襲い来る影! 熾烈極めるミストラルシティ!

~ミストラルシティ・中央病院~
ライトニング「わざわざすいません、ツバメ」

ツバメ「もう体の方は大丈夫なの?」

入院していたライトニングを心配して駆けつけたツバメ。ライトニングはアサルト・シャドーの隊員との戦いで負ったダメージも癒え退院を間直となっていた。

ライトニング「はい。ですがレイから聞いた話ではあっちの方は大変なことになっているみたいですね…」

ツバメ「例の件ね」

ライトニングとツバメはライトレイから十也の過去、アサルト・シャドーが並行世界から来た部隊かもしれないという話を聞いていたのである

ツバメ「気になるようね」

ライトニング「それはそうですよ。十也さんはこれまで何度も一緒に戦ってきた仲間ですから。その彼が狙われているとなれば私も力になりたいです」

ツバメ「だったら早くその怪我を治しなさい。そしたら私があなたを彼らのところに連れて行ってあげるわ」

ライトニング「ツバメ!」

ツバメ「私も以前の戦いで彼らと共に戦った仲間よ。協力するわ」

ライトニング「はい!ぜひお願いします。あれ、なんだか音が聞こえないですか?」

ツバメ「音?そういえばなにか聞こえるわね。それにさっきより大きくなってきているような…」

ライトニング「ツバメ!空を見てください!」

ツバメはライトニングに促されるまま窓から外の空を見上げる

ツバメ「なにあれ!?飛行艇!?」

ライトニング「あんなタイプみたことありませんよ」

ゴォォォォォ
ミストラルシティの空を通る飛行艇。それは彼らが現れたことを告げるものだった

ツバメ「ライトニング!あなたはここにいなさい!」

ライトニング「でも!」

ツバメ「今は怪我を治すことに専念しなさい!あの飛行艇…治安維持局の方に向かっているの?」



~アサルト・シャドー飛行艇~
ゲイン「わざわざ光学迷彩を解除してくる必要があったのか?」

メロッテ「今回は以前とは目的が違うわ」

ゲイン「だがヘレティス2を倒すだけなら俺が単独で動けばよかったんじゃないのか?」

ガーランド「いや我々が来たのはそれだけが目的ではない」

ゲイン「それじゃあ…」

ガーランド「あぁ。我らの本懐を遂げるために見極めさせてもらう。この世界の決闘者の力をな」

メロッテ「そうね。手始めにこのミストラルシティにいる決闘者からってことね」

ゲイン「そういうことか。だがヘレティス2は譲れん!こいつがな!」

ガーランド「わかっている。だがヘレティス2を倒した後はわかっているな?」

ゲイン「あぁ。あくまで俺たちの本懐は履き違えはしないさ」

メロッテ「もうすぐつくわよ。各員戦闘準備に入りなさい」

Aシャドー隊員「はっ!」


~ミストラルシティ治安維持局~
局員A「長官!やはりあれは以前現れた飛行艇です!」

カレン「そうか。奴らが現れたということか」

十也「アサルト・シャドー…」

結利「大丈夫だよ十也!私たちがついてるって!」

ナル「そうだ、まかせてくれ」

にろく「奴らの飛行艇は話によると光学迷彩をつかえるんだろ?なんでわざわざ解いてきたんだ?」

ルナ「さぁね。でも彼らなりの考えがあるんじゃないかしら?」

局員B「飛行艇から人が降りてきます!」

カレン「やる気だな!こちらも迎え撃つ!」


~ミストラルシティ・治安維持局前~
治安維持局から出てきた十也たちの前にAシャドーの隊員たちが立ちふさがる

結利「うわぁ!すごい数!」

ナル「いっぺんにこられたら一たまりもないぞ!」

にろく「どうするんだ?」

Aシャドーの隊員たちが道を作る。その道から3人の人物が現れる

十也「あいつらは!」

カレン「こいつらが指揮官というわけか」

結利「あの女の人はこの間いなかった人だね」

ガーランド「久しぶりだなヘレティス2。そしてその仲間たちよ」

十也「ガーランド!お前たちは俺を倒しにきたのか?」

ガーランド「ふふふ。そうだ。そしてお前を倒すのは俺ではない」

ゲイン「お前の相手は俺だ」

十也「お前は…」

ゲイン「俺はアサルト・シャドー戦闘部隊長ゲイン・ブレイズだ。ヘレティス2!この間の仮を返させてもらうぞ!」

メロッテ「他にも少しは腕に自身がありそうなメンバーがそろっているようね」

十也たちはあまりの人数差にどうしても萎縮してしまう

カレン「くっ!さすがにこれはきついかもな」

ルナ「でもやるしかないでしょ!」

結利「だよね!」

にろく「気を引き締めていけよ、みんな!」

ナル「その男の相手は頼むぞ十也!先頭部隊長であるそいつを倒せば奴らの指揮は落ちるはずだ。後は…」

ガーランドの方を見るナル

ガーランド「ふっ(少しは頭が切れる奴も揃っているようだな)」

ナル「(あいつが指揮官か。あいつを倒せれば勝機はある…)」

ナル「にろく!」

にろく「あぁ!隣の女は任せろ!お前はあいつを!」

ナル「よし!」

カレン「そういうことか。だっら兵隊は私たちに任せろ!」

メロッテ「覚悟は決まったようね」

ガーランド「お前たちの力ためさせてもらうぞ!」

ゲイン「いくぞヘレティス2!」

十也「あぁ!」

ゲイン&十也「デュエル!」


to be continued
最終更新:2013年02月23日 23:56