■駿台で後期クラス落ちした奴が辿る道■
- 2学期早々教室を間違え、現実を受け入れられない自分に気付く。
- 講師のやる気にクラスで大きな差があることにショックを受ける。
- 掃除のおばさんおじさんも下のクラスでは仕事がぞんざいになることを知って傷つく。
- 前期一緒だった友達と疎遠になる。たまに上のクラスに友達に会いに行くと周囲にウザがられて心がチクチク痛む。
- 受けたくもない様な私大の話を担任がよくするようになり、不快感がつのる。
- 便所や自習室で上のクラスの奴と一緒になるだけで馬鹿にされているような気分になる。
- 遅刻しても平気な雰囲気に呑まれて時間感覚がルーズになる。そのくせ講師がやたら遅刻するのは目障りに思う。
- 自分の成績が悪いからクラスを落とされたのに、どうしても周囲が自分より馬鹿に見えて違和感を感じる。よって友達ができない。
- 寛容さ、余裕といったものが失われDQNの一挙一言が気になってしょうがない。
- 1学期近くの席だった人とすれ違う際に目が合って、微妙に会釈をしたつもりが完全にスルーされて寂しい。
- 入試はしょせん自分の心がけ次第、と言い聞かせるがコンプレックスから抜け出せない。
- 夏期講習はクラスに関係なく平等だったことを思い出し、同じ授業料で質の低い授業を受ける破目になった自分が悔しくなる。
- 本屋でダラダラと参考書を立ち読みしている時間が増える。意味がないとわかっていても漠然とした不安からやめられない。
- 講師室へ質問に行って優しく励まされても、自分の所属クラスを考えると嘘にしか聞こえない。
- 切る授業が増えて予備校に行くのがめんどくさくなり土日以外に新たな自主休日が誕生する。
- 講習取れ取れ詐欺が前期より酷いと実感していても、「最後の逆転」などの講座宣伝文句にまんまと釣られ大量に申し込んでしまう。
- ベネッセ共催模試や校内テストをサボるうちにサボり癖がたたって全国模試や実戦模試までサボる。
- 余裕がないはずなのに校舎周辺のうまい店や観光スポットなど関係のないことに関心が行く。
- 雑談講師の代ゼミ侮辱ネタが必要以上に痛快に聞こえるが、来年そこに通う可能性がゼロでないことを一瞬でも想像すると青ざめる。
- 他の予備校に通っている高校の同級生の様子が気になる。ただ自分より惨めな奴を探したいだけ。
- ところが模試に河合や代ゼミの同級生の名前が載っているのを見て激しく自信を喪失し、行き場のない不安と焦りに苛まれる。
- 下のクラスから東大に合格した人の話を聞いて同じ奇跡を起こせると妄想するが努力はしない。
- 2浪以上の奴らの苦労と悲しみがわかってあげられそうな今の自分が怖い。
- 面談で第3志望以下の大学の判定が良いことを誉められて、むかつく婉曲表現だなと思うが反論する気にもならない。
- 自分の本棚の赤本と青本を見つめて憂鬱になる日々が続く。滑り止め大は青本が出ていないことを知ってますます鬱になる。
- いちゃつくカップル、おっさんの歩きタバコ、政治の腐敗などどうでもいいことばかりに腹が立つ。
- 電車の中で気分が悪くなったり、試験直前に下痢が始まったり健康に問題が出てくる。
- ネット依存が悪化する。現役生がうっとうしい。勉強が進まない。時間が足りない。ああもうどうしよう。
- そんな悲しい現実を親にも相談できない。
最終更新:2013年05月03日 08:52