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ウルフ×ファルコ

うーわ、なんか目ーチカチカしてきたー。

俺がこんなになる前から時計は確実に針を進めていた。
今…あ、3時か。始まったのは…あー、確か日付の変わる変わらないかくらいだ。

俺はもう何回もあいつの欲望をこの腹に受け止め、体の真ン中で爆ぜるような快感に襲われまくった。なのに、なおもこうして焦点の合わないような目で以て部屋を出た彼を待っているのは、もはや狂気の沙汰以外に言葉を見つけようもない。

「なァ、まだまだ大丈夫だろ?」

「………」

自分が今 本当に大丈夫か考えてみて、多分 ダメだと判断がつく。
そして 無理 と零すまでの刹那にはあいつは、ウルフはもう俺のことなんか組み伏している。つまり、投げかけた疑問形は完全な社交辞令。

「なァ…ファルコ。俺はまだまだ足りねェんだ」

「……知るかよ…もう、俺はすっからかんだ」

未だにズレたピントで彼を睨む。焦点は微妙に合わないけど…彼がにやりと笑っているのは容易に理解できてしまった。
止めろ!! って言おうとしたけどもう遅かった。ウルフの舌は完全に俺の口を制圧にかかり、俺の台詞はただの水音に成り下がった。
しばらく口をまさぐられ、それだけで身の毛がよだつ。
奴の舌は俺のそれも搦め捕り、ひどくいやらしい感覚が俺を支配した。

「ウル…んっ…ぁ……っ」

零してしまった奴の名前と…吐息。彼を燃え立たせるにはもう充分すぎた。
いきりたった彼の欲望からは、透明な液体が零れていた。

「特別サービスだ。喜べよ?」

そう吐いて彼は俺の口から顔を離した。だらしなく溢れた涎で糸を引いたそれがなんともいえない気分にさせた。ああ、俺、堕ちちまうな。
その確信も束の間、俺の首筋には彼の舌が這っていた。
なにも舌先のザラついた感覚だけじゃない。鼻息とか、吐息…全部が俺の快楽の糸を乱暴に掻き乱して、思わず呼吸を乱す。

「気持ちいいかよ? 震えてるぜ」

「……うッ……せ、違、ぇ…」

何が違うのかも自分じゃあ分からなくなった。
このまま…狂っちまうか。
そのほうが いっそ




終

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最終更新:2009年09月15日 01:07