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攻撃SS・イラスト - (2007/03/10 (土) 23:16:54) の編集履歴(バックアップ)


歩兵攻撃 作成者:大車座(SS)、霧原涼(イラスト)

「こちら誘導部隊。敵性目標の誘導に成功。」
誘導部隊より連絡が入る。
その瞬間、部隊全体の空気が張り詰める。
東堂 悠司「攻撃準備。」
部隊全体が攻撃態勢に入る。
敵性目標が誘導地点に入るまであとわずか。
ウーリー「今までやられた分を返してやる……。」
霧原 涼「そうです、藩国の力を見せてやる。」
芥辺境藩国は一度自国をなすがままに蹂躙されたことを忘れていなかった。
世界は違うが忘れていなかった。
しかし今、敵は目の前に来る。
ついに一矢報いることができるのである。
部隊は意気軒昂、士気は十分である。

松林ぼたん「誘導部隊および敵性目標、センサーで確認しました!」
誘導地点に誘導部隊と敵が近づいてくる。
東堂 悠司「目標が誘導地点に到着するまで、後5秒!!」
常世 知行「総員構え。」
部隊全員が構える。
「4」
撃鉄を起こす。
「3」
誘導部隊が誘導地点を通り過ぎていく。
「2」
トリガーに手をかける。
「1」
目標が誘導地点に入った。
東堂 悠司「撃て!!」
大量の銃弾が放たれ、轟音が鳴り響いた。
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http://s00.sakura.ne.jp/support/gallup/kadai50/photo/1173527799.jpg

コトラ一斉砲撃 作成者:小鳥遊


大 車座「目標確認、おいでなすったみたいだな」
荒ポンはレーダーに映った敵影の姿を確認して、上唇を薄くなめた。
 得物を前にした獣のような仕草だが、声の末尾がかすかに震えている。怖い。
 多分この怖さは一生消えないのだろうと思いながら、荒ポンは照準を敵へと合わせた。
八岐 颱梦『こちら八岐です、こちらも目標を確認、いつでも撃てます』
 通信機から聞こえてくる声。楽しそうだった。
 くそったれ、この戦争狂め、と口の中でだけ呟く。
 自分がこんなに怖い目にあっているというのに、この余裕は何だ。
荒ポン「うるせえぞ、通信でそんな大声出すんじゃねえ」
 いらつきを隠さず声に混じらせるが、帰ってくるのは可笑しそうな、楽しそうな声。
八岐『なんですの荒ポン、あなた声が震えてますよ。もしかしえて怖いんですか?』
荒ポン「黙ってろ。俺はお前と違ってまともな人種なんだよ。怖くて当たり前だろうが」
八岐『はん、よく言うわ。いつからここは臆病のことをマトモって呼ぶようになったのかしら?』
荒ポン「安心しろ。少なくともお前みたいなアホがマトモと呼ばないことだけは確かだ」
大 車座「おしゃべりはそこまでだ、来たぞ!」
 そんな無駄な会話を続けている内に、震えは止まっていた。
 クソッタレめ、こいつといるとマトモな恐怖心まで狂ってきやがる。
 そんな事を考えながら、口の端を引き上げる。

大 車座「コトラ部隊、三連射撃を行う。
 ――撃てっ!!」

 指揮官からの通信が届いて、荒ポンは引き金を引いた。
 僅かなタイムラグもなく、八岐の機体も砲撃を開始する。


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