新生雇われ遊撃隊スターフォックスが結成してから1年が過ぎようとしていた。
初めはバラバラだったチームの動きも、
何度も一緒に空を飛ぶたびにどんどんと上達していった。
それとあわせて「スターフォックス」という名も宇宙中に知れ渡ることになった。
前は何週間も仕事がない日が続いたりしていて、借金の問題に頭を悩ますときもあったが、
今では結構いいペースで仕事がきていて、順調に波に乗り始めていた。
そんなある日のできごとだったかな
俺とベッピーがこんな関係になったのは
俺は自室で仕事の予定を確認していた。
カタカタカタ、とキーボードを打つ音が部屋に木霊する。
(これは俺1人でもできるな・・・ん、でもこっちの方は全員いるか・・?)
最近忙しいが、それでもやっぱり仕事がないときより楽しい。
宇宙で飛ばなければならない命がけの仕事だが、そこもまたそそられる。
死と隣り合わせのスリル。任務を達成したときの満足感。
(俺って・・・危ない人?)
思わず嘲笑が漏れる。
でも、
でも足りない。
楽しいんだけど、何か、足りない。
こう、なんていうか・・・何かの欲望が満たされてないような・・・)
しかし、探しても探しても答えは見つからなかった。
そんなことを考えていると部屋の向こうから声が聞こえてきた。
「じゃあ、俺はもう寝るからな。仕事、大概にしろよ、フォックス、」
「ああ、おやすみ、ファルコ」
きっと、自分の部屋の明かりが漏れていてわかったのだろう。
ファルコは、ああ見えてとても優しい。
(もう、そんな時間なのか)
そう思い、俺は時計の方に目をやる。
長いこと仕事をしていたらしい、短針はもう1時を指していた。
どうりで眠いわけだ。目をこすりながらそんなことを思う。
(変なこと考えすぎたかな・・・。よし、真面目にがんばろう)
んー、と一回両手をあげ背伸びをするともう一度深く椅子に座りなおし画面と向き合った
「まだ起きておったんか」
いきなり背後から声がしたので俺はとても驚いた。尻尾がぴんと上を向く。
「べ・・・ベッピー、いきなり声をかけられたから驚いたよ。」
ほっ、と安堵の息をつくと俺の尻尾は徐々に下がっていった。
「ふむ。そのつもりで声をかけたんじゃがの・・・いきなり部屋にはいってきたのが悪かったかな?」
そういうとベッピーはほれ、といってコーヒーを差し出してきた。
「あまり起きていると明日に響くぞ。ん、明日は仕事はなかったかな?」
「ベッピー、ありがとう。でもコーヒーって、確か目が覚める奴じゃなかったっけ?」
そういいながら、黒と白の渦を見つめる。
「それはワシの『すぺしゃるぶれんど』じゃ。眠気なんてぶっ飛ばして夜もギンギンじゃ!」
(・・・俺を寝かせないつもりか?しかもギンギンって何だよ)
でも、確かにコーヒーは香ばしい香りを漂わせていて、
思わず涎が垂れてきそうなほどだったので一気に飲み干した。
火傷するのではないかと思ったが、コーヒーは俺にとって丁度いい温度だった。
「ベッピー、これ、どうやってつくるんだ?うますぎるんだが・・・」
「秘密じゃよ♪」
なぜかベッピーの声は浮ついていた。
俺はすぐに異変に気づいた。
体が燃えるように熱い。呼吸も荒くなっている。
そして俺の逸物はズボンが破けんばかりにそそり立っている。
何食わぬ顔で、仕事の続きをしようとするが、この感覚に上手く思考が定まらない。
それでもベッピーに悟られるわけには———ッ!ベッピー!?
そうだ、ベッピーは確か・・・
『眠気なんてぶっ飛ばして夜もギンギンじゃ!』
とかいってた・・・。ということは!
「ベッピー!俺に何を飲ませたッ!!」
「さすがフォックスじゃ、媚薬の効き目も早い。」
「媚薬!?何でそんな」
言葉は最後まで続かなかった。
ベッピーが俺の口を左手で開かないように押さえつけたからだ
俺も必死に抵抗するも手に、というより体全体に力がはいらない。
その抵抗と呼べない抵抗を軽く流しつつ
ベッピーは慣れた手つきでさるぐつわを俺の口にとりつけた。
最終更新:2008年03月24日 01:59