プロフィール

本名 関 節夫(せき せつお)
職業 作家、歌人、詩人、ココロニスト
出身地 愛知県新川町
誕生日 1949年

概要

関 節夫(せき せつお)。娘は関奈津子
国文学者で大学教授の父や高校の恩師から短歌を学ぶ。
広告マンになり大手自動車会社などのCMを手がけ、バブル期には東京・杉並区に注文住宅を建て、外車を乗り回すなど、豪華な生活を楽しんだ。

由美子と結婚し二人の娘を持つも、1998年に離婚。家を売り、妻と娘二人に養育費を払いながら賃貸マンションへ越す。

1999年には勤務先からリストラされ、会社を設立・独立するも500万円を騙し取られる被害に遭い、その後の生活も上手くいかずにホームレス生活を始める。
現在はココロニストとして、団塊世代を中心に短歌で世間にメッセージを発信している。
出典:https://plaza.rakuten.co.jp/suzuki777/diary/200405090000/

2019年にYouTubeチャンネルを開設。登録者はまだ少ないが、不定期に動画を投稿している。

奈津子との関係

日曜日の朝早く 別れた娘から電話がありました。
「お父さん、父の日おめでとう! いつもありがとうね。
雨が降っていなければレストランで
食事をしようと思っていたんだけれど・・・・」
何て内容の電話でした。
今日が「父の日」であることをすっかり忘れていました。
でも、別れた娘からこんな電話を貰って、
日曜日の朝がちょっぴりハッピーに。
やはり、別れても親子なんだと実感しました。

娘よ、今日はお雛様ですね。
いまも君住む家ではお母さんはひな飾りを飾ってくれているだろうか?
娘よ、君は覚えているだろうか。
君の初節句にわたしのサラリーの半分を叩いて買った、
大きくはないけど、品のいいお顔をした桃山時代のひな飾りを。。。。。。。。。
たぶん、もう飾ってはいなだうね。
君が小さい頃には、ひな飾りを早く飾って、
3日の夜が終わると、ひな飾りを早く片付けないとお嫁に行くのが遅くなるって、
わたしの母が云うので、早々に仕舞いこんだことを。
娘よ、君はわたしたち夫婦が離婚したことを恨んでいたよね。
学校でクラスメートに姓が変わるといじめられるからと、
わたしたち夫婦が別れても、わたしの姓をそのままにして名乗っているんだよね。
娘よ、君は小さい頃から頭のいい子だった。
小学校も国立の付属校を受験して、見事合格したよね。
通学に電車を2つも乗り換えて1時間半もかかり、正直、わたしは心配したものだった。
また、いじめにもあって、そのことをわたしたち親には隠していたよね。。。。。。。。。。
娘よ、君は高校の時に、他校の女子生徒からリンチにあったことを覚えているかい。
君が一晩、家に帰らなくて、次の昼に警察署から連絡があった。
そして君を警察署まで迎えに行ったときさ。
君は髪もぼうぼう、顔と服は泥だらけ。
あの時の君の姿を見た時は、お父さんもショックを受けたよ。
リンチで殴られ、腕にタバコの火をつけられ、おしっこまで飲まされた。
それを警察官から聞いた時は、怒りと震えを感じて、お父さんは我を失ったよ。
そして、あの女子生徒の親が謝罪に来るまで、お父さんの怒りは続いた。
あの時ほど、君を愛おしいと思ったことはない。。。。。。。。。。。。。。。
娘よ、君はわたしを許してくれるかい。
君が産まれる瞬間にお父さんは仕事が忙しく出産に立ち会えなかったことを。
その分、わたしは君を夏は必ず鎌倉の由比ガ浜で海水浴をしたし、
春には八ヶ岳や清里にオート・キャンプにことあるごとに連れていったね。
君はお父さんがツーバーナーで作る料理を美味しいって褒めてくれた。
あの頃が一番楽しかったな。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
最近は時々のメールか電話しかないけど、
君はいつも、わたしの作品を良いって褒めてくれるよね。
わたしの出す書籍やCDをみんなに薦めてくれているよね。
遠く離れて暮らす、わたしたちだけど、
娘よ、君をお父さんは忘れたことがないんだよ。
どうか、娘よ、素敵なお内裏さまのような結婚相手を見つけるんだよ。。。。。。
あのひな飾りの品のいい顔をしたお内裏さまの彼氏をね。
たぶん、お父さんは君の結婚式には出れないだろうが。。。。。。。。。。。。。。
元気で暮らすんだよ。
娘よ、君をお父さんはいつまでも愛しているからね。
2015年 弥生 参日  雛祭りの日に
父より

おはようございます。
別れて暮らす娘、関 奈津子が永眠致しました。
難病、膠原病との闘いでしたが、最期は穏やかな死でした。
謹んでここにご報告申し上げます。
最終更新:2020年07月03日 15:58