エルガーデン(数日前) |
勇那 |
星鏡を千花祭の優勝賞品にするって、本気ですか? |
璃鈴 |
いやー、「コダマが欲しい」って要望が意外に多くて。 |
玉望 |
どうせ霊夢の涙は二度と見れないわよ。 そうなれば、星鏡は瓏脈発生器でしかないから。 |
勇那 |
もしまた見れて、また発動したらどうするのですか…。 その名前も誤解を招くから変えましょうよ。 というか招いてましたよ。 |
玉望 |
千年親しんでるし、そう簡単には変えられないわ。 あとこの名前、瑞薙が異常に気に入ってるから 勝手に変えたら怒られるわよ。 |
勇那 |
うう…。 では、何か別の賞品は? |
璃鈴 |
それだと反応が鈍いのよね。 代わりになる賞品もないし。 |
勇那 |
…星鏡がもらえるとしても、優勝者一人だけでしょう。 よくそれで反応しましたね。 |
玉望 |
「すごいお宝が賞品のお祭りなら、参加してみよう」 って人も結構いたのよ。 千花祭の名前自体にハクがついた感じ? |
璃鈴 |
去年は豊作だったし、他の賞品も豪華にはしてるけどね。 |
勇那 |
…万一があったらどうするのです? 持ち主に悪意がなくても、大騒ぎになりますよ。 |
玉望 |
勇那は心配性ねぇ。 |
璃鈴 |
大丈夫よ、(主人公名)ちゃんが優勝してくれるから。 |
勇那 |
そんな適当な。 |
玉望 |
…幻想郷の住人達と同じ姿をした式神よ。 大きさや容姿が全然違うって言ったって、 気にならないはずはない。 |
玉望 |
結界の綻びをすぐに修復できない以上、 変にこじれる前にコダマの理解を得たいの。 |
璃鈴 |
それなら「お祭りやるからどうぞー」って言うのが、 一番気軽に話題を振りやすいから。 |
玉望 |
そんな感じでパーっと騒いだら、 いつの間にか慣れてくれるかなぁって。 幻想郷のみんなはお祭り好きだし。 |
勇那 |
…わかりました、頑張って慣れてもらいつつ 賞品は(主人公名)に回収してもらいましょう。 出場者の数は? |
璃鈴 |
えーと…たくさん。 |
勇那 |
…今年の花見には、外からも人や妖怪が来るのですよね。 偵察しておきます。 |
璃鈴 |
さすが勇那ちゃん、頼りになるわー。 |
勇那 |
年齢で区切っているのですよね。 杏璃や揚羽を出場させるのは? オウカジムの手練…流羅や瀬玲奈でも。 |
玉望 |
杏璃はどこにいるかわからないし。 揚羽は…別の意味で危険だと思う。 星鏡を持たせない方がいい。 |
勇那 |
? |
璃鈴 |
ちょっと色々あってね。 (主人公名)ちゃんがうってつけだと思うの。 あの子、人にも妖怪にも好かれやすいし。 |
勇那 |
(主人公名)には話したのですか? |
璃鈴 |
千花祭のことは話したけど、賞品のことは話してないわ。 私が「優勝して欲しいなぁ」って言ったら、 「頑張る」って言ってくれたけど♪ |
玉望 |
ていうか、千年起こらなかったら 二度と起こらないわよ。 |
勇那 |
そうだと思うのですけどね。 なにか厄介事の予感がするんだよなぁ…。 |
妖夢 |
あ、幽々子様もいらしてたのですか。 |
クレハ |
ゆゆ様やっほー。 ゆかりん達もこんばんはー。 |
紫 |
…瓏界の関係者は、人を普通に呼ぶことができないの? |
勇那 |
すいません、後でよく言い聞かせておきます…。 璃鈴さん共々。 |
幽々子 |
いいじゃない、呼び方ぐらい。 ところで妖夢、稽古の調子はどう? |
杏珠 |
稽古? |
妖夢 |
(ぎくっ) |
ルーベル |
もしかして、コダマ遊びのこと? 妖夢はずっと見てるだけだったような…。 |
妖夢 |
ちょっと、ルーベル!? |
幽々子 |
…妖夢。 今日は稽古に行くからと言うことで、 早上がりじゃなかったかしら? |
妖夢 |
いえあのその、見取り稽古と言いますか! |
幽々子 |
それじゃ、成果を見せてもらおうかしら。 あなた達の中で一番強いのは誰? |
杏珠 |
(主人公名)ちゃん? |
勇那 |
(主人公名)かな。 |
クレハ |
(主人公名)やね。 |
幽々子 |
そう、(主人公名)ね。 うちの妖夢の相手をしてくださる? |
幽々子 |
妖夢、もし負けたりしたら…。 |
妖夢 |
…(主人公名)さん、お手柔らかにお願いします。 |
(vs妖夢戦終了) |
杏珠 |
遠慮一切無しだったね。 |
クレハ |
完膚無きまでにボコボコやったな。 |
幽々子 |
今日免除してあげた分の仕事、 数倍にして用意しておくわね。 |
妖夢 |
え、なんで増えて…。 |
幽々子 |
…。 |
妖夢 |
なんでもないです、わかりました。 |
幽々子 |
それじゃ、次は私の番かしら。 |
クレハ |
あれ、ゆゆ様も千花祭に出るん? |
妖夢 |
え、本当ですか!? |
幽々子 |
あら、言ってなかったかしら。 |
クレハ |
八雲家は? |
紫 |
ウチは誰も出ないわよ。 |
藍 |
私は手が空かなくてな。 勇那がなかなか手伝いに来てくれないから。 |
勇那 |
…すいません、近日中に必ず。 |
藍 |
冗談だよ、そのうちでいい。 元から出る気もないさ。 |
紫 |
橙は、驚くほどコダマが懐かないのよね。 |
橙 |
うう、なんでみんな 私の言うこと聞いてくれないのかな。 |
藍 |
弱いから? |
紫 |
弱いからかしら。 |
クレハ |
弱いからやね。 |
橙 |
えー、そんなー。 |
藍 |
だから言ってるだろ。 もっと智慧を身につけろと。 |
勇那 |
いやまぁ、本人の強さはあまり関係ないですけどね。 智慧は関係しそうですが。 |
幽々子 |
ふふ、じゃあ懐かれてる私は 智慧が豊かなのかしら。 |
クレハ |
…智慧だけが問題じゃないと思うけど、 ゆゆ様には従ってそうや。 |
妖夢 |
(多分「逆らえない」が正解です) |
幽々子 |
さて、せっかくなら強い相手がいいわね。 (主人公名)、準備はいいかしら? |
(vs幽々子戦終了) |
幽々子 |
あらら、負けちゃったわ。 |
妖夢 |
幽々子様、なんでそんなに強いのですか。 |
幽々子 |
さあ。 智慧があるからかしら。 |
紫 |
霊具の質の差もあるし、思ったより伯仲しそうね。 本番が楽しみだわ。 |
勇那 |
そうだ、文さんを見ませんでした? ちょっと聞きたいことがあるんですけど。 |
紫 |
エルガーデンで会ったわよ。 こっちに来るようなことを言ってたから、 探せば見つかるとおもうけど。 |
勇那 |
ありがとうございます。 もう少し回ってみるか…。 |
妖夢 |
そ、それでは私達はこれで。 |
幽々子 |
妖夢は明日を楽しみにしていてね。 |
妖夢 |
…お手柔らかにお願いします。 |
ルーベル |
えーと、なんかごめんね。 |
クレハ |
あ、映姫様! 小町がさぼってますよ! |
小町 |
さ、サボリじゃないですよ!? ちょっと視察に来てるだけで! |
鈴仙 |
死神が何を視察するのよ。 |
咲夜 |
視察に来てるのは、私と鈴仙だけね。 |
クレハ |
冗談や。 こまっちゃんは相変わらずやなぁ。 |
小町 |
なんだ、びっくりさせないでおくれよ。 口から心臓が飛び出るかと思った。 |
ルーベル |
嘘から出たまこと…。 |
小町 |
冗談でもやめとくれ。 |
クレハ |
死神の小町さんや。 三途の河の船頭さんで、普段はさぼってる。 |
小町 |
違うよ、ちょっと休憩が多いだけさ。 |
杏珠 |
死神さんですか…。 死神って、もっと怖い人を想像してました。 |
小町 |
死神と言っても、ただの船頭だからね。 閻魔様の方がよっぽど怖いよ。 |
クレハ |
うどんちゃんは一人? てゐちゃんと一緒じゃないのは珍しいね。 永琳さんはともかく。 |
鈴仙 |
お師匠様達は来てないけど、てゐはその辺にいるわよ。 あと呼ぶなら鈴仙(れいせん)にしてくれる? |
クレハ |
ごめんごめん、前も言われたな。 月から来た兎の鈴仙ちゃん。 永遠亭ってお屋敷の…召使い? |
鈴仙 |
下宿人。 せめて居候って言って。 |
咲夜 |
(あながち間違ってはいないけど) |
杏珠 |
…失礼かもしれないですけど、月の兎さんって みんなその耳でその格好なんですか? |
鈴仙 |
ええ、大体そうよ。 |
杏珠 |
(主人公名)ちゃん、月に行くにはどうしたらいいかな。 |
妖夢 |
突然何を言い出すんですか。 |
クレハ |
やめとき、不浄の者は歓迎されへんで。 |
杏珠 |
ふじょー? |
ルーベル |
ところで、さっき視察って言ってたよね。 鈴仙さんとそっちのメイドさんは千花祭に出るの? |
咲夜 |
ええ。 あと、咲夜よ。 |
鈴仙 |
…最近薬の売れ行きが悪いから、 稼いできなさいって言われたわ。 |
杏珠 |
それじゃ鈴仙さん、練習がてら ウチの(主人公名)ちゃんとコダマ遊びをしませんか!? |
杏珠 |
で、(主人公名)ちゃんが勝ったら その可愛い服をよく見せてください。 |
鈴仙 |
え? |
勇那 |
…こいつ、衣装屋志望なんですよ。 服の意匠に興味があるんです。 |
鈴仙 |
まぁ、そういうことなら。 練習に付き合ってもらえるのは助かるし。 |
杏珠 |
決まりですね! それじゃ(主人公名)ちゃん、頑張って! |
妖夢 |
…ご愁傷様。 |
鈴仙 |
え、何か言った? |
(戦闘終了) |
鈴仙 |
いったー、もう少しだったんだけど。 |
ルーベル |
やるじゃん(主人公名)! |
咲夜 |
(…優勝を狙うなら、少し気合いを入れる必要がありそうね) |
杏珠 |
やったね、では早速! |
鈴仙 |
え、今すぐ? って、どこに連れていくの? |
杏珠 |
いやほら、人前で服がはだけるのも嫌でしょうし。 |
鈴仙 |
え、よく見せるってそういうこと!? ちょ、ちょっと待ってー!!! |
咲夜 |
…あの子、人間よね? |
小町 |
おお、マウントとった。 これは逃げられないな。 |
クレハ |
杏珠、実はコダマとか必要ないんじゃん? |
鈴仙 |
のんびり見てないで助けてー!!! |
ルーベル |
ごめん無理。 ところで、咲夜さんも練習…。 |
咲夜 |
後が怖いから遠慮しておくわ。 |
|
鈴仙の衣装を手に入れました。 |
クレハ |
こんばんはー。 珍しい組み合わせやね。 慧音さんともこたんはともかく。 |
妹紅 |
だからその呼び方はやめろと。 |
クレハ |
えー、だめ? |
慧音 |
いいじゃないか、可愛くて。 |
杏珠 |
どなたですか? |
クレハ |
こちらは慧音(けいね)さん。 人里で教師をしとる。 |
慧音 |
よろしくな。 |
クレハ |
もこたんこと妹紅(もこう)さん。 千年以上生きてる不老不死の人間で、炎を操る能力者や。 |
妹紅 |
(何かを諦めかけてる顔) |
杏珠 |
…不老不死? |
クレハ |
あー、まぁその話は長くなるから後で。 |
妖夢 |
はじめまして、もこたん。 |
妹紅 |
妖夢、焼かれたいのか。 |
ルーベル |
私はルーベル。 そっちの人間が杏珠(あんじゅ)で、こっちの狐は勇那(いさな)。 あと(主人公名)ね。よろしく、もこたん♪ |
妹紅 |
よーしお前らそこへなおれ。 全員ウェルダンに仕上げてやる。 |
クレハ |
ところが残念。 瓏界の中じゃ、自慢の炎も焚き火ぐらいにしかならんよ。 |
杏珠 |
十分こんがり焼けそうですが。 |
ルーベル |
それじゃあ勝負だね! それゆけ(主人公名)、コダマ遊びの厳しさを教えてやれ! |
勇那 |
自分で教えろよ…。 そもそも、妹紅さんが霊玉を持っているかどうか。 |
慧音 |
お祭りは辞退したが、私も妹紅も持っているよ。 他にも色々と用意してもらった。 何度か試させてもらったが、なかなか面白いな。 |
ルーベル |
(あ、千花祭に出ないなら様子を見る必要ないや) |
妹紅 |
ふん、いいだろう。 私が勝ったら二度とその名で呼ぶなよ! |
ルーベル |
(遅かった。頑張れ(主人公名)) |
にとり |
(さっきボコボコにされたばかりなのに、 なんで妹紅は自信満々なのかな) |
(vs妹紅戦終了) |
妹紅 |
…さっきから思ってるんだが。 私のコダマなのに、復活が遅すぎないか? |
杏珠 |
(すごい、本人は全然平気そう…。痛くないのかな) |
妖夢 |
(もう痛みに慣れちゃってるとか聞いたような) |
勇那 |
…モデルにさせて頂いただけで、 能力を丸ごとコピーというわけでは。 |
ルーベル |
あー、まぁ調子に乗ってごめんね。 嫌ならもう言わないよ。 よろしく、妹紅さん。 |
妹紅 |
…まぁ、わかってくれればいいよ。 |
慧音 |
そこまで嫌なのか。 可愛いと思うけどなぁ。 |
杏珠 |
(あれ、実はかなりお気に入り?) |
クレハ |
あ、紹介が途中やったね。 えらい荷物を抱えとるのが、河童のにとりさん。 |
にとり |
こんばんはー。 |
杏珠 |
河童…お皿…。 |
にとり |
おっと、帽子の下は見せられないよ? |
クレハ |
なんでやねん。 いやまぁ、無理に見せんでもええけど。 |
クレハ |
そっちの人形みたいな美人がアリスさん。 人形を操る魔法使い様や。 横にいるのはその人形さん。 |
アリス |
随分持ち上げるのね。 何も出ないわよ。 |
杏珠 |
この人形さん可愛いですね! 動きも自然で、まるで生きてるみたい。 |
アリス |
ふふ、ありがとう。 |
ルーベル |
ほんとすごいね。 自律してるように見えるから、 ゴーレムとかホムンクルス系統かな。 |
アリス |
この子は普通の人形よ。 私が糸で操ってるの。 |
ルーベル |
糸って…マジ? |
クレハ |
魔法の糸ではあるらしいけどな。 |
にとり |
惜しかったねー。 もう少し早く来たら、アリスの人形劇も見れたのに。 |
アリス |
ごめんなさい、今日の公演はあれで終わり。 |
杏珠 |
あらら、残念。 |
アリス |
今度は人里の祭りに来てみてね。 そこでもやってるから。 |
杏珠 |
わかりました! 風李さんにお願いしてみよう…。 |
にとり |
人形だけじゃないよ、コダマ捌きもすごくてさ。 ねぇねぇ、コツを教えてよ。 |
アリス |
慣れよ、慣れ。 何事も反復が大事なの。 |
ルーベル |
にとりさんは千花祭に出るの? |
にとり |
ああ。 面白そうだし、すごいお宝がもらえるらしいしさ。 |
ルーベル |
それなら早速練習してみよう! 優勝候補筆頭の(主人公名)が相手するよ! |
勇那 |
お前、また勝手に話を進めて…。 |
慧音 |
へぇ、道理で強いわけだな。 |
にとり |
いいよ、やってやろうじゃん! 私だって、この中じゃ二番目だからね! |
妖夢 |
二番じゃダメじゃない。 …ところで、ドベは? |
アリス |
…。 |
にとり |
…。 |
慧音 |
…いや、妹紅も頑張ってたと思うぞ? |
妹紅 |
うるさいよ。 さっさと始めろ。 |
(vsにとり戦終了) |
にとり |
いたたた…。 うわー、ほんとに強い! |
慧音 |
にとりも惜しかったな。 アリスならもっといい勝負をしそうだが。 |
アリス |
後のお楽しみにとっておくわ。 本戦で会えるといいわね。 |
ルーベル |
(げ、一番要注意っぽい人を逃した) |
勇那 |
ところで、文さんを見ませんでしたか? |
にとり |
あれ、妖狐のところに取材に行くって言ってたけど。 あんたのことじゃないの? |
勇那 |
多分、私じゃなくて母のことですね。 その後こっちに戻ってきてるらしいのですが。 |
にとり |
その後まではわからないや。 他を当たってみて。 |
勇那 |
そうですか…。 わかりました、ありがとうございます。 |
クレハ |
そんじゃまたね! もっちーも、あまり細かいこと気にしたらあかんで! |
妹紅 |
…それ、もしかして私のことか? |
アリス |
悪化したわね。 |
勇那 |
すいません、なんとか躾けておきます…。 |
祢々 |
…あ、勇那姉様。 |
玉望 |
勇那、何してたの? こっちに来て飲みなさいよ。 |
勇那 |
文さん、やっと見つけた…。 |
クレハ |
どんまい。 探し回らんでも、ずっとここにいたらよかったんな。 |
文 |
私に何かご用ですか? |
勇那 |
千花祭の優勝賞品、星鏡のことですが。 余所で「願い事が叶う鏡」みたいな話をしました? |
文 |
しましたよ。 玉望さん達に聞きましたが、 私の勘違いだったみたいですね。 |
風李 |
ごめんね、もう説明しちゃった。 |
クレハ |
どんまい。 骨折り損やったな。 |
勇那 |
わ、私の気苦労は一体…。 |
玉望 |
その訂正をしたくて、ずっと文さんを探してたの? 相変わらず空回りが好きねぇ。 |
クレハ |
いやまぁ、千花祭参加者の様子見もできたし 無駄足ではなかったよ? |
勇那 |
クレハにフォローされる日が来るとは…。 |
文 |
お、そちらにいるのは 優勝候補と噂の(主人公名)さん。 ちょっとお話を伺っていいですか? |
杏珠 |
いつの間にそんなすごい噂に。 |
妖夢 |
あれだけ吹聴しつつ、勝負を仕掛けて回れば…。 |
クレハ |
でも、(主人公名)は喋るの苦手だしインタビューになるかなー。 実際に手合わせしてみたら? どうせ文さんも霊玉を持っとるんやろ。 |
文 |
ふむ、それも悪くないですね。 優勝候補の強さや能力、記事にしやすそうです。 では早速。 |
ルーベル |
え、ちょっと待ってそれは困るって! (知られてる方が絶対不利になるし!) |
クレハ |
残念、もう二人とも戦闘態勢や。 |
(戦闘終了) |
文 |
なるほど、噂通りの強さですね。 あ、後で意気込みとかも聞かせてください。 |
ルーベル |
結局インタビューもするんじゃん! |
クレハ |
ちっちゃいなぁ…。 あんま細かいこと気にすんなや。 |
妖夢 |
(図太そうに見えて、ルーベルも意外と神経質なのね) |
ルーベル |
うう、仕方ない…。 ついでに聞いておこう、結局星鏡ってなんなのさ。 |
玉望 |
あれ、勇那から聞いてない? 今は瓏脈と言われる霊場の生成装置よ。 |
ルーベル |
今は? |
玉望 |
元は「持主の願いを何でも叶える鏡」だったの。 |
文 |
無条件で、というわけではないのですが。 |
玉望 |
で、私達の願いを叶えて姿… というか性質を変えたのよ。 |
杏珠 |
なんて願い事をしたんです? |
玉望 |
…璃鈴がいないところで言いたくないんだけどな。 「のんびり平和に暮らしたい」よ。 |
ルーベル |
は? |
玉望 |
ずっとずっと昔は、この辺りだって ものすごく荒れてたんだから。 |
クレハ |
そりゃあ、何百年前と比べたらなぁ…。 平和になったよね、今とは天と地の差やろ。 |
ルーベル |
クレハ、だからあんたいくつよ。 |
クレハ |
4桁はまだまだ遠いよ? |
ルーベル |
…渋るわね、まぁいいわ。 でも、その願い事でなんで瓏脈発生器になったのさ。 |
玉望 |
知らないわよ、星鏡に聞いて。 ただ、瓏脈は「弱者を守る性質」に特化していた。 強者の力を封じたり、弱者を守る「守り神」を具現化できたり。 |
玉望 |
あと私の能力と異常に相性がよくてね。 結果、私達は瓏界を作って平和に暮らしてきたから、 ある意味願い通りよ。 |
玉望 |
ただ、願い事の対象は「その場にいた人達」だけで、 「仲のよかった人達」は入っていなかったみたい。 |
玉望 |
当時の瓏界は手狭だったから。 そこから拡張を続けたのは、私達よ。 |
勇那 |
で、今に至る…という話だ。 |
ルーベル |
願い事の叶え方は? |
勇那 |
(それを言いたくなかったから秘密にしていた) |
玉望 |
それがわからないの。 気付いたら星鏡が発動していたって感じ。 |
玉望 |
美月は独自に調べてて、 色々と検証をしてたみたいだけど。 真相には至ったような話は聞かないわね。 |
勇那 |
(母様のポーカーフェイスが時々羨ましくなる) |
文 |
星鏡の伝説はある程度知られていましたが、 肝心の「願い事の叶え方」を誰も知らなかったのです。 |
文 |
そのうち鏡自体が行方不明になり、 存在も忘れられまして。 まさか今頃になって出てくると思いませんでした。 |
勇那 |
なるほど、それで元の噂を頼りに 話を聞いて回ったわけですか。 |
文 |
取材のついでにですけどね。 願いが叶えられ済みで、当の鏡も別物になってるとは 予想できませんでした。 |
ルーベル |
なるほどね…。 (何でも願いが叶う、というほどじゃないけど 面白い宝具ではあるか) |
玉望 |
昔話はここら辺にしましょうか。 で、(主人公名)の調子はどうなの? |
勇那 |
その前に…風李、飲み物を分けてくれ。 気が抜けて喉が渇いた。 |
風李 |
今用意するわ。座って待ってて。 |
クレハ |
せやな、ウチらも飲み直すとしよか。 |
妖夢 |
(明るいうちにあれだけ飲んでおきながら…) |
玉望 |
昔の話は書かないでおいてね。 璃鈴も、あまり思いだしたくないらしいし。 |
文 |
…わかりました、気をつけましょう。 |
勇那 |
(…まぁ、これで残りの心配事は千花祭の結果だけか。 (主人公名)、頼むから頑張ってくれよ) |
|
「千花祭予選(海神の森)」に移動可能になりました。 一度「ポータブルスキマ」などで脱出してから移動してください。 また一部の場所に移動できなくなりました。 |
シナリオ#14終了 |