良く晴れた日の朝、今日も1人、また1人と新たなトレーナーが旅立つ。
ケイもその1人である。
ケイ「母さん、行ってきます!」
母「いってらっしゃい。いつでもいいからたまには帰ってきてね。」
ケイ「うん。」
ケイ「じゃ!」
ケイは家を飛び出た。母は本当は止めたい気持ちなのだろうが、
この世界の子供の夢はポケモンマスターになる事。
母思いのいい子だったケイには、ケイの夢を叶わせなければ行けない。
しかしポケモンマスターになる事はどういう事かというのを知ると、殆どのトレーナーが挫折するだろう。
母「(思う存分楽しんでらっしゃいね♪)」
一方ケイは研究所まで走る。
新たな希望と、夢に向かって。
家を出た悲しさと、旅に出る嬉しさが交わっている。
ケイはようやく研究所についた。
しかし研究所にはたくさんのトレーナーが並んでいる。
ケイ「こんなにトレーナーが…。皆今日旅立つんだな」
此所に並んでいるのは新人トレーナー。
きっとケイと同じような夢と希望を持っているだろう。
ケイがポケモンをもらう番になった。
ナナカマド「はい。これがモンスターボール。この中にポケモンが入っているぞ」
ケイ「ありがとうございます!」
ケイは町外れに行き、モンスターボールをあける。
ケイ「うわぁ、パチリスだ!」
ケイはパチリスが大好きな少年。だから絶対パーティに入れると思っていたのだ。
ケイ「よろしくな!パチリス!」
パチリスは笑ってうなずく。
ケイはきづいていない、これが色違いで有るという事を。
こうして、パチリスとケイの旅が始まった
ケイ「いけ、パチリス!」
トレーナー「あぁ!俺のポケモンが」
ケイ「ふぅ…。もうちょっとでコトブキだな…」
ケイは野生のポケモンも次々狩っていった。後の202番道路大虐殺である。
そしてー。
ケイ「こ、これがコトブキなのか…?。町が破壊されている…」
住人「ああ、ギンガ団がやったんだよ…。危ないから関わるんじゃないぞ」
ケイ「あ。はい、ありがとうございます」
ケイ「(とりあえず…。町を見て回るか…)」
その時…。二人の怪しい人がケイの近くで話していた。
1人は仮面をしていて、もう一人はおかしな髪型だ。
下っ端「???様、ここにもありませんでした…。」
???「そうか…。早くあの道具を見つけなければ…。」
下っ端「で、どうします?。次はどこを…」
???「フタバだ…」
下っ端「えっ!?。あんな田舎をですか?」
???「あぁ、田舎でも可能性はあるからな…」
ケイ「(次はフタバって…。もしかして彼奴等がやったのか…?。
という事は母さんが危ない!)」
???「それでは…。僕はクロガネの仕事に戻るよ…」
下っ端「ご苦労様でした。」
???「フタバは明日攻めるつもりだ…。お前は下っ端達にあれを配れ。」
ケイ「おい!そこの奴!。フタバを攻めるのは俺は許さない!」
???「坊や。これは大人の話だ…。」
ケイ「そんなの関係ない!。フタバは俺の故郷なんだ!」
???「ふぅ…。少し黙らせるとするか…。いけ、ズガイドス」
ケイ「いけ!パチリス!」
???「ほう、色違いか…。君には似合わないね」
ケイ「うるさい。パチリス、スパークだ!」
???「…。」
ケイ「な、なんだと。スパークが効かない!相手は岩タイプなのに!」
???「坊や。ふしぎなまもり というものを知っているかい?」
ケイ「あぁ…。効果抜群以外食らわない。それが?」
???「考えといて」
ケイ「(あれはヌケニンの特性。それがこのバトルにどう関係するか…。あっ!もしかして…。あのズガイドスの特性は…!)」
ケイ「何故ズガイドスがふしぎなまもりの特性なんだ!」
???「ポケモンの潜在能力を人為的に引き出す…。まぁ一言で言えば改造だ」
ケイ「なっ。ポケモンを改造…。許せない!」
???「だが君の攻撃は全く食らわない。どうするつもりだ」
ケイ「(あれはやりたく無かったが,やるしか無い…)」
ケイ「パチリス、じたばただ」
???「効かないと言っているだろう…ってうわぁ!」
じたばたは???に命中した。
???「はっ!仮面が取れてしまった!」
ケイ「お、お前は…!」
ケイ「貴方は…ヒョウタさんじゃないか…!。ジムリーダーの貴方がなぜ…」
ヒョウタ「ばれてしまったらしょうが無いね。そう、僕はヒョウタ。
クロガネシティのジムリーダー、そして…ギンガ団の幹部だ。」
ケイ「なんでギンガ団にいるのですか!?」
ヒョウタ「君には一生分からないね。僕は裏切り者なのだ。」
ケイ「裏切り…者?」
ヒョウタ「これ以上いえないね。そして君は消えてもらう。」
ケイ「な、なに!」
ヒョウタ「僕の正体をしった罰だ。ズガイドス、地割れだ。永遠に奈落の底で眠っといてね」
ケイ「う、うわぁ!」
ケイは穴に落ちた。
ヒョウタ「ふぅ。いい運動になった」
一方
ケイ「もう駄目だ…。あの人が言ってくれた事を守っていれば…。
もう助けはこないの な、なんだあれ!。上の方にムクホークと人がいる!」
?「どうやら間に合ったようね。ムクホーク、あの少年を乗せなさい」
ケイ「あ、ありがとうございます…。」
?「もう無茶な事はしないでね。ケイ」
ケイ「(なんで自分の名前を知っているんだ…。それにこの声
もしかして…)」
ケイ「母さん…ですか?」
?「暗いなか良く分かったわね。とりあえず今は地上にあがりましょ」
ケイ「分かった。て、もう地上か!」
目の前にはケイの母がいた。
母「どうやらギンガ団にやられた見たいね…。怪我はない?」
ケイ「うん。それより聞きたい事があるんですけど…」
母「何?」
ケイ「なんで穴に落ちている事が分かったの?それと何故ムクホークを持ってるの?」
母「私は昔トレーナーだったのよ。で、ユンゲラーが危険を察知したからコトブキに行ったら貴方が穴に落ちる瞬間を見たのよ」
ケイ「えぇっ!母さんがトレーナー!それとありがとう。助けてくれて」
母「いいのよ。礼なんて。」
ケイ「あと、ギンガ団っていったい…?」
母「貴方はもうギンガ団を知ってしまったのね…。実はギンガ団は…」
母「実はギンガ団はマナフィを手にいれようとしているのよ。」
ケイ「マナフィとかいうポケモンを手に入れて何を?」
母「マナフィは海の底にある神殿に行くのよ。そこに…。世界が滅びる力のある兵器があるの…。」
ケイ「な、なんだって!」
母「皆ギンガ団を止めようとしても改造ポケモンには手をだせない…。黙って見ているだけしかないのよ…。普通ではね」
ケイ「普通には?」
母「改造ポケモンには改造ポケモンを使えばいいのよ。ケイ、このポケモンを受け取って。不思議なまもりミカルゲよ」
ケイ「なぜ母さんが改造ポケモンを…。それに俺は改造ポケモンなんて使いたく無い!」
母「世界が滅びてもいいっていうの!」
ケイ「じゃあ母さんがやればいいじゃないか!」
母「…。それがね、改造を使うと殺人の次に重い罪になるのよ。
これまで改造ポケモンを使った普通のトレーナーは次々に死刑になった…」
ケイ「母さん…。まさか貴方…。それが怖いから、俺に?」
母「ごめんね。無理な事いっちゃって」
ケイ「いや、いいよ。俺は最強のパーティを作ってギンガ団に勝つよ」
母「フタバの住民を避難させないといけないから、戻るね」
母はムクホークに乗って飛んで行った。
ケイ「それじゃあ、行くかパチリス!」
パチリス「♪」
ケイ「パチリス!しっかりしろ!」
山男「その程度か…。」
ケイ「パチリス、良くやった。これが賞金だ」
山男「へっ。ありがとよ」
山男は去って行った
ケイ「パチリス…。いつも無茶させて後免な…。俺が弱いばかりに…」
パチリス「……。」
パチリスはケイの方に乗った
ケイ「パチリス…こんな俺を許してくれるの?」
パチリス「こくり」
ケイ「ありがとうパチリス…。俺、強くなるよ!」
ケイ「あまりパチリスに無茶をさせたくないからここで新しいポケモンを探すよ、あっ!イシツブテだ。モンスターボール!」
ころんころんかち…
ケイ「やった!。二匹目ゲット〜♪。」
パチリス「パチ♪」
ケイ「よし、あの人と戦うぞ」
トレーナー「やるのか?」
ケイ「ああ。ルールは1体1でな。」
トレーナー「後悔するなよシッシッシwwww」
ケイ「いけ、イシツブテ」
トレーナー「ピカチュウ。捕まえたてのポケモンにはこいつで十分だwww」
ケイ「イシツブテ、マグニチュード…。」
マグニチュード10
ピカチュウ「ぴーかーちゅう…」
トレーナー「なっ!10だと!ピカチュウ。戻れ」
トレーナー「イシツブテ…強すぎる」
ケイ「対戦どうも。それでは」
ケイ「ここのジムにはヒョウタがいる…。自分が生きている事に気付いたらまたやられるだろう…。どうしようか…。」
ケイ「いくしかないな…」
ケイはジムに入った。
ヒョウタ「おっ、挑戦者かい!マスクをしているけど、風邪気味かな?。ではバトルを始めましょうか。ルールは2体2のシングルでいいですね?」
ケイ「はい(良かった…。ばれなかった。)
ヒョウタ「それでは始めようか。イシツブテ!」
ケイ「こっちもイシツブテだ!」
ヒョウタ「イシツブテ、自爆だ」
ケイ「な、なに!」
爆発が終わって立っていたポケモンは…いなかった。
ヒョウタ「次はズガイドスだ!」
ケイ「俺は… はっ!今あいつを出したら…」
ヒョウタ「どうかした?」
ケイ「い、いえ…。なんでもないです。(まずい!パチリスは…。
色違いだ…。そしたら俺の正体がばれてしまう!。どうすればいいんだ…)
ケイ「(もう降参するしかないのか…)」
ケイ「すみません。降参します。」
ヒョウタ「……。目の前の勝負から逃げるのはトレーナーじゃない。トレーナーなら勝ち目がなくてもやるもんさ…」
ケイ「…。いけ、パチリス…」
ヒョウタ「色違い…。そういう事か…。どこかで見た少年と思っていたがあいつだったとは…。まさか生きているとは思っていなかったよ。
ここはジムだ。君が勝ったらバッジをやる。しかし負けたら命はないと思え。」
ケイ「わかった(この勝負…。大変な事になったぞ…!)」
ヒョウタ「それでは二戦目を始めようか」
ケイ「パチリス、でんこうせっか!」
ヒョウタ「避けろ!」
ケイ「思ったけど、改造じゃないよな」
ヒョウタ「ああ。こいつはしていない」
ヒョウタ「ズガイドス、じしんだ!」
ケイ「パチリス。こらえろ」
ヒョウタ「ふふ…。こらえたのもいいが残り体力は1…。」
ケイ「パチリス、あまえるだ」
ヒョウタ「な、なに!」
ケイ「パチリス、スパーク!」
ズガイドス「ズガ!」
バタッ
ヒョウタ「なんだと…。こんな子供に、僕が…」
ヒョウタ「完敗だよ。”ジムリーダー”としてはね。約束どうり、バッジだ。そして、秘伝マシンいわくだき。」
ケイ「…。」
ヒョウタ「また会おう…。敵としてな」
ケイ「ああ。」
ジムを出たケイ。そこに1人の若者が近づいてきた。
?「ほぅ。服はまだ汚れていない。初心者かね?」
ケイ「はい」
?「名前は何だい?」
ケイ「ケイです。」
?「ケイか…。私はシンだ。突然で悪かった。君がこのジムから出ていっていくとこを見たのでね…」
ケイ「なにかあるんですか?もしかしてギンガ団…」
シン「そうだ。奴(ヒョウタ)はギンガ団の幹部。他に幹部が3人いるが、人物の特定ができない…。ヒョウタは反抗するトレーナーを片っ端から深い穴に落とす男さ…。」
ケイ「ああ…。俺もやられた。」
シン「無事で良かった。私はギンガ団の調査、被害者の救助を行っている。それでは。ギンガ団には関わらないようにな」
ケイ「はい…。さようなら」
ケイ「(奇麗な町だなぁ…。はやくポケモンを回復させないと…)」
ジョーイ「はい。ポケモンをお預かり致します。」
ケイ「(あの人幹部がヒョウタの他に三人いるっていってたな…。
絶対倒してやる)」
ジョーイ「終わりました。はい、モンスターボール」
ケイ「(でもまた誰かに迷惑がかかる…。あの時みたいに…)」
ジョーイ「終わりましたよ!!」
ケイ「あ、はい、どうも、すみません。」
ケイ「ここにはジムもないし、もうこの町を出るか」
女の子「うえ〜ん」
ケイ「えっ!。どうしたんだい?」
女の子「パパがっ。へんな人等に…。はつでんしょで…。助けて!」
ケイ「あ、うん。分かった。直ぐ行くよ。」
ダッダッダッ
ケイ「やっぱり…。ギンガ団か」
女の子「ほら。はつでんしょはこっち、はやく!」
ケイ「うん」
ケイ「駄目だ…。鍵が掛かっている。」
??「何をしている!」
ケイ「うわっ!ギンガ団下っ端!」
下っ端「下っ端だと…。許せないぞ、この餓鬼め!」
ケイ「やるのか…。いけ、パチリ…ん?」
ケイ「ない!ボールがない!」
下っ端「あぁ?ボールがないだと?」
ケイ「あ、ああ…。」
下っ端「けっ、本当は何も持ってなかったんだろ?意地はりやがって」
ケイ「パチリスを持っている!」
下っ端「キシシシシ。結局は何もできねぇって訳だ、お前は。さっさと消えな」
ケイ「分かった…。」
ケイ「ポケモンが入ったボールがなくなって居ました…。」
警察官「いつなくなったかは分かりますか?」
ケイ「いいえ。ギンガ団を止めようと発電所に…」
警察官「!。何故旅をしていてギンガ団とは無関係な君が発電所の事を知ったんだい?」
ケイ「はい…。ポケモンセンターで小さい女の子が泣きながら話しかけてきました…。」
警察官「やはりそうだったか。その少女はね…、ギンガ団なんだよ…。旅をしているトレーナーを狙い隙を見てはボールを奪って行くんだ。」
ケイ「えっ!あの子が。」
警察官「君だけじゃポケモンがいないから取り返す事もできない。私も付いていく。」
ケイ「ありがとうございます」
そのころ
発電所内
研究員「良くやったぞ。アミ。色違い、大物じゃないか」
アミ「ありがと。面白くなってくるわね。でもそろそろ警察も動き出すかしら?」
研究員「ああ、そろそろだな。逃げるか?」
アミ「大丈夫。ここにはヒカリ幹部もいらっしゃるから。」
研究員「そうだな。宜しくお願いしますね。ヒカリ様」
ヒカリ「うん。彼奴等はポッチャマで十分かしら…w。ギンガ団の恐ろしさ…。1から教えてやるわ」
パチリス、イシツブテをとられたケイは警察官とともに行動する事となった。
警察官「ついたな。発電所」
ケイ「はい」
警察官「一人じゃ危険だからこのポケモンを貸してあげるよ」
ケイ「あ、どうも」
警察官「”唯一神”だ。裏ルートで手に入れたものだから奪われないように」
ケイ「(なんかすごいな…。)はい」
ケイはポケモン”唯一神”(エンテイ)を手に入れた!
ケイ「”一人じゃ”って貴方もしかして…」
警察官「ああ。1人で行く。君はここを見張っていて」
ケイ「嫌だ!俺も一緒に行く」
警察官「分かった分かった…。足手まといにならないように」
ケイ「うん。」
ケイ「案外狭いな」
プッ
ケイ「な、停電か!。」
警察官「大丈夫か?」
ケイ「あ、はい。大丈夫です。」
???「大丈夫じゃないのは、貴方達の未来ね」
ケイ&警察官「だ、だれだ!」
???「私はヒカリ。ギンガ団幹部の1人よ」
ケイ「あ、電気がついた…。」
ヒカリ「とりあえず…、お前達の人生は今ここで終わるのよ」
警察官「ふざけるな!。バトルだ」
ヒカリ「ふたり…。ダブルバトルね…」
ケイ「ああ。」
ケイ「いけ、唯一神(エンテイ)!」
警察官「いけ、唯一王(ブースター)」
ヒカリ「…ww。唯一神に、唯一王…。雑魚すぎて笑っちゃうわw。いけ、ポッチャマ♂♀!」
警察官「ポッチャマが二体…。なんだかなめられている気がするよ…」
ヒカリ「なめているのよ…w。ポッチャマ♂、あわよ。♀は唯一王にメロメロよ」
ケイ「唯一神!どうしたんだ!何故あわでそんなにダメージを…」
警察官「メロメロか…。厄介だな…」
ヒカリ「分かった?これでもう決まったわ。お前達に未来はない、と」
警察官「君!僕は♀を倒す。君は♂を倒せ!。分かったな!」
ケイ「分かった!」
ヒカリ「分かれて倒そうとしても、失敗するだけ…。それじゃあピンクパチリスちゃんは救えないわよ。」
ケイ「な!パチリス!お前、パチリスに何をした!」
ヒカリ「何もしてないわよ。それより…。そこの唯一神は掘っておいて良いのかしら?」
ケイ「唯一神が…。毒状態になっている…。お前、何を!」
ヒカリ「何をって、どくどくよ。こうして話しているうちにも苦しんでいるわ。そこの唯一神。」
ケイ「くくく…」
ヒカリ「何?気が狂ったのかしら。」
ケイ「毒消しを持ってるんだ。俺は!。」
ヒカリ「な、何!」
ケイ「いけ、唯一神!。大文字だ!」
ヒカリ「馬鹿だね。ポッチャマはそんなの効かないよ」
ケイ「炎は駄目か…。どうすれば…。」
ヒカリ「www。諦めた様ね。」
ケイ「(唯一神が今使える技は…。!!。あれをすればこの勝負…!。突破口を見つけたぞ!)」
ケイ「唯一神!日本晴れだ!」
ヒカリ「何をいまさr はっ!貴様もしかして…!」
ケイ「そう。まさかのまさかさ。唯一神、ソーラービーム!!」
ポッチャマ「チャマーー!」
バタッ
ヒカリ「なかなかやるわね。でもこっちにはまだ♀が残っているわ…。」
警察官「今だ君!ソーラービームをもう一匹に!」
ケイ「わ、わかった。ソーラービー
ヒカリ「また同じては食らわないわ。雨乞いよ!」
ケイ「くっ。でも次のターンで唯一神を倒せなかったら…。お前の負けさ」
ヒカリ「くそ。ポッチャマ、ハイドロポンプ!」
ケイ「何!そんな技が残っていたなんて…。やられた…。」
警察官「もうすこしだったのにな…」
シーン
ケイ「ん?唯一神は倒れていない…。そうか、外れたんだ!」
ヒカリ「……。」
ケイ「そして唯一神、ソーラービーム!!!!」
ヒカリ「……。wwww。面白いじゃないww。見くびってたようね。まさか貴方みたいな新人が勝てるなんて思ってもいなかったわw。私はアジトへ帰らせてもらうわ。次は主力でやりましょうねw」
ケイ「パチリスはどこだ!(ついでにイシツブテ!)」
ヒカリ「ポケモンならこの奥にいるわ。自由にとってって。」
警察官「いくぞ」
ケイ「はい」
10分後
警察官「無事見つかってよかったな。他のポケモン達は私が預かり持ち主が取りにくるのを待つよ」
ケイ「ありがとうございます!。それと…」
警察官「何だい?」
ケイ「これ…、唯一神のボールです。ありがとうございました」
警察官「いや…、これは君にあげるよ」
ケイ「えっ!」
警察官「ガーディ達をまとめることができるリーダー的存在にするために手に入れたのだがうまくいかなくてね。それに君の戦い方、素晴らしかったよ。」
ケイ「えっ!このポケモンを…!」
警察官「大事にやってくださいね」
ケイ「はい!」
ケイは新たな仲間”唯一神”ことエンテイを手に入れ、ハクタイシティを目指すのであった…。
ケイ「さっきの戦いで大分ポケモンが弱っているな…。ソノオタウンによるか」
俺はポケモンセンターに行った。
ケイ「それにしても疲れた。今日はここで泊まろうかな…。」
そう考えて数分後に
ケイ「やっぱ駄目だよな!」
俺が立ちあがった。その時
ジョーイ「ポケモンが回復しましたよ〜」
ケイ「は〜い」
ポケモンの回復が終わり、俺は町を出た。
ケイ「あれ?何か風船みたいなのがいるぞ?」
図鑑で調べてみると、"フワンテ”というポケモンらしい
ケイ「弱そうだけど一応捕まえるか。」
俺はフワンテの目の前に行った。
ケイ「エンテイを試してみるか…」
俺はボールを投げた。何かフワンテに違和感を感じたが、大丈夫だろう。
ケイ「エンテイ、大文字だ!」
エンテイは大文字をし…なかった。
ケイ「な、大文字だ!」
その時、エンテイに数十メートル突き飛ばされた。
ケイ「うわぁ!。何をす…え?」
たにまの発電所はキノコ雲に包まれていた。
ケイ「エンテイ!」
俺は突っ込んで行った。
しかしそこには、フワンテと…。エンテイの姿はなかった。
ケイ「あの時俺を突き飛ばしたのはこれの事か…。ごめん…。エンテイ…。」
ケイ「大爆発…か。恐ろしい技だ…。エンテイ…。どこかに飛ばされただけだよな?。そうだよな?。いや、絶対そうであってほしいよ…。」
なんで目が潤んでいるのだろう。只、ポケモンが飛ばされただけなのに。命の重さが、分かった気がする。
ケイ「うっ、うっ。さようなら、エンテイ…。」
パチリスが出てきて慰めてくれた。
俺のために…。
ケイ「ここで落ち込んでいても始まらないな…。ごめんな、エンテイ」
ここは205番道路。長い、長い道のりだ。殆どのトレーナーがこっちを見てくる。泣いているからだろうか。恥ずかしい。
ようやく泣き止んだ。目の前にはハクタイの森が広がっている。
ケイ「ここが森…か。」
俺は中に入った。その時、1人の少年が話しかけてきた。
?「すいません。一緒につれていってくれませんか?」
ケイ「あ、はい。いいですよ。」
?「ありがとうございます。あ、申し遅れました。僕はユウと申します。」
ケイ「俺はケイです。よろしく…。」
ユウ「(ケイ…?どこかで聞いたことが…)」
ユウ「あの…、どこから来たんですか?」
ケイ「フタバから。」
ユウ「!。君があのケイ君かい?。隣の家のユウだよ!」
ケイ「…。あ、思い出した!。君がそのユウだったのか!」
ユウ「数年ぶりだね。改めてよろしく。」
ケイ「よろしく。」
昔の友達に会い、ハクタイの森を抜けることになった俺。
何か…嫌な予感がする。
これから先が心配でならなかった。
ユウ「それじゃあ行こうか」
俺はユウと一緒に行く事になった。
ケイ「今まで何をしてたんだ?」
ユウ「え〜とな、トモキやジュンやメイちゃんとかと一緒に行ってたんだけどな…。」
ケイ「ええ!?あの子達と一緒にいたのか?。懐かしい名前がどんどん出てくるなぁ…。」
ユウ「うん…。ケイ君を除く僕たちが旅立った日から今日までずっと一緒にいたよ…。でも…。」
ケイ「何かあったのか?」
ユウ「盗まれたんだ…。ポケモンが。」
ケイ「それについてkwsk」
ユウ「昨日の朝、ポケモンセンターを出た僕達はある異変に気付いたんだ。ジュンの様子がおかしい…とね。その時ジュンは僕に言った。”ポケモンを返せ”って。」
ケイ「な、なんでユウに」
ユウ「聞くとジュンはポケモンを盗まれたらしいんだ。そのポケモンのボールには目印がついていた。その目印がついたボールが僕のポケットから出てきたんだ。…勿論中は空っぽだった。」
ケイ「ひどい…。誰がそんな事を…。」
ユウ「裏切り者として僕は追い出された。僕はその時気付いていなかったんだ。僕が一番大切にしていたポケモン、ズガイドスがいないってね。」
ケイ「ユウ…。お前も苦労していたんだな…。俺もエンテイが…消えちまったんだ。」
ユウ「”消える”って?」
ケイ「野生のフワンテが大爆発をしたんだ…。煙が収まってから近寄ると戦闘に出していたエンテイの姿がなかった…。」
ユウ「ちょっと待って!。今の話、矛盾しているよ!」
ケイ「なんだって!。俺は真実を…。」
ユウ「いや、ちょっと聞いて。野生のフワンテは大爆発を覚えていない。それにポケモンがいなくなるのもおかしいんだ!」
ケイ「え!という事は…。どういう事だ?」
ユウ「そのフワンテは…。トレーナーの物だった可能性が高いんだ!」
ケイ「!!!。じゃあ…、エンテイは?」
ユウ「そのトレーナーに取られたのかもしれない…。」
ケイ「人のポケモンは取れないんじゃないのか?」
ユウ「あるんだよ…。一つだけ方法が…。」
ユウ「スナッチマシンという、犯罪組織が作ったものを使えば人のも取れるんだ…。そしてそんな犯罪組織と関わっているのは…」
ケイ「ギンガ団…。という訳か。」
ユウ「そう、そしてもう一つ大事な事を言わなければいけない…。」
ケイ「何だ?」
ユウ「そのフワンテは…、ジ…。」
ケイ「ジ?」
ユウ「やっぱりやめとく。ごめん」
ケイ「分かった。」
ユウ「ケイ君…。どんな時も油断しないでね。」
今、ユウの言いたかった事が全て分かったのかもしれない。
全ての謎が解けた。これでつじつまが合う…。
ケイ「分かった。色々とありがとう。それじゃ行こうか。」
ユウ「あっ!。ちょっと用事があるんだ。そこで待っててくれる?」
ケイ「うん。」
ユウ「じゃ、直ぐ戻るからね!」
ユウは森を走って抜け出した。
俺は…。エンテイの事が心配だった。
ギンガ団はポケモンを改造する…。このパチリスは大丈夫だったけれども、エンテイは…。
ケイ「俺、どうしたらいいんだ…。」
ユウ「おまたせ〜。」
ケイ「お、ユウ。それじゃ行こうか…てえっ!」
ユウはナイフを持っていた。
ユウ「ふっ。知られたからには仕方が無い。ケイには悪いけど消えてもらうよ。」
ケイ「な、なにをだ!」
ユウ「君だけは…、殺したくなかった。でも…。ボスの命令は…」
ケイ「な、なにをいっているんだ。ボスの命令って…!」
ユウはその問いに答えなかった。
ユウ「それじゃ、さようなら」
ケイ「うわぁ!」
ガシン
ユウ「なんだ?」
ケイ「イ、イシツブテ!。よし、ユウ。バトルだ!。」
ユウ「まぁいい。邪魔する奴がいなくなった方が楽だ」
ケイ「イシツブテ!」
ユウ「行け、フワンテ…。」
ケイ「フワンテだと!。お前、まさか!」
ユウ「ふっ。お前もしっているだろ?。あの技の事をなぁ!」
ケイ「なんで君なんだ!。理由はなんだ!」
ユウ「言えないな。」
ケイ「ならしかたねぇ…。イシツブテ、いわおとしだ!」
フワンテは倒れた。
ユウ「なかなかやるね。そのイシツブテ。一発でやられるとは…」
ユウ「じゃあこいつはどうかな!行け!イーブイ!」
ケイ「いわおとしだ!」
いわおとしがイーブイにもろに当たった。しかし、何か…。
ユウ「きかないな。イーブイ。めざめるパワーだ」
ユウ「このイーブイは、6vだ…。」
ケイ「な、なんだ?そのろくぶいって?」
ユウ「はw。もういい。お前には勝ち目はないんだ。諦めろ。」
ケイ「糞、糞っ!」
ユウ「それじゃあ、そろそろ…。」
俺は諦めた。ナイフがささる直前だろうか。人がやってきた。
ユウ「!!何をしてるんだ!。ケイ君。大丈夫か!」
ケイ「な、なに!。ユウが二人!」
??「ふん。運がよかったな。そう、俺はユウじゃない。」
ユウ「誰なんだ!」
??「ふん…。今日は見逃しておこう。ケイ…。」
ユウの偽物はさっていった。でも…。なんであの事を
ユウ「大丈夫?。僕…。さっきの奴の正体が…。分かってしまった…。」
ケイ「何だって!」
ユウ「それは…。いや、まだ分からなかったよ…。それじゃ行こうか」
ケイ「わかった」
ケイ「うわ!ポケモンだ!」
ユウ「ケイ君。僕…。あのポケモンを捕まえたいんだ…。」
ケイ「いいよ。本当は欲しかったけど。」
ユウ「あのポケモンは最近ある趣味のトレーナーに狩られるからね。”色違いDENEEEEE”とか叫んでいるらしいよ」
ケイ「えっ!。少ないのか…。あのポケモン。」
ユウ「うん。なわけで貰うよ。」
ケイ「待った!。俺も欲しい!」
ユウ「え…。どうしようか」
ケイ「バトルで決めない?」
ユウ「うん。…本気でいくからね。」
ケイ「ああ」
ユウ「行け、ポッチャマ」
バトルが始まった。まずはパチリスだ!
ケイ「パチリス!スパークだ!」
ユウ「ポッチャマ!よけてバブル光線だ!」
ケイ「何!?パチリス、避けろ!」
ユウ「無駄だね。今のパチリスの位置を見て。バブル光線のど真ん中じゃないか。」
ケイ「よし…。それなら…」
ケイ「パチリス。守るだ。」
パチリスが見えない壁に包まれて、バブル光線がはじける。
ユウ「ふっ…。なかなかやるね。」
その後、攻防が続き、2匹のPPは全てなくなった。
ケイ「くっ、まさかPP切れとはな…」
ユウ「ああ…。思ってもいなかったよ」
ケイ「パチリス!悪あがきだ!」
ユウ「ポッチャマ、悪あがき」
2匹はぶつかり合い、バサっと何かが倒れる音がした。
ケイ「ん?何かが倒れたな」
ユウ「ああ…。どっちだろうね。」
ユウは笑っている。
その時、ケイのパチリスが立った。
ケイ「どうだ!」
ユウ「はははwww」
ケイ「何故笑っているんだ?」
ユウ「戻れ、ポッチャマ」
どこからか気を失ったポッチャマがユウのボールに吸い込まれて行く。
ユウ「行け、ロトム」
ユウのボールからは、何か奇妙な生物が出てきた。
ケイ「な、なんだこのポケモンは…」
ユウ「…。このポケモンは貰ったんだ。」
ケイ「誰に?」
ユウ「君にさ。」
ケイ「な、なんで俺が…!」
ユウ「あれは確かにケイ君だったよ。」
ケイ「違う!それは偽物だ!」
ユウ「まあいいじゃない。…バトルを続けよう」
ケイ「くっ…。パチリス、でんこうせっか!」
しかし、ロトムは何事もないようにぼーとしている
ケイ「くそっ、何故効かないんだ!」
ユウ「ロトムはゴーストさ…。相性というものを学ばなくちゃ」
ユウはまた笑っている。
ユウ「ロトム…。さわぐだ」
ケイ「パチリス、スパークだ!」
ロトムのさわぐにより、パチリスは無惨にも飛ばされてしまった。
ユウ「パチリスはさっきの戦いで弱っている…。もう君には勝機はないね。」
ケイ「うるさい!。行け、イシツブテ!電気の弱点なら…」
ユウ「…ww」
ユウは相変わらず笑っている。
ケイ「イシツブテ!マグニチュード!」
運良くマグニチュードが10になった。
ケイ「良し!」
ロトムはさっきと同じようにぼーとしている
ケイ「……!?」
ユウ「浮遊さ。これでは何もする事ができない。
君の負けさ。」
ケイ「糞っ…。」
ユウ「それじゃ、ミミロルを捕まえさせてもらうよ。て、あれ?」
そこには、
廃人「もう色違いミミロル祈願27日目か…。出ない…」
そういいながら、去って行く人がいた…。
最終更新:2007年01月18日 16:50