ジャックオランタンぞうと私は不気味な森に足を踏み入れていった
「22年66日前―
 この森で一匹のビーグル犬が失踪しました」
「ビーグル犬?」
「アイ… 名はすみれと言います
 その後、飼い主が森を捜索しましたが
 ビーグル犬を見つけることはできませんでした」



彼は立ち止まり、足元を指さした
「これは…?」
「犬です」
「は?」
「失踪したビーグル犬です」
そこには木でできた墓標のようなものがあった



「何者かによってビーグル犬は殺され、
 ここに埋められてしまったのです」
と言って彼は地面を掘り起こし骨のようなものを私に手渡した

「この森の呪いによって亡くなったものは
 名前を忘れてしまうのです…
 この他にも多くの人々が
 森で殺されてしまいました」

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最終更新:2018年10月28日 01:08