芥辺境藩国@wiki

イベント09 物語で見る各国の戦争準備状況【戦争準備前】

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【戦争準備前】

作:荒川真介(PL:芥) 絵:霧原涼(PL:お涼)


入れたばかりのコーヒーを飲みながら芥辺境藩国の辺境伯爵である荒川真介は敵の発見を聞いてやはりなと不敵に笑った、建国当時から絶対敵の追撃は来ると予想していたのである。

しかもアプローの涙事件中戦闘に関してほとんど何も出来ずじまいだったので防衛戦や鍋の国防衛戦の借りを返そうとも考えていた。

さて、意気揚々と戦争の準備に取りかかれる程甘くはなく、本国から戦時動員がかけられ莫大な資金と燃料の徴収が始まったのである。

幸か不幸か芥辺境藩国は先の冒険の結果、燃料の余裕はあるものの資金が不足しており、そのための資金繰りを藩王は総員体制で行うことを緊急会議で可決させた。

荒川「金か、いつも我が藩には足らないものだな」

そう言って自身も参加したある怜悧な少年の救出作戦を思い出した。

あの時、我が藩の資金が十分にあり全力出撃が出来たならあの2人の事故は防げたのではないか。

人助けの為死んだ国民がいたことは荒川の誇りだったが、もっとなにか出来たのではないかとも思うことがしばしばあった。

自分が優秀な指導者でないこと分かりきっていたが、否凡才であるが故に同じ失敗を繰り返し事のないよう己を戒めてきた。

「そろそろ時間です」

「分かった」

会議の時間を告げに来た秘書にそう答え、瞬時に考えを切り替える会議場に向かった。


「諸君知ってのとおり、我が国には金がない、だから稼ぐ事にする。
手の空いている技族は新型I=Dの設計、文族は現在状況を逐一知らせてくれ、
その他手の空いてる国民は技族と文族の支援だかかれ。」

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即座に号令をだしたことにより、国民はそれぞれ四方八方に飛んで各々が資金繰りに取り組んみ、残りの国民にもメールにて速やかに指示を飛ばす。

小国にもいいことはあるな、たとえば連絡をとりやすいとか、そうつぶやいているとがめるように王猫のコジロー2世がにゃーんと鳴いた。

わかっているよと王猫の鳴き声に返事をすると、「じゃあ復讐といこうじゃないか、不甲斐ない自分への。そのついでにどちらさんか知らないが、我らの国を土足で踏み荒らした報いを

受けさせてやるさね」

そういって冷め切ったせいで十分以上に酸化してまずくなったコーヒーを一気に飲み干すとに戦争準備の為指揮をとりはじめた。
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