太平洋戦争の流れ

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太平洋戦争の流れ - (2009/02/12 (木) 15:09:31) のソース

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さぁ、戦争のお話です。イヤな話ですね。
でも大事な話です。
なぜなら、日本がおかしくなってしまったのは、
この時代の歴史を知らない人が多いからなのです。
だって面倒ですもんね。
なので、例によってここでも簡単に、いえ、&bold(){超カンタンに}まとめていきたいと思います。

戦争の歴史が分かると、
なぜ&font(red){国籍法改正、外国人参政権、人権擁護法案}のような
トンデモ法案の心配なんぞしなければならないかが、分かってきます。


はじめに断っておきます。
&font(b,red){太平洋戦争}という言い方は、
戦後アメリカに押し付けられた名前です。
日本人ならば、&font(b,blue){大東亜戦争}と言いましょう。
軍国主義っぽい?残虐日本軍の大義名分にすぎない?
では、さっそく以下の内容にお目をお通しください。


*■あのころみんなワルだった
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当時、イギリスをはじめとする欧米列強は&bold(){植民地主義}に走っていました。
学校で習ったものの詳しいことは覚えていないでしょうが、
インドがイギリスに、ベトナムがフランスに占領されていたことくらいは、
誰でも知っていることだと思います。
当時は&bold(){「白人様が偉くて、有色人種は白人様の奴隷だ」}というトンデモ論が
&font(b,red){世界の常識}だったのです。
アジアもアフリカも、欧米様によって占領されていました。


戦争の話をするときに一番忘れがちなことは、
&bold(){当時の常識・法を前提に考える}ということです。
今の常識や法に照らし合わせても意味がありません。
だって、今&font(red){「白人様は一番エラい。有色人種は従え」}なんて公の場で言ったら、
&font(blue){「人種差別反対!」}という罵声やら石やら弾やら飛んできます。
しかし、当時では誰もそれに反対する人はいませんでした。常識ですから。


さて、こんな世界情勢の中、日本が戦争しなかったらどうなっていたでしょう?
間違いなく、&bold(){日本もどこかに占領されていました。}

こういう事情だけを見ても、
&font(b,red){「帝国主義日本は悪徳侵略国家だ!」}とは言いづらくなります。

疑うべくもなく、
&size(large){大東亜戦争は、自衛戦争でした。}

*■日本 vs. 植民地主義+共産主義
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詳しくは本家:[[「大東亜戦争への経緯」>http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/67.html]]をご覧ください。

ものすごく単純に、流れをまとめてみます。

まず、当時の欧米には二つの大きな勢力がありました。
&bold(){帝国主義}と&font(b,red){共産主義(社会主義)}です。
日本はもう、四面楚歌ってやつでした。

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①ペリーによって日本は無理矢理開国させられる。

②&bold(){欧米のコワさ}を知る。明治は&font(b,blue){殖産興業・富国強兵}で行こう!と考える。

③ロシアが&font(red){東アジアを植民地に}しようとねらう。
日本としては、お隣の朝鮮が近代化してほしかったけど、
朝鮮を属国としていた清がこれに反対→&font(red){日清戦争}

④日本、日清戦争に勝って、下関条約によって朝鮮を独立させる。
このとき、&font(blue){朝鮮は初めて日本・清と平等の立場}になれた。
あと、遼東半島と台湾ももらう。

⑤遼東半島はロシア・ドイツ・フランスに文句言われたので返す。

⑥ロシア、モンゴルと満州を占領。朝鮮もねらう。
イギリスはロシアの動きが気に入らないため、日本と手を組む→日英同盟
日本、イギリスの協力も頼りにロシアと開戦→&font(red){日露戦争}

⑦日本、日露戦争に勝って、満州南部をもらう。
財政破綻していた朝鮮は、&font(red){日本に「併合してくれ」と望む}。
大赤字だからイヤだったけど、仕方なく→韓国併合

⑧中国、辛亥革命で清滅亡。中華民国成立。

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まず日本にとって一番厄介だったのは&font(b,red){ロシア}でした。
ここまでの日本は、とりあえずロシアに侵略されないよう、
朝鮮などの周辺から守ろうという姿勢ですね。
しかし、ロシアはこのあとさらに厄介な国になっていきます。
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⑨ロシア、ロシア革命によって&bold(){共産化}。
共産主義を世界に広めようと、&font(red){コミンテルン}という組織をつくる。
中国や日本にも、この共産主義が入り込み、
中国共産党や日本共産党ができる。
日本、共産化を防ぐために治安維持法や普通選挙法をつくる。

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別ページで詳しく書きますが、
そもそも、共産主義とは単純に言えば&font(b,red){極左体制}です。
伝統や秩序、果ては国家そのものを&bold(){ぶっこわせ主義}です。
なので、共産主義者は日本では非常に危険視されていました。
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⑩アメリカ発&bold(){世界恐慌}。
イギリス・アメリカ→ブロック経済(≒排他主義)
ドイツ・イタリア→全体主義(=独裁)
フランス→人民戦線内閣(左翼)
日本→翼賛体制(右翼)

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で、第二次世界大戦の時代に入っていくのです。
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⑪ソ連のコミンテルンが中国で&font(red){工作活動}。
満州から日本を追い払う作戦開始。
満州軍閥・張作霖を爆殺し、&bold(){日本の関東軍に罪を着せる}。
(のちに、これがソ連による犯行だったことを示す資料公表)

⑫張作霖の後継者・張学良は中国共産党につく。
また暴走され、濡れ衣を着せられちゃたまらない関東軍は、張学良を満州から追放。
満州全土を占領して、満州国建国。
※満州国の皇帝は清の皇帝だった溥儀(ふぎ)です。
清はもともと異民族の国で、漢民族に長年恨まれていました。
なので、清滅亡後は満州民族ピンチでした。
満州国は日本が作ったお人形国家に過ぎませんが、
満州民族としては助かった、という感じだったのです。
実際、現代満州民族はインディアンのごとく、絶滅寸前です。

⑬張学良、中国国民党の蒋介石を捕まえて、
「日本を倒すために、共産党に金と武器を渡せ」と迫る→西安事件

⑭日本軍に向かって、共産党が発砲→盧溝橋事件
&font(red){中国人による、在中日本人の大虐殺→通州事件}
さらに、上海事変
日本国民、「戦争しろ!中国やっつけろ!」

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異国で罪のない日本人が虐殺された。
そりゃ、日本人は怒ります。そんな国はやっつけたいと思います。
一般庶民とは、いつの時代もそんなものです。
自分達が戦争をあおったくせに、戦後はすべて政治家と軍人のせいにするのです。
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⑮近衛文麿首相は戦争したくなかったが、
日本に戦争させ、アメリカとの仲を裂き、
日本を弱体化させたい&font(red){コミンテルンの工作員}によって、
どんどん戦争へ流れていく。

⑯アメリカにも&font(red){コミンテルンの工作員}がいたことが、のちに判明(ヴェノナ文書)。

⑰日本、中国への援助ルートを絶つため、フランスと組む。
アメリカ・イギリス・中国・オランダは
&bold(){「ABCD包囲網」}によって、日本を経済的に追いつめる。
さらに、&bold(){ハル・ノート}を突きつける→&font(b,red){日本、経済的に絶体絶命}

⑱日本、仕方なく&font(b,red){アメリカと開戦}。

⑲日本、敗戦。


*まとめ
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アメリカに開国させられるわ、ロシアが東アジア攻めて来るわで
ピンチだった日本は、
&font(blue){戦争する以外に国と国民を守る手段はありませんでした}。
また、戦争は政治家や軍が勝手にやったものではなく、
むしろ&bold(){一般国民}に扇動された結果と言えます。
さらに、共産主義による工作活動。

こんな中で、国と国民のために戦ってくれていた政治家や軍人の方々を、
&size(large){現代の私たちは悪者呼ばわりしているのです。}

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