だよ
740 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 17:54:32.88 ID:hPrmcpGv0
>>739
あれれ・・?俺書き込んだ覚えないのにな・・・
>>739
あれれ・・?俺書き込んだ覚えないのにな・・・
742 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 18:03:47.43 ID:hPrmcpGv0
肝臓患ってる奴等の集会場みたいなもんさ
肝臓患ってる奴等の集会場みたいなもんさ
753 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 18:59:17.04 ID:hPrmcpGv0
キスを報酬っすか
こうさ、キスってもっと甘酸っぱいもんじゃねーの?
例えばさ、好きな子と隣り合わせに座ってんの。椅子じゃなくて地面にな。
そんで地に付いてる手のさ、小指がちょんちょん触れ合うわけ
だんだんと触れている面積が広がってきてさ、最終的には手繋いでるのよ
もちろん指を絡み合わせせてな。
どちらともなく相手の顔を見て瞳を絡み合わせるんだけどさ、すげー真っ赤なの
二人とも耳まで真っ赤でさ、相手の顔がぼやけてくんの
もっと近くで見ようと顔を近づけてさ、はっきり見える距離になったら
息遣いが感じ取れる距離なんですよ。まさに目と鼻の先。
そしてどちらからともなく目をつぶってさ、唇と唇を合わせようとするんだけど
鼻先と鼻先がぶつかり合ってさ、互いに顔を引いて、今度は顔を傾けてさ
近づけて、チュって。もうね、ほんとチュってするわけよ
ほんと、互いの口先が触れ合うくらい。銀の橋もかからない、ほんと一緒。
それでキスしたって事実がさ二人の顔にさらに油を注ぐわけよ
なんつーかほんと、キスが正直なんであんなにロマンチックな物か分らないけどさ
そういった風に先入観があるのよ、その先入観だけで顔は大火事、心は早鐘
少しだけ、相手の心に触れさせてもらったようなさ、そんな気持ちになるのよ
互いの心に安堵っていうか、嬉しさっていうか
もうさ、とにかくそんな感情で溢れるわけ
一回キスしたらさ、もう一回キスしていい?もう一回、チュッチュッチュッチュ
次第に銀の橋もかかるようになってさ
言うんだよ、片方が「大好きだよ」って
今まで愛を行っていた口が愛を語るんだよ。二重の極みだよ
そして相手も「うん」とか真っ赤になって言うの、もうねこんな感じ
キスってこんな感じ
すっげー甘酸っぱい物なの
だからさ、キスを報酬にするってのは、また違う事だと思うの
やっぱりキスの報酬は、一度二人に関係が出来てからがいいと思うんだ。
キスを報酬っすか
こうさ、キスってもっと甘酸っぱいもんじゃねーの?
例えばさ、好きな子と隣り合わせに座ってんの。椅子じゃなくて地面にな。
そんで地に付いてる手のさ、小指がちょんちょん触れ合うわけ
だんだんと触れている面積が広がってきてさ、最終的には手繋いでるのよ
もちろん指を絡み合わせせてな。
どちらともなく相手の顔を見て瞳を絡み合わせるんだけどさ、すげー真っ赤なの
二人とも耳まで真っ赤でさ、相手の顔がぼやけてくんの
もっと近くで見ようと顔を近づけてさ、はっきり見える距離になったら
息遣いが感じ取れる距離なんですよ。まさに目と鼻の先。
そしてどちらからともなく目をつぶってさ、唇と唇を合わせようとするんだけど
鼻先と鼻先がぶつかり合ってさ、互いに顔を引いて、今度は顔を傾けてさ
近づけて、チュって。もうね、ほんとチュってするわけよ
ほんと、互いの口先が触れ合うくらい。銀の橋もかからない、ほんと一緒。
それでキスしたって事実がさ二人の顔にさらに油を注ぐわけよ
なんつーかほんと、キスが正直なんであんなにロマンチックな物か分らないけどさ
そういった風に先入観があるのよ、その先入観だけで顔は大火事、心は早鐘
少しだけ、相手の心に触れさせてもらったようなさ、そんな気持ちになるのよ
互いの心に安堵っていうか、嬉しさっていうか
もうさ、とにかくそんな感情で溢れるわけ
一回キスしたらさ、もう一回キスしていい?もう一回、チュッチュッチュッチュ
次第に銀の橋もかかるようになってさ
言うんだよ、片方が「大好きだよ」って
今まで愛を行っていた口が愛を語るんだよ。二重の極みだよ
そして相手も「うん」とか真っ赤になって言うの、もうねこんな感じ
キスってこんな感じ
すっげー甘酸っぱい物なの
だからさ、キスを報酬にするってのは、また違う事だと思うの
やっぱりキスの報酬は、一度二人に関係が出来てからがいいと思うんだ。
754 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 19:00:56.00 ID:hPrmcpGv0
まちがえまちがえ
まちがえまちがえ
996 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 22:41:31.66 ID:hPrmcpGv0
みんな、じゃあの
みんな、じゃあの