【WAN】
離れた場所にあるLAN同士を接続したネットワークのこと。
広域情報通信網ともいう。接続機器にはモデム、ターミナルアダプター(TA)、ブリッジ、ルーターなどがある。従来はISDNや専用線を介して、TAやルーターでネットワーク同士をつなぐケースが主流だったが、現在は広域イーサネット、IP-VPN、インターネットVPNなどを使う例が多い。
WANは、LANの利用者がISPと契約しなければ敷設・利用できないという特徴がある。
ISPはLANとLANをWAN用のケーブルや無線アクセス等で接続する。そのケーブル同士の接点には、主配線盤やモデム、ルータ、レイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチと言ったネットワーク機器と呼ばれるものが置かれる。更にISP同士は、インターネットエクスチェンジと呼ばれる接続点で、電気通信事業者の提供するバックボーンまたは基幹回線網と呼ばれる大容量のネットワークと接続され、海底ケーブルや衛星通信などを介して国外のWANと接続される(参照:外部リンク バックボーン回線の高速化)。

ISPとの契約によっては、特定のLANとだけ通信するような構成にもできる。
最終更新:2011年08月26日 15:08