石川正明

石川正明

石川 正明(いしかわ まさあき、1949年-)は駿台予備学校化学科講師。

経歴

  • 滋賀県大津市生まれ
  • 滋賀県立膳所高等学校普通科卒業。生徒会長を務めた。
  • 京都大学工学部卒業
  • 京都大学大学院博士課程修了。工学博士。

授業・人物

  • 駿台化学科の権威。現在の駿台化学科があるのはこの方のおかげ。受験化学において最も著名と言っても過言ではない。
  • 高卒通期テキスト「化学S」の制作者。
  • 化学の本質を追求する高度な授業を行うが、 それを噛み砕いて分かりやすく説明をする。
  • 「東大化学」「京大化学」などを担当し、 年間の講義に先立って、春休みに東大の過去問を数十年分解き直すなど、 極めて研究熱心である。東大、京大の青本執筆者としても知られる。
  • 化学を愛するゆえに電子を「電子くん」と言ったり授業の中で一連のストーリーを展開していく。
  • 数百枚の生徒からの授業評価のアンケートでただ一枚「分かりにくかった」 と書かれ、その一枚のために自らの授業についてひどく悩んでいたという。
  • 実際の授業では自著の参考書には載せていないユーモラスな例え話や、面白おかしく印象的なキャッチフレーズがたくさん聞ける。
  • 力を込めて説明する際、よく声が裏返る。
  • 有機化学を高校の教科書の様な説明ではなく、電子を使って教える本質的ないわゆる『有機電子論』で教える為、大学に入ってから有機化学でつまずかなくなったという声がよくあがる。
  • かつては講習の時だけ関東地区にも出向していたが、年齢のためか現在は受験生向けの授業を関東で開講する事はなく、関西地区以外ではオンデマンド講座でしか授業を受けることができない。
  • しかし2014年度・2015年度は京大突破レクチャーの化学担当講師として久しぶりに関東地区(お茶の水2号館)で授業を行うことになった。
  • 関東に出講していた時は、「化学特講Ⅰ(計算問題)」(現在は、「化学特講Ⅰ(計算問題)・HG」)を担当しており、師が担当する場合はすべて締め切りになるほどの人気であった。
  • 夏期講習では、「化学特講Ⅰ(計算問題)・HG」の作成を担当している。東海,関西地区で開催されるが師が担当する場合は、締め切りになることが多い。
  • 授業時間を延長することで有名。1コマが50分で収まるのは非常にまれであるほどである。これは、無味乾燥の暗記に頼らせない方法の教授をモットーとしているため、「なぜそうなるか?」に徹底した講座を展開していることによる。それゆえ、授業でやる問題の予習は最低限必要で、加えて延長されてもモチベーションをしっかりと保てるほどの化学に関する高い実力が必要となる。
  • 関東地区では鎌田真彰(のちに東進に移籍)、井龍秀徳、東海,関西地区では嶋田竜人と山下幸久が主に師の教え子であるが、4人とも授業時間延長する。これは師の影響によると思われる。
  • 質問は大歓迎で、判らない部分が有れば判るようになるまでとことん付き合ってくれる。


著作物(いずれも駿台文庫)

  • 『新理系の化学(上・下)』
  • 『新理系の化学問題100選』
  • 『記述・論述問題の完全対策』
  • 『原点からの化学シリーズ』
    • 「化学の計算」,「化学の理論」,「化学の発想法」,「無機化学」,「有機化学」の5分野が出版されている。
    • (注)「原点からの~」というタイトルであるが、決して初学者対象の書籍ではない。学習指導要領外の内容である混成軌道なども解説しているのでむしろ、高校化学に関しては基礎学力が十分に備わっていることが大前提となる。つまり、一通り化学の学習が終わった人が改めて化学を学習しなおすのに向いている。学習指導要領外の内容というのを裏返せば、大学の講義でも引き続き使える、と言うことである。下手な専門書を使うよりはずっと役立つと思われれるので、教養さらには専門で化学関係に進む人は、大学入学後も使うとよいかもしれない。
他、共著の問題集や大学生向けの参考書なども出版されている。

リンク

  • 普段出講している関西地区での目線で師について詳しく知りたいなら上記サイトで石川先生のページを参考にしてください。
最終更新:2016年02月14日 01:15
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