ソンアジ

ソンアジとは、「子牛」という意味の韓国語である。ハングルでは「송아지」と書く。こうしくんのことをソンアジと言うなど、よくネタで登場する単語である。

概要

韓国語の単語として

韓国語では動物の子どものことを「새끼」(セッキ)という言葉で表し、子豚を「새끼 돼지」(돼지(トゥエジ)=豚)、子ヤギを「새끼 염소」(염소(ヨムソ)=ヤギ)などと表すことがある。「牛」は「소」(ソ)であるため、このルールで行くと子牛は「새끼 소」となるが、「송아지」という独自の単語があり、こちらが使われる。このような子どもの状態を別の言葉で表すものには他にもこのようなものが挙げられる。
  • 말(マル)・・・馬、망아지(マンアジ)・・・子馬
  • 개(ケ)・・・犬、강아지(カンアジ)・・・子犬
  • 닭(タク)・・・鶏、병아리(ピョンアリ)・・・ひよこ
ちなみに、韓国では牛や子牛の鳴き声を「음매」(ウンメ~)と表現する。

悪さをする子牛は尻につのが生える

韓国には、「못된 송아지 엉덩이에 뿔이 난다」(モットゥエンソンアジオンドンイエップリナンダ)(日本語:悪さをする子牛は尻につのが生える)ということわざがある。いたずらなど何か悪いことをしている子どもなどに対して叱りながら警告のような意味で使う。日本語で言う「悪いことをするとバチが当たるよ」のような感じだ。

송아지(子牛)を扱った韓国の童謡

子牛が主役の歌

  • 얼룩 송아지(オルルクソンアジ)・・・「まだらの子牛」。ママの牛も同じまだらだね、といった内容が描かれている。ちなみにJOYSOUNDに入っており、日本のカラオケでも歌うことができる。
  • 어린 송아지(オリンソンアジ)・・・「幼い子牛」。子牛が熱い鍋や冷たい氷の上に座ってしまいママやパパに助けを求める、という内容が描かれている。「(One) little calf」という名前で英語版も存在する。

歌詞内に子牛が登場する歌

  • 작은 동물원(チャグンドンムリョン)・・・「小さな動物園」。様々な動物などの鳴き声や関連する音が歌われており、ひよこ、子牛、猟師、アヒル、カエル、ざりがに、水草、サザエが登場する。
  • 동물농장(トンムルノンジャン)・・・「動物農場」。いろいろな場所で鶏、ガチョウ、ヤギ、子牛が鳴く様子が歌われている。

黒ソンアジ

「ブラックこうし」という意味で「黒ソンアジ」という言葉が使われることがある。ブラック=黒、こうし=ソンアジ(厳密にはこうしくんは韓国語版ハム太郎では「얌냠이」(ヤムニャミ)だが)なので、言語を変えた同じ意味の言葉である。特定のキャラクターを不憫な存在にするなどとよくない行動を取る「こうしくん」のことを「黒ソンアジ」と呼ぶことがある。

関連項目

最終更新:2024年01月18日 22:35