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イリスのゲーム 設定資料


ネタバレしかないのでゲームのプレイ済みの方向けです。
なおここで記載している内容は暫定的なもので、書いてる人の気分によって変わったりするかもしれません。ご了承ください。


キャラクター設定


グラム

性別:男性
年齢:24歳
  • ストーリーあらすじ
元傭兵の冒険者。アンドール王国の辺境の村出身。彼の家は行商を営んでおり、比較的裕福な家庭であった。
性格は少し頑固だが、生真面目で勉強熱心な少年であったため、商家の跡継ぎとして立派に育つと期待されていた。
しかしある日突然、彼の村は山賊に襲撃され家族を含め村人は皆殺しにされてしまう。
使用人が囮になってくれた事でグラムだけは無傷で生還するが、自分一人だけ助かったという事実は彼の心に深い傷跡を残す。

山賊の襲撃後は救助に来た傭兵団に身を寄せる。元々真面目な性分もあって、剣の訓練を受けたグラムはやがて戦士として立派に成長する。
しかし山賊への復讐心を捨てきれず傭兵団を脱退。その後は山賊の仲間として行動し、表向きは仲間として振る舞いながらも、スキを見て食事に毒を盛り山賊たちを皆殺しにする。
その過程で傭兵団と山賊たちが繋がっていた事を知り、残酷な真実と世の不条理に彼の心はしだいに壊れていく。

そんな中、山賊をたった一人で壊滅させたという青年の噂が広がっていく。
初めは戸惑うばかりだったが勇者として祭り上げられるうちに、彼の心は勇者という呪いに塗り潰されていった。以降は悪徳貴族や竜の討伐など、名実ともに勇者の名に恥じぬ活躍をしていく。
王国が闇に包まれた後は仲間を募り魔王城に向かう。勇者の肩書のおかげで初めは士気も高かったが、所詮は烏合の衆であり、彼の無謀な戦いぶりにグラムは愛想を尽かされてしまう。
最終的に彼の命を奪ったのは、かつて殺した貴族が差し向けた暗殺者の少女であった。

  • 人物像
彼の内面は非常に不安定で、勇者としての好青年風な性格と悪を憎む独善的な性分を併せ持つ。
現世へと蘇ったのは天命だと捉えており、己に課した使命を果たすべく行動する。
勇者の名は己の存在理由であり、その行動原理が危ういモノだと理解しつつも止まるつもりはない。

  • ユエとの関係
かつて命を奪った張本人。ただし自分の命を奪った事に対しては恨んではいない。
お互い命を奪う理由に違いはあれど、本質的には殺人者に変わりはないと考えており、その事実に嫌悪している。

  • イリスとの関係
もう一度戦う機会を与えてくれた人物であるが、実際はあまり信用されてない*1
イリスもグラムの危うさには気付いているが、本人がわりとどうしようもないので止める気はない。
主人公とヒロインみたいな関係だが、びっくりするぐらいフラグが立ってないですね。

  • 他メンバーとの関わり
傭兵上がりであるため集団での戦闘は得意。そのため戦闘面では頼りにされているが、やや言動が暑苦しいので女性陣からのウケはあまりよくない。
リンドリントにとってはかつて命を奪われた相手だが、互いに覚えてないので普通に接している。人当たりはいいけど、なんかコワいお兄さんぐらいの認識。


エルフィ

性別:女性
年齢:20歳
  • ストーリーあらすじ
街外れの教会に身を置く女性。幼少から教会の神父の手によって育つ。
彼女の正体は国王アズライールの実の娘であるが、公式的には死産とされており、彼女も自身の出自については完全に知らなかった。
幼い頃は身体的特徴のせいで迫害され絶望の日々を送っていたが、魔導師ハインとの出会いによって彼女の人生は一変する。
ハインとの交流によって徐々に明るさを取り戻し、やがて街の住民にも受け入れられるようになる。

成人する頃には住民からも頼りにされる女性として成長したが、内心では他者との違いについて不安を抱えながら生きていた。
その不安は竜災後に住民から受けた仕打ちによって大きくなり、魔王アズライールが起こした混沌の秘術の影響で、彼女の中に眠っていた力が本人の意思とは関係なく目覚めてしまう。
神父から己の出自を知らされ、望まぬ形で育ての親を殺めてしまったエルフィ。自暴自棄になった彼女は自らに牙を剥く者を皆殺しにしつつ、捨て身で魔王城に向かい、そこで命を落とす。

イリスに蘇生された直後はかなりやさぐれモードだったが、師匠との再会もあってか元の性格に戻りつつある。
会話シーンでも序盤はよそよそしい態度だが、ゲーム終盤ではわりと軟化している。

余談だが本編中のエルフィは魔力が暴走ぎみの状態で、力の調整にだいぶ難儀していた。
訓練を積んで力を制御できるようになればいずれ角も収納(?)できるかも。

  • 人物像
物腰柔らかく、思いやりのある女性。
だが本来は浮き沈みの激しいタイプであり、落ち着きのある振る舞いは師匠の指導による所が大きい。それゆえ師匠にはまったく頭が上がらない。
過去に受けた仕打ちにより人間不信になってもおかしくなかったが、魔王城での戦いを経験し、今では大分吹っ切れたようである。

  • ハインとの関係
魔術の師であり、彼女の人格形成に大きな影響を与えている人物。
普段から魔術の指導を受けながらも、私生活がだらしない師匠のためにちょくちょく世話を焼いていた(彼女なりの恩返しのつもり)。
一番距離の近い男性ということもあって異性として思うところはあったようだが、お互いそっちの方面に積極的なタイプではないので浮ついた話は無い。いや、あったかも。

  • イリスとの関係
姉妹という関係だが、彼女がイリスを妹と認識するのはエンディング後。
今となっては唯一の肉親なのだが、彼女からすると突然出てきた妹なので事実を知った時はかなり戸惑っていた*2
とはいえお互い素を曝け出せる相手なので、わりと良好な関係を築けている。ズケズケ物を言ってくる妹であるが、時折姉を気遣うそぶりを見せたりするので、そのあたりが可愛いと思っているらしい。

  • 他メンバーとの関わり
治癒術のエキスパートという事もあって頼りにされている。
普段は落ち着いているが、戦闘中たまに豹変するので他の仲間からは若干怖がられている。


オスカー

性別:男性
年齢:27歳
  • ストーリーあらすじ
マクスウェル家に仕える騎士。常人離れした身体能力の持ち主。
元々は孤児であり、王都のスラム街で弟アッシュと身を寄せ合いつつ暮らしていたが、その力に興味を持ったマクスウェル家に拾われ、オスカーは弟と共に騎士の道を歩むことになる。

彼の弟アッシュは身体があまり強い方ではなかったが、明るく思いやりのある性格であり、オスカーはそんな所を自慢の弟と思っていた。
そのため彼にとっては何を代えてでも守るべき存在だったのだが、その過保護さがかえってアッシュのコンプレックスを刺激していた。
感情のすれ違いは互いの心に不信感を産み、アッシュは竜との戦いで一人暴走。死別という最悪の形で彼らの関係は終わってしまう。

竜討伐後はその功績を認められ、王国直属の騎士団へと移るが、そこでマクスウェル家の悪事について知らされる。
知らなかったとはいえ悪徳貴族の元に仕えていたという事実、そして弟の死によってオスカーは戦う意味を見失っていく。
王国が闇に包まれた後もオスカーは戦いに参加はせず、ひとり幽鬼のように彷徨う。そうして辿り着いた町外れの教会で、これまでの人生を振り返る。
本当の強さ、そして自分は一体何になりたいのか。彼は過去と決別し、己の意思で戦うと決意する。

彼ら兄弟の身に起きたのは些細なすれ違いによる悲劇……なのだが、サイコパスお嬢様がちょっかいを出されなければ、ここまで酷い結末にはならなかったと思われる。
そもそも騎士になったのが間違いという考え方もあるが、そのままスラム街暮らしをしていた方が幸せだったのかと考えると難しいところ。

  • 人物像
大柄で周りに威圧感を与える風貌だが、情に厚く仲間思い。
コミュニケーションはあまり得意ではないと本人の弁だが、気配りのできる性格など騎士団の仲間からかなり信頼されていた。癖の多い仲間ばかりの本作においてはかなり常識人寄り。
身体能力が高いくせに攻撃のパラメータが低いのはなんでだとツッコまれそうだが、彼の戦い方が守備を重点的に置いているため。戦闘スタイルを変えればリンドリントに迫るアタッカーになりうるかもしれない。

  • ユエとの関係
立場は違えど同じ主人に仕えていた者同士。
彼らが初めて会話するのは本編開始後からだが、ユエは一般のメイドとは明らかに違う気配を持っていたので、オスカーは彼女のことを只者ではないと認識していた。
毒の多い娘だが、ノリの良い面があるので意外にも話しやすい相手らしい。

  • イリスとの関係
命を救ってくれた恩人として素直に感謝している。
時折からかうような素振りを見せる所は良くも悪くもかつての主人を彷彿させるものであり、内心複雑だったりする。
パーティ唯一(?)の常識人ということもあって、イリスからもなんだかんだ頼りにされている様である。

  • 他メンバーとの関わり
まっとうな戦闘訓練を受けた騎士という事もあって、パーティーの精神的支柱の役割を果たしている。
我が強い面子ばかりなので仕方ない。


ユエ

性別:女性
年齢:16歳
  • ストーリーあらすじ
影の民と呼ばれた暗部の一族(ニンジャみたいな集団)で育った少女。
作中では族長の娘と呼ばれていたが、実は血縁関係は無い。族長自らが教育をしていた子供達を娘(あるいは息子)と呼ばれていた。
彼らにとって血の繋がりはさほど重要ではなく、己の技術や信念を受け継ぐ者こそが後継者として相応しいと考えられている。彼らの仲間意識は血の繋がりよりも濃い。
だがユエという少女は他人になびく事は決してなく、そのあり方は暗殺組織の中でもきわめて異質な存在であった。
族長がクーデターを起こそうと煽動している時も冷静に状況を判断し、計画が失敗するよう裏で動いていた*3

影の民が解体された後は王国の密偵となり、マクスウェル家令嬢の従者という身分を与えられる。
新しい主人の伯爵令嬢ミシャエラは貴族の娘として申し分のない才女であったが、一方で他者の苦痛を蜜とする残忍な性格の持ち主だった。
日々退屈な生活を送っていたミシャエラはユエの内面に強い関心を抱き、主人という立場でありながらユエと姉妹のような関係を結ばせる。
あまり健全とはいえない関係ではあったが、初めて他者と親密な関係を築いたことでユエの心に変化が訪れる。

しかしマクスウェル家の悪行がいつまでも長続きするはずもなく、女王は勇者として活躍していたグラムにマクスウェル家の断罪を命令。
彼の働きによりマクスウェル家は解体。ミシャエラは処刑され、彼女の死によってユエの心はふたたび人形へと戻る。
娘を失ったマクスウェル伯爵はユエに激怒。最後の命令としてユエは勇者グラムの暗殺を命じられる。
そして勇者率いる魔王討伐軍に潜り込み、彼女の持つ毒で勇者を殺害。最後の命令は果たせたが、その後は糸が切れてしまったかのように魔王城で朽ち果てる。

  • 人物像
主人の命令は黙々と遂行する仕事人タイプ。
元々感情の薄い娘ではあったが、イリスに蘇生されてからはユエの性格にだいぶ変化が生じており、仕事と娯楽を楽しむようになった。
その原因は生きる目的が変わった事、そしてかつての主人の影響だろう。もちろん悪い意味で。

  • グラムとの関係
彼女が最後に殺すことになった相手。殺害時は特に何も感情を抱いていなかったが、蘇生後はグラムの内面について興味を抱く。
矛盾した心を抱えながら正義を執行する青年の姿は、彼女の好奇心を刺激するには十分だった。グラムからは殺意に近い感情を向けられるが、当の本人はその状況を楽しんでいる。
多感なお年頃の少女が年上の男性から強いアプローチを受けて舞い上がってしまったと考えれば微笑ましい(?)かもしれない。

  • イリスとの関係
新しい主従関係ではあるが、互いに皮肉を飛ばし会う間柄。色々と無茶な注文をけしかけてくるが、ユエ本人もまんざらではなかったりする。
気まぐれに振り回す姿にかつての主人を重ねているのかも知れないが、その心は彼女自身にも理解できないだろう。
イリスにとっても亡くなった親友(サキ)と同郷の者であるため、色々と思う所はあるようだ。

  • 他メンバーとの関わり
積極的に交流をするタイプではないので自分から話しかけることはほとんど無い。ただし常に全員の動向が把握できるよう、監視の目だけは光らせている。
人が苦悩する姿が好きなのでグラムやオスカーのような人間が好みだが、逆に動きが予測できないリンドリントのようなタイプは苦手。


ハイン

性別:男性
年齢:?
  • ストーリーあらすじ
かつて王国のトップの位置にいた魔術師。その過去は謎に包まれており、彼はもはや自分の年齢さえも覚えていない。
異能の力を持って生まれてしまったがため、物心つく頃から腫れ物扱いを受けて育つ。それゆえ他者を拒絶するような生き方を送ってきた。
そんなところに突然、王を名乗る胡散臭い男が彼の元を訪れる。初めは強い警戒心を抱いていたが、会話を重ねるうちにいつの間にか心を開いてしまう……そんな不思議な魅力を持った男だった。

その後ハインは王国の発展の為に協力することを条件に、国王の客人として王宮に迎えられる。
彼の才能は王宮内でも認められ、やがて国を代表する魔術師として栄誉のある称号を授けられる。その頃にはアズライールとは対等に話すことのできる親友の間柄となっていた。
だがその充実した日々は長く続かず、ハインの才能を疎んじたマクスウェル伯爵の策略によって彼の信用は失墜。国王の志半ばしてハインは王宮から追放されてしまう。

追放された後は以前と同じように人目の付かない場所で生活を送っていたが、ひょんなことからエルフィと名乗る少女と出会う。
ハインはその少女が親友アズライールの娘だと直感的に気付き、彼との約束を果たすため、エルフィを魔術の弟子として迎え入れる。
その後しばらくは弟子と安息の日々を送っていたが、王国が不穏な空気に包まれている事を察知し、独自に調査を開始。
その過程で闇に葬られたアンドール王国の歴史、そして国王アズライールが乱心している事実を知る。
もはや彼にとってこの国に思い入れなど無い。だが道を誤った親友との決別、そして娘が生きる国を守るため、単身で魔王城へと挑む。それが勝ち目のない戦いであると知りながら。

ゲーム本編開始後は自身の目的を果たすためにイリスに協力する。
だが本編中の彼の会話から察せられるように、探索の過程でイリスの目的やアズライールが死んでいることはなんとなく気付いていた。
それでも最後までイリスに付き合うあたり、なんだかんだ義理堅い男である。

  • 人物像
生粋の魔術師であり、彼の知識と実力はあらゆる才能を凌駕する。
あまり他者と積極的に関わろうとはせず、人を寄せ付けぬ雰囲気を纏っている。とはいえ決して薄情な性格ではなく、約束事は守るなど義理堅い面もある。
信頼できる友人を持ったことや出来の悪い弟子の面倒を見ていたことが、彼に良い影響を与えたのだろう。

  • エルフィとの関係
魔術の弟子であり、かつての親友の娘。人間関係が拗れまくってるこのゲームの中ではかなりマシなほう。
彼の指導方針は生徒の自主性を重んじる放任主義なので、エルフィは魔術を習得にかなり苦労していた*4
ハインの適当な暮らしぶりにはエルフィも思うところがあり、フラフラと定まらない生活を送っている様子は彼女を非常にヤキモキさせている。

  • イリスとの関係
親友の娘その2。自由奔放かつ予測できない行動をする姿は父親そっくりで、ハインはエルフィ以上に父親の姿を重ねている*5
イリスの魔術の才は彼も認めており、魔術の指導もやぶさかではないのだが、いかんせん気性の荒い娘なので面倒を避けるため逃げられている。姉さんばっかりずるいー!

  • 他メンバーとの関わり
馴れ合いを好まないタイプなので、自ら積極的に話しかけることは少ない。
とはいえメンタルに不安を抱える奴が多いので、それとなく仲間の様子を見てはフォローに回っていた。このゲーム最大の功労者は彼ではなかろうか。


リンドリント

性別:女性
年齢:0歳(外見はイリスとほぼ同程度)
  • ストーリーあらすじ
かつて人々を恐怖に陥れた竜の少女。かわいい。
はるか昔、ヤクトの民の歴史を遡ると竜と共存していた時代があった。
しかし竜は強大な力を持っていたためそのような時代も長くは続かず、ほとんどの竜は討伐、あるいは駆逐されてしまった。
彼女はヤクトの民たちが暮らす地にて唯一残った竜である。戦いの道具として利用されていたリンドリントであったが、その力は人の手に余ると判断され、彼女は霊脈の地にて封印されてしまう。
やがて戦も集結し、いつしか竜という存在は人々の記憶から忘れ去られていった。

長い年月を経て、彼女が眠る地に訪れる人物が現れる。その男はアンドール王国の王アズライール。奇しくも彼女を封印した一族に縁のある者であった。
アズライールは好奇心で封印を緩め、彼女と対話を試みようとする。短い会話であったが、それはリンドリントに自我のようなものが芽生えるきっかけとなった。
別れを惜しむリンドリントにアズライールはもう一度彼女に会いに来ると約束するが、その約束が果たされるのはしばらく後の事だった。
アズライールが再び訪れるまでの長い時間、リンドリントは初めて孤独というものを味わう。その体験から、彼女は外に出たいと強く願うようになった。

その後アズライールはリンドリントの願いを聞き入れ、彼女の封印を解き放つ。
突然外の世界へと放り出されたリンドリントは、以前アズライールから聞かされた古城へと向かうが、その途中腹を空かせて人里へと降りる。
当然いきなり現れた竜が放っておかれるはずもなく、偶然その場に居合わせた勇者グラムの手によってあっけなく命を散らしてしまう。
外の世界を見たいという竜のささやかな願いは、あまりにも脆く崩れ去ってしまうのであった。

その後は紆余曲折を経てリンドリントはヒトとしての生を受ける。
今度こそ外の世界に飛び立つため、そして自身を蘇らせてくれたイリスの為に彼女は戦う。

  • 人物像
外見は年頃の少女であるが、その身体能力は規格外。あまりのパワーにユエからはドン引きされている。
性格は好奇心旺盛で、言動は幼い子供そのもの。とはいえ洞察力が低いわけではなく、自分の無知をある程度自覚しながら物事を判断している。
元が竜のためか少し発想が物騒だが、わるい子ではない。ちゃんとした教育係がいればまっとうに育ってくれるはず。

  • アズライールとの関係
自身の封印を解き放ってくれた人物。封印される前は戦いばかりであったので、初めて目線を合わせて対話をしてくれたアズライールは彼女にとって特別な存在であった。
ちなみに回想シーンでアズライールとの会話が描写されていたが、実際は人語を介したコミュニケーションをしていたのではなく、なんかそれっぽい感覚で互いの意識を共有していただけ。
お互いノリで生きていたところがあったので、たまたま波長が合ったのかもしれない。横から見ていたハインには相当不信がられていた。

  • イリスとの関係
貴重な話し相手。他の奴らがあまりお喋りをしてくれないので、ヒマな時はイリスの所に行ってお喋りしたりおやつをねだっていた。
イリスの方も素直に話を聞いてくれるリンドリントの事を可愛がっており、色んな事を吹き込んでいた。
ちなみにリンドリントの服はイリスのお下がり。つまり彼女が復活した時は文字通り生まれたままの姿であった*6
サイズはそれなりに合っているが、胸周りがややきついらしい。

  • 他メンバーとの関わり
なんかよくわからんがデタラメなパワーを持った女の子と認識されている。
その力は誰もが認めているが、自分が竜だと主張しても誰も信じてくれないのが不満。


イリス

性別:女性
年齢:16歳
  • ストーリーあらすじ
主人公。彼女の正体は本作の元凶、魔王アズライールの娘である。
彼女の存在は父の手によって巧妙に隠され、アンドール家が保有していた古城で生まれ育つ。
隠し子という身分ゆえイリスは囚われの身ではあったが、彼女はそんな自身の境遇に悲観することなく、いつか独り立ちしようと勉学に励むしたたかな娘であった。

両親もイリスの境遇には引け目を感じており、10歳の誕生日に彼女専用の従者をあてがう。
その少女の名はサキ。彼女は影の民出身であったが、落ちこぼれのため危うく処分されそうになった所をアズライールが(強引に)連れ出し、イリスの従者にさせたのであった。
歳の近いこともあって二人はすぐに意気投合し、かげがえのない友情を育む。互いに切磋琢磨する時間はイリスにとって最も充実していた時期だった。

そして月日は流れ、彼女に運命の日が訪れる。
アズライールはイリスの誕生日に合わせて彼女の住む城に訪れる。上機嫌で父を迎えるイリスだが、彼はそんな彼女に目もくれず姿を消してしまう。
父の不審な行動に呆然としていた所、母ユリアから呼び出しを受ける。イリスは不安を抱えながら母の部屋に向かうが、そこで衝撃の事実を聞かされる。
父アズライールが同胞の為に一族に伝わる禁術をもって戦を起こそうとしていること、そして自分という存在が何の為に生まれたのか。
彼女はその事実を受け止めきれず、錯乱し意識を失う。そしてイリスは生死の淵をさまよいながら、一族の闇の歴史と自身の体に流れる血の宿命を理解する。

その後イリスは奇跡的に復活を遂げるが、既に混沌の秘術が発動され、そこは魔物たちが闊歩する魔王城と化していた。
イリスは生存者が居ないか走り回りなんとかサキだけは見つけられたが、彼女は既に衰弱しきっていた。親友の命がもうない事を悟り、その命を自らの手でかける。

最後にイリスは母の眠る場所を訪れる。母は既に会話ができる状態ではなかったが、イリスはこれまで経験してきたことと自身の決意を語る。
絶望と悲しみを乗り越えた彼女は、もう自分ひとりの力で歩けるようになっていた。
彼女は己の身体に流れる血の宿命と決別するため、志半ばで命を落とした魂を従えて魔王城の最奥へと挑む。そこにわたしの敵がいる。

  • 人物像
一見儚そうな雰囲気を纏っているが、中身はかなりアグレッシブで物怖じしない性格。少々口は悪いが面倒見が良く、人との繋がりを大切にするタイプ。このあたりの性格は父親の影響が強い。

彼女が使用する治癒術は祖先から代々受け継がれてきた力によるもの。それは生命の神秘すら捻じ曲げる禁術と呼べるものであり、イリスはこの力がどれだけ恐ろしい物であるか本能的に理解しているため、無闇に使用しないよう心がけている*7
能力に目覚めてからは日は浅く、彼女自身まだその力を制御しきれていない。その副作用はゲーム中にも効果として現れている。


  • エルフィとの関係
なんか放っておけない姉。イリスは両親の愛を受けて育ったが、その愛は本来姉が受けるはずのものだったと彼女は考えており、その点に引け目を感じている。
エルフィの方もイリスが生まれた経緯について思うところがあり、複雑な感情を抱いている*8

  • ユエとの関係
いけ好かない従者。いちおう主従関係のはずだが、二人とも毒舌家なので口を開けば皮肉の応酬をする間柄。とはいえイリス自身、そのやりとりを楽しんでたりする。何の因果かお互い主人・従者を失った身同士なので、色々と思う所はあるようだ。
ちなみにイリスの戦い方は影の民の戦闘技術を参考にしたものなのだが、アレンジされすぎて基礎がなってないとユエからは酷評されている。

  • 他メンバーとのかかわり
彼らを生き返らせた張本人。初めは威厳を保とうとそれなりに貫禄のある態度で仲間たちに接していたが、徐々にボロが出てきてゲーム終盤には地が出ていた。とはいえ癖のある連中を纏め上げていたあたり、人望はあったのだろう。



最終更新:2021年05月08日 17:00

*1 なぜならイリスの言動がうさん臭いので。

*2 個別エンディングだと結構仲が良さそうにしていたが、それに至るまで色々あった。

*3 実のところ、組織の者全員が反乱に賛同していた訳ではなかったため、いつかは破綻する計画だとユエは推測していた。

*4 というか魔術より精神面のケアの方が多かった。

*5 イリスに気付かれてるあたり相当。

*6 申し訳程度のお色気要素。

*7 ゲーム中バカスカ使ってるがあれは緊急事態なので……。

*8 その後なんやかんやあって二人は仲の良い姉妹に収まるのだが、それに至るまでの描写ができなかったのが作者的に心残り。