再帰代名詞 “je”
アスガル語において
一般動詞の自他は主に、主語の意思の有無によって使い分けられる。
主語の意思による行動である事を明示したい場合には他動詞を用いる。一方、主語の意思によらない行動であるか、あるいは主語の意思によるか否かがそもそも問題とされない場合には自動詞を用いる。従って、自動詞的な行動が主語の意思によるものである事を明示したい場合には、他動詞の対格に再帰代名詞
“je”を置けばよい。
他動詞の対格に「自分自身」を意味する
“ji”を置いても同じ意味になるが、通常は
“je”のみが用いられる。
対格に
“ji”を置いた場合、その後ろに与格目的語を続ける為には
“vi”をはさむ必要があるが、
“je”を置けばその必要は無い。
“je”は
“ji”とは違い、人称代名詞であるか人称形容詞であるかが周囲の状況によって変わる事が無い為である。
“je”は
格助詞によって指定されない限りは文中の位置に関わらず常に対格であり、またその直後の名詞は常に与格である。
最終更新:2009年11月29日 04:06