~ネオドミノシティ・旧BADエリア~
C・P9のメンバーとなった不動遊星は,彼の生まれ育った街ネオドミノシティへ派遣された。
仲間やかつて敵として戦った者たちが
デュエリアンとなり襲ってくる中,的確に決闘をこなし人間へと浄化させてきた。
遊星「しばらくデュエリアンと遭遇しない。スコープにも反応がない」
遊星「このあたりにはもうデュエリアンはいないのだろう・・・ん?」
ピピピッピピピッ
突然スコープに反応が現れた。それが示す場所は・・・
遊星「旧BADエリアか」
スコープの反応を頼りに遊星はデュエリアンの出現地点にたどり着く。
そこで遊星を待ち受けていたのは,デュエリアンと化したディックだった。
デュエリアン【ディック】「ぎががががが」
遊星「待っていろ。今浄化してやる」
決闘★開始
-ターン01-
遊星「先行は俺だ。ドロー」
遊星「ジャンクブレーダー召喚。『錆びた剣-ラストエッジ』を装備し,攻撃力は800ポイントアップする」
ジャンクブレーダーATK1800→2600
遊星「カードを1枚伏せてターンエンド」
-ターン02-
デュエリアン【ディック】「ネクロガードナー召喚,影無茶ナイト特殊召喚」
デュエリアン【ディック】「レベル3モンスターでオーバーレイ」
デュエリアン【ディック】「越えるべき壁の向こうに広がる頂(いただき)からの景色を夢見て,熱き戦士がこぶしを握る」
デュエリアン【ディック】「こい,ラヴァルバル・イグニス」
遊星「攻撃力は1800ポイントか」
デュエリアン【ディック】「装備カード『蜃気楼の扇』をイグニスに装備」
イグニス攻撃力1800→2100
デュエリアン【ディック】「イグニスでジャンクブレーダーに攻撃」
遊星「!?攻撃力の劣っているモンスターで攻撃だと」
デュエリアン【ディック】「イグニスの効果により,ORUを1つ使い攻撃力を500ポイントアップする」
イグニス攻撃力2100→2600
遊星「攻撃力が同じに・・・相打ちか」
デュエリアン【ディック】「『蜃気楼の扇』の効果でイグニスは戦闘破壊されない」
遊星「何だと!」
遊星「だが錆びた剣の効果発動。錆びた剣が破壊されたとき,800のダメージを相手に与える」
デュエリアン【ディック】LP4000→3200
遊星「リバースカードオープン『戦士の誇り』」
遊星「戦闘で破壊されたジャンクブレーダーを攻撃表示で復活!!さらにこのターン戦闘では破壊されない」
デュエリアン【ディック】「『蜃気楼の扇』の効果発動!!」
デュエリアン【ディック】「装備モンスターが相手モンスターを破壊したターンのバトルフェイズ時,装備カードとともにこのカードをリリースして」
デュエリアン【ディック】「手札のモンスター2体でシンクロ召喚を行う」
遊星「手札からのシンクロ召喚・・・だと!!」
デュエリアン【ディック】「手札のトラパートを魔導ギガサイバーにチューニング」
デュエリアン【ディック】「越えるべき頂からの眺望に,つわものどもが夢のあと。不屈の闘士が闘志を燃やしともにかけるは夢の果て」
デュエリアン【ディック】「こい,ギガンテックファイター」
デュエリアン【ディック】「ギガンテックファイターの攻撃力は墓地の戦士1体につき100あがる」
ギガンテックファイターATK2800→3100
デュエリアン【ディック】「速攻魔法『覚醒する白き戦士』を発動!!」
デュエリアン【ディック】「バトルフェイズ中にシンクロ召喚した場合,そのシンクロモンスターは攻撃表示モンスターに攻撃する場合のみ,三回連続攻撃が可能となるのだ!!」
遊星「くっ・・・!」
デュエリアン【ディック】「ゆけーギガンテックファイター!!ジャンクブレーダー三連不屈パンチ!!」
遊星「ぐおおおっ!!」
遊星LP4000→100
遊星「いいフィールだ。いくぜディック,次が勝負のターンだ」
遊星「俺はこのカードに魂を込める,ドロー!!」
-ターン03-
遊星「きた!!」
遊星「チューナーモンスタークイックスパナイト召喚」
遊星「レベル4ジャンクブレーダーにレベル3クイックスパナイトをチューニング」
遊星「光来せよ!!ライトニングウォリアー」
ライトニングウォリアーATK2400
デュエリアン【ディック】「だが・・・まだギガンテックファイターの攻撃力の方が上回っている」
ギガンテックファイターATK3200
遊星「それはどうかな」
遊星「墓地に眠るクイックスパナイトのモンスター効果。シンクロ素材となったとき,相手モンスターの攻撃力を500下げる」
ギガンテックファイターATK2700
遊星「さらに魔法カード『武装転生』。墓地の『錆びた剣-ラストエッジ』をライトニングウォリアーに装備する」
ライトニングウォリアーATK2400→3200
遊星「ライトニングウォリアーで攻撃。ライトニングパニッシャー!!」
デュエリアン【ディック】「墓地のネクロガードナーの効果発動。攻撃を無効にする」
遊星「・・・読んでたさ」
遊星「速攻魔法『カウンターソード』発動。攻撃が無効になったとき,自分のモンスターの攻撃力を1000アップさせ,相手モンスターの攻撃力を半分にする」
ライトニングウォリアーATK3200→4200
ギガンテックファイターATK2700→1350
遊星「そしてもう一度だけ攻撃を行う!!」
デュエリアン【ディック】LP3200→350
デュエリアン【ディック】「なんとか耐えた・・・」
遊星「何勘違いしてるんだ」
デュエリアン【ディック】「ひょ?」
遊星「これが勝負のターンといったはずだ」
遊星「ライトニングウォリアーはモンスターを破壊した時,俺の手札1枚につき400のダメージを与える」
遊星「俺の手札は1枚。400のダメージを受けてもらうぜ。
ライトニングレイ!!」
デュエリアン【ディック】LP350→0
デュエリアン【ディック】「そ・・・そんなのありかよー」
決闘★終了
~~
遊星「浄化完了,と。大丈夫か?」
ディック「アレ,オレハナニヲシテイタンダ?マッタクキオクガナイゾ?」
遊星「・・・ディック,デュエリアンになると短言語しか話せなくなるんだ。普通の会話ができていたということは意識があったんだろ?」
ディック「あ,やっぱりばれてたか」
遊星(それにしてもA細胞の影響の下で自我を保つなんて,大したもんだ)
ディック「こんなときでもないとデュエルキングと戦えないだろ?初めての決闘にしてはイカしてたんじゃないかw」
遊星(そうか,ダークシグナーだったときに俺と戦った記憶は無いんだったな)
ディック「それにしても強いよな~なぁなぁ俺に遊星のエースカードくれないか?なんちゃって(テヘペロ」
遊星(これから何があるか分からない。ディックにも共に戦ってもらおう)
遊星「いいぜ」
ディック「そうだよね,エースカードは簡単には渡せないよね・・・ってえ!まじで!いいの!やったー」
遊星(今使ったデッキはライディングデュエルの練習用だったわけだが)
遊星「ただし条件がある。俺たちと一緒に地球外生命体と戦ってくれ」
遊星「ディック=ピッド。君をコスモパトロール489号に任命する」
かくしてディックは遊星からカードを譲り受け,C・P489号となったのだ。
不動遊星と戦った・・・その感動を胸に
シャークの元へと向かうディック。
そこで彼が目にしたものは,それまで考えたことの無いような光景だった。
最終更新:2012年12月12日 22:45