例)E95
SS&イラスト(1)
「やっぱり、こっちにも来ましたか……」
対空機関砲を装備したコトラのコクピットの中でに、常世知行の声が聞こえて、小鳥遊はゴクリとつばを飲み込んだ。
通信が響く前から、レーダーには敵を示す光点が点滅をしながら中心へと向かってきている。敵の対地部隊だ。
いつも戦闘に出るときと同じように、指先から手のひら、手首、肘、肩と、震えが全身に広がっていく。マトモな思考が残っている間にだけ現れる、死の恐怖。
震えは首筋から顎へと移り、歯の根がガチガチとぶつかる音だけが、耳に響く。
通信が響く前から、レーダーには敵を示す光点が点滅をしながら中心へと向かってきている。敵の対地部隊だ。
いつも戦闘に出るときと同じように、指先から手のひら、手首、肘、肩と、震えが全身に広がっていく。マトモな思考が残っている間にだけ現れる、死の恐怖。
震えは首筋から顎へと移り、歯の根がガチガチとぶつかる音だけが、耳に響く。

怖い、怖い、怖い、怖い。
今にも機体を反転させて、この場から逃げ出したい衝動に駆られるのを、自分の体をきつく抱いて必死で耐える。
今から逃げ出したところで間に合わないことも分かっていた。それでも、恐怖はぬぐえない。何もかもから逃げ出して、膝を抱えて目を閉じていたい、そんな誘惑に駆られてしまう。
それでも、そうすることはできなかった。
今にも機体を反転させて、この場から逃げ出したい衝動に駆られるのを、自分の体をきつく抱いて必死で耐える。
今から逃げ出したところで間に合わないことも分かっていた。それでも、恐怖はぬぐえない。何もかもから逃げ出して、膝を抱えて目を閉じていたい、そんな誘惑に駆られてしまう。
それでも、そうすることはできなかった。
「はあ……ここで負けたらサヨコさんまで巻き添え食らっちゃうなあ……ああ、まずいまずい……」
焦ったような早口で、それでもどことなく軽妙な、そんなゲドーの声が聞こえる。
脳裏に浮かぶ、自分勝手で理不尽で、でも快活でかわいらしい、そんな王猫の娘の姿。
それを起点として、様々な光景が浮かぶ。
藩王、王猫、摂政、同僚と友達、家族、知り合い、顔なじみ。
沢山の知っている人がいて、沢山の知らない人が自分たちの背後にいる。
そう思うと、いくら震えようと、怖かろうと、逃げ出すわけにはいかなかった。
脳裏に浮かぶ、自分勝手で理不尽で、でも快活でかわいらしい、そんな王猫の娘の姿。
それを起点として、様々な光景が浮かぶ。
藩王、王猫、摂政、同僚と友達、家族、知り合い、顔なじみ。
沢山の知っている人がいて、沢山の知らない人が自分たちの背後にいる。
そう思うと、いくら震えようと、怖かろうと、逃げ出すわけにはいかなかった。
「守りきりましょう。……絶対に」
静かな声でそう呟いたのは、霧原涼だった。それを聞くだけで震えが止まるような、そんな決意に溢れた声だった。
まだ10台も半ばの、自分と歳も変わらない友達の凛とした決意に、震えは殺された。
自分の体にまわした腕をゆっくりと解く。手は前に。操縦桿を握る。見るのは、ただ明日のみ。
まだ10台も半ばの、自分と歳も変わらない友達の凛とした決意に、震えは殺された。
自分の体にまわした腕をゆっくりと解く。手は前に。操縦桿を握る。見るのは、ただ明日のみ。
「うん、絶対に、守ろう」
小さな声、かすれて消えてしまいそうな声。恐怖に震えてしまうのを必死で隠す声。
それでも、小鳥遊は応えた。
敵は近く、明日を守るための戦いが始まる。
それでも、小鳥遊は応えた。
敵は近く、明日を守るための戦いが始まる。
作戦
【地形】
高高度
- 高空で雲の上の為視界を遮るものがない。
- 地上に比べ空気が薄いので空気による揺らぎが少ない。
宇宙ステーションとの連携
- 宇宙ステーションのレーダーやセンサーを使用して味方の誘導を行う。
- 宇宙ステーションからの索敵によって、敵の早期発見とより精密な位置把握を行う。
宇宙港との連携
- 宇宙港のマスドライバーを利用し、敵の進行方向に向けて金属屑等を詰めたコンテナを投射し、途中で自爆させることで敵進行方向に微少デブリを散布する。
- 宇宙港から目標物の現在位置データを逐次送信して誘導する
【陣形】
対空用I=D
- 一直線の縦隊で敵に対して攻撃を仕掛ける。
- 正面の敵からは1機しか視認できない状態で接近し、射程距離にはいると同時に横隊に変化。
- 方位角の変化に敵の照準が追い付かないうちに集中攻撃でしとめる。
- 仲間同士はある程度離れた位置に陣取り、爆撃に巻き込まれないように注意。
- お椀状に展開して火力を集中する
- 分散しつつ、相互に支援が行える状態を作る
- 火力班と突撃班が互いに最大火力を集中出来るようにする
- 互いに5~10m程度距離を取って展開
- 障害物を利用して側面を突く
- 狙撃班を配置。敵を拘束する。同時に偵察班に連絡。
- 攻撃班は可能なら狙撃から隠れている敵を側面、背面から奇襲する。
【装備】
- 弾薬は榴弾を用いる。相手が高速で飛行しているため相対速度が大きく、破片によるちょっとした傷も致命傷になる。
- FTC(雨雪抑制回路)解除、微細な反射波も検知測定。
- MTI(移動目標指示器)を広域設定。
- I=Dの通信回線やナショナルネットなどにより常に情報リンクできているため、敵情報を速やかに伝達することで命中率を高める。
- 独立したセンサー系による自動迎撃
- FCSによって随時弾道修正を行う事で命中率を上げる
- 対空機関砲使用の際、対空近接信管を使用した高密度の連射
- 対空ミサイルは近接信管で破片をばら撒き、またミサイル自体の画像赤外線センサーで自動追尾出来る
- 複数の方角から機関砲やミサイルを撃つことで互いにカバーしあう
- 長距離通信や、高速データ通信が可能な無線機を使用して連絡をとりあい、部隊間・部隊内での状況把握や連携をスムーズにする。
- 双眼鏡・目標距離測定装置で攻撃目標の正確な位置を測定できる。
- バレルを短くしたり溝を刻むことによって軽量化を図る。短くて軽い銃であれば森や建物などの障害物の多い場所でも扱いやすい。
- 銃身への迷彩:草原、森、砂漠などの地形に応じて銃身にカモフラージュペイントを施すことで周囲の背景にとけこんで目立ちにくくなる。特に伏射で有効。
- 遮蔽物や塹壕、地面のへこみなどを利用して直接敵の攻撃をくらわないようにする
- 曳光弾を混ぜて射撃する事で弾道を明確にして集弾率を高める。
- 小口径の武器しか持たない兵は弾幕をはり、敵のセンサーを霍乱する。
【体術】
- 十分な照準をおこなっての集弾は見込めないので通過予測範囲に弾丸をばらまいて当てる事を第一とする
- 予想目標到達時間から逆算して早めに射出。この際、レーダーサイト等からの情報フィードバックをリアルタイムで行い、射撃誤差を可能な限り軽減する。
- 高速で飛行しているため敵は細かな空戦機動は取れず、機動予測が容易である。
- 大気圏降下中は重力に引っ張られている為、回避運動が取れないので命中が容易.
- 進行の妨害と本体の撃破とに役割を分担させ、効率を高める。
- 射角は出来るだけ広範囲を確保する。
- 撃ちっぱなしによって連射速度を高く保てる
- 対象の危険度から優先順位を選定、順番に撃破する。
- 敵への距離を考慮し、データ修正をかけた上で照準を合わせる
- 味方機とデータリンクし、敵の軌道を限定させる為に追い込むように射撃を行う
- 敵を引き付けずに早めに撃ち始める事で、命中効率を上げる
- 敵が遠方にいる場合の射撃班と接近した時の射撃班とに分けて、照準時に起こる混乱をさける。
RP
- 「ただのテストだー!テストなんだー!!」 -- (お涼) 2007-06-21 15:14:06
- 「本当だ!テストなんだってばー!!!」 -- (お涼) 2007-06-21 15:14:22
- 「オレ頑張るよ!なんたって未来の嫁を守るための戦いだからね!」 -- (ゲドー) 2007-06-21 22:30:42
- Testです。RPの時も、@藩国は付けておいた方が良いですよね? -- (リンドルム@芥辺境藩国) 2007-06-28 20:21:34
添付ファイル