無題


「まったく・・・いつまでも隠れてるってのは性にあわねぇんだけどな・・・」
軍服の青年が一人ぼやく。
リュウセイ・ダテ。
チームSRXの一員であり、巨大ロボット「バンプレイオス」のメインパイロットである。
殺し合いゲームに強制参加させられたリュウセイは、今ビルの地下に身を潜めていた。
支給された機体・・・「フェアリオン」と共に。
「しっかし・・・この機体は・・・どうにも俺にはあわねぇような気がしてならねぇな」
地下駐車場に待機している機体を見上げるリュウセイ。
「・・・いや・・・でも結構可愛いかも・・・知れない」
やはりリュウセイはリュウセイだった。

「しかし・・・ユーゼスの野郎め、今度は一体何をたくらんでやがるんだ・・・
 一刻も早くこんな無益な争いはやめさせねぇと・・・」
ユーゼスを倒し、この争いを終わらせる。
リュウセイは決心した。
「よし・・・行くか!まずは仲間を探さないとな・・・それに機体に慣れることが先決か」
W-I'NKシステムは簡易量産型として設置されてはいる様だ。
「さすがに一人で扱うのは難しいかな・・・やっぱもっとこうスゥゥパァァで必殺技!!な機体が良かったぜ・・・」
ぼやきながらコンソールをいじるリュウセイ。
「ま、ぼやいてもしかたねぇな。やるっきゃねぇ!」
起動。簡易W-I'NKシステムロード・・・足りない分は念動力と気合と根性でカバー。
「メイン武器はソニックカッター、ロールキャノン、ソニックブレイカーにボストークレーザーか」

リュウセイはフェアリオン・Sと共に青空の下へ出る。
果て無き戦場へ・・・

【リュウセイ・ダテ 搭乗機体:フェアリオン・S(バンプレオリジナル
 パイロット状態:良好
 機体状態:良好
 現在位置:C-4ビル地下にて潜伏中、戦場へ身を投じたばかり
 第1行動方針:仲間を探す
 最終行動方針:無益な争いを止める(可能な限り犠牲は少なく】




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最終更新:2008年05月29日 02:58