短時間・多頻度コミュニケーションの重要性に関する証言
証言1:(
教育評論家 芦屋広太氏)5分程度のちょっとしたコミュニケーションを一日に何度も取るようにしています。様子を見て声をかけて、ただの馬鹿話で終わることもありますが、ちょっとしたことをちょこちょこ教えたりもします。
証言2:(
教育評論家 芦屋広太氏)1人に任せた仕事がなかなかうまく行かないとき、責任追及はせずに「じゃあみんなでやろう」とメンバーを集めてワイガヤやってアイデアを出し、断片的な意見をちょっとずつ「おっそれいいね! 採用!」と取り込んでいきます。「いいね!」は意図的にハッキリと言うようにしてます。
証言3:(SI会社チームリーダー経験者)初対面のときはやはり緊張するので、それをほぐすためにボケツッコミのようなノリでたわいのない雑談をします。これは日常的にも重要だと思います。あと、人はものをもらうと心を開きやすくなるので、よくタバコ部屋に行って缶コーヒーをおごったりしてました。自分じゃタバコ吸わないんですけどね(笑)
証言4:(SI会社チームリーダー経験者)外注先のエンジニアを部下として持つチームリーダーをやっていました。同じチームとは言っても別会社ですし、なかなか本音は出てきませんので、悪いことを言ってくれたときには、絶対に責めないようにしていました。
「悪い情報ほど早く上に届く組織作りが大事」というのはよく言われます。しかし、それなら「悪い情報ほど早く報告するように」と通達を出しておけばみんながそう動くか、というと現実にはそうは行きません。そこで、メンバーの警戒心を解くために、また、異変をいち早く察知するために、くだらない雑談も含めて頻繁にコミュニケーションを取っておくことと、「責めない」ことが重要、というわけです。証言4の方は、悪いことを言ってくれたときには本人の責任であっても絶対に責めず、言ってくれてありがとう、と感謝する姿勢を心がけていたそうです。
2014.06.02
最終更新:2014年06月02日 07:32