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4:存在問題の存在的優位

哲学>ハイデガー>存在と時間>「4:存在問題の存在的優位」

存在了解

現存在はまずもって己の存在においてこの存在そのものにかかわらされているということによって他の存在者から殊別される。
現存在は己の存在においてなんらかの様式と明確度において、自己を了解している。
存在了解は、それ自体、現存在の存在規定
現存在の存在的殊別性はそれが存在論的に存在するということである

前=存在論的存在了解

現存在存在了解しているが、存在了解が即座に存在論を形成するわけではない。
存在論:「存在者の存在へ向けられたあからさまに理論的な問い」と考えるのであれば、現存在の存在了解は前=存在論的(vor-ontologisch)である。

実存

現存在が前=存在論的に関わり了解している存在のことを、実存(Existenz)と名付ける。
現存在の存在了解、存在論的様態は、「自己自身として存在する」、「自己自身としてでなく存在する」という2つの可能性から自己を了解してる。これら了解を、現存在は自ら選んでいるのか、その可能性の中へたまたま陥ってきたのか、もしくは既にはじめからその中で成長してきたのか、している。
自ら実存することを持って可能性を決定するとき、この自己了解を実存的了解(existenzielles Verstehen)という。
これらの構造の連関を、実存性と名付ける。
これらの機構の分析は、それに向けられた問いであるから、「実存論的理解」(existenziales Verstehen)となる。

世界

現存在は世界のなかに存在するから、
  • 世界について了解している
  • 世界の内部で接しうる存在者の存在について了解している

現存在の優位性

  • 存在的優位性→実存的、存在を前=存在論的に了解しているから他の存在者より優位
  • 存在論的優位性→前=存在論的な存在了解は存在了解の可能性が備わり優位
  • 現存在的でない存在者に対する優位性→世界=内=存在

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最終更新:2011年07月25日 17:25
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