BNCプラグ
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- コネクターの一種。抜けにくい構造で映像結線の際によく利用される。
呼称
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- 一般にBNCプラグ、BNCコネクターと呼ばれる。このBNCとは、BayonetNeilConcelmanの略である。Bayonetはバネによってコネクター内部で固定する構造となっているから、そしてNeilConcelmanはこのコネクターの開発者の名前。
果たす役割
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- 流す電流の周波数の面から見ても導電性が比較的良く、XLRキャノンプラグのように大きくなく比較的小さい為、電気的な実験や計測、通信、映像信号の伝達に最も多く使われている。接続する際にひねる仕組みとなっており、外れにくい構造である。(構造に関する事柄は以下、構造の項目に記述する。)
構造
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- BNCプラグはネジを使ってロックしない。プラグ部分をひねることによりバネの力で簡単に固定できる機構を持つ。これにより接続後に引っ張られても抜ける心配がない。
普及具合
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- 構造の項目に書いたとおり抜けにくい機構を持つために電気的な計測などでよく用いられている。放送関係を見ると業務用の映像機材との結線でBNCプラグがよく用いられるが一般家庭ではあまり普及しておらずBNCプラグよりもピンプラグがしばしば利用される。このためかBNCジャックはピンジャックへの変換ピンを利用して、ピンジャックに変換されて利用される事が多い。
放送研究部での使われ方
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- 4つの映像を一つの画面に表示する分割機の入出力端子はBNCジャックである。しかしBNCケーブルが放送研究部に存在しない為、ピンジャックに変換されてピンプラグのケーブルで結線されている。
- また、FMトランスミッターのアンテナ出力にはBNCジャックが付いており、そこからアンテナへ繋ぐ。
最終更新:2006年05月13日 09:53