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SEA内小説 @2さん著書

『よって、2012年中による地球滅亡の可能性が・・・』

また、滅亡詐欺か、うっとうしい。
これで何回目だろう。滅亡するならさっさと滅亡しろよ。

「でもさ、本当の滅亡はやっぱりいつか来るんでしょ。いつになるんだろ?」

隣にいたのは8歳の従妹、レィティである。
小学2年の割には、話が通じるし、ゲームや運動もできる。
震災の時は家族を率先して安全な場所へ誘導していたらしい。

「まぁ、俺らが生きてるうちはないと思うけどね。
何億年の内この数年で滅びるなんて、そうそうないだろ。」

「・・・そうだよね」

レィティがチャンネルを入れ替え、いつも通りの7時のニュースを見る。

『速報が届きました。海面上昇が異常な速度で進んでいる事が判明。
今後数年間で、標高10m以下の地表は水没すると政府から緊急発表がありました。』


…………え?

「………あれ?これ、ニュースだよね?」


おいおいおいおい、冗談だろ?
いきなり数年で標高10m以下が水没とか、どんだけ気温上がるんだ??

「ねぇ、これホントに政府の発表なのかな?
普通5~6年で10mも上がらないような・・・」

何冷静に解説してんだ、まるでホントの事みたいじゃないか。


『太陽の大規模な膨張により、巨大化するとWSDから発表がありました
低土地の住民の方々は、県及び市の職員が移住の手続きを行いに各家庭に
訪問するので、それまで落ち着いて待機してください
詳しい情報は、現在調査中です。』


「WSDって確か、宇宙開発してるあれだっけ?
やっぱりなんか信憑性薄いなぁ」


「ねぇ、でも確かにここ数年、雪降ってないよね?」

そうだけど、実際そんな事ありえるのか?
それに『太陽の大規模な膨張』って何だよ。
いきなり日本沈没?ありえないだろ。

…わけがわからない。


じゃあ・・・・じゃぁ・・・・



………………………………。


「あれ、寝るなら部屋で寝てよw」

「あぁ、わかったわかった」













俺は、この時はきっと半信半疑だったかもしれない
でも、内心どこかで滅亡することを期待していたのかもしれない

過去に俺を散々ひどい目に遭わせた連中が溺れ死ぬ?

そんな都合のいいことが・・・・・・・・・。





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私はまだニュースを見ていた。
老眼鏡が煩わしい。こんな大事な時に気になりだした。

「・・・グロウは寝たのかな?」


…………寝たみたい。



『総導。これは事実です。現に今までも膨張していました
温暖化の原因の一つだと考えられます』

『確かに、暖冬が続き、今でもさまざまな問題を抱えていますが、
そんな大きなスケールの出来事が起こりうるのですか?』

『シュミレーションを重ね、未来の地球に起こりうる
可能性が最も高い出来事を示した。ということです』




ちょっと意味が分からない。

………12月なのに15度かぁ。
たまたまかもしれないけど、やっぱり暖かすぎるのかな・・・?




『ご覧のように、政府では総導とWSDで事実であるかどうかを確認しています
今後につきましては、県及び市より指示が出されますので、それに従い
あせらず行動してください』




…………………………


グロウと2人暮らしになってから、明後日で1年になるっけ。
母さん達が皆転勤で帰れなくなってから、私達が取り残されてしまったんだけど
今はもう違和感もないな。むしろこれが当たり前のような気がしてきた。
そんな状況でこうなるかぁ。楽しいけど、ちょっと危険な感じ。
この先、どうなるんだろう。


今はグロウも私も、学校と仕事を両方こなしている。
っていうより、両方なんとかするしかない。
生活保護の制度が廃止されてしまったから。

「学生時代に学ばず、遊び放題だった出来損ないの連中を救う必要はない」

だっけ?
なんとなく意味が読める。
私と同じ学年の人はわからないのかなぁ




あれから私はある病院での新薬の研究体、
グロウはパソコンのプログラムの製作。

給料は、まぁ2人で生活する分には十分すぎるだろう。
ゲームだって買えるし、10万円くらいの便利な電気製品だって普通に買える。

「……………」

私達、まだ8歳と15歳で、周りの人たちは皆、
私達の事を苦労人だと思っている。

でも私は別に問題ないし、きっとグロウだって慣れてからは気にしたことないだろう。
別に親なんて要らない。って訳じゃないけど…

まぁ生きてるって分かれば、寂しくもないや。

「・・・皆今どうしてるかなぁ」

海外に行ってるから、まだこの事は知らないかな?
もう半年くらい電話してないなぁ
明日、電話してみようかな
きっと、この事聞いたら大パニックになるかな?


「っと、それどころじゃないかぁ」

明日、理科の先生に聞くんだった
もし、本当だったら………
きっと、大変なことになるかなぁ


…時計を見る。

「あ、もうこんな時間かぁ もう寝なきゃな」























































































































「…………朝か?」


デジタル目覚まし時計のランプをつける。

6時50分。ちょうど起きる時間だ。

「………………やっぱり気になる」


昨日のことがまだ頭に残っている。
普段だったらああいう話は一晩で忘れてしまうはずだ。






「おはよ」


「んー、おはよー」

レイティは既に朝食を済ませていた。
やたらと早い。

普段だったら7時ぐらいまで寝てるが・・・

「どうしても気になって。6時からニュース見てた」

「お前もやっぱり気になるんだ。」


『WSDの正式発表。これを日本政府はどう受け止めているのでしょうか』


『ララ総導。今後の意向についてお伺いしてもよろしいでしょうか?』



『状況に応じて、今後の方針を決めると言いたいのですが
今は、まあ不透明な部分もございますので、
そのあたりをはっきりさせてからこちらから正式に発表します。
国民の皆様は、落ち着いて、普段通りの生活をしていてください』




……………………。


「今日、学校で理科の先生に聞いてみようかな」

「聞いても無意味だろ?理科の先生にわかるようなスケールの小さい問題じゃないし」

「んー…………」



とはいいつつも、やっぱり俺も気になる。
これまでの滅亡詐欺とは違いそうだ。
きっとそう思わせる何かが起きているんだ。

それだけだろう。


「じゃあ、俺はもう行くぞ」


「いってらしゃーい」



皆、気にしてるのかな?
気にしてない訳ないか。テレビの言う事は何でも信じる連中ばっかだもんなぁ…
まぁ、俺もそうだけど…

俺はリュックを背負って、雲に話しかけてるように、上を見上げながら歩いた。



「よぉ、グロウ。昨日のニュース、みたか?まぁ見てないわけないよなw」

彼は同級生のユッケ。少しチャラいが、真面目なときは真面目だ。
昨日の話も真面目に話し出すだろう。


「そりゃぁ見たよ…この先、どうなるんだろ」

「まぁ、俺らが何もしなくても、技術者達がなんとかしてくれるだろ~」

「そうだといいけどさ、やっぱり海面上昇は免れないんじゃ…」

「だとすると、ここも沈むんだろうな。
俺達が何か行動を起こさないといけないパターンか?これは」


「いや~。少なくともユッケには何もできないんじゃ…」

「おい、馬鹿にしてんのかwお前だって何もできないだろww」

「そうだったそうだったww」



皆、こんな反応なんだろうな…



「おはよぅ、二人とも」


同級生のジェミニ。豪華な3階建ての一軒屋に住んでいる。
きっとジェミニも同じ話をしだすだろう。


「お、ジェミニじゃないか~おはよーw」

「二人ともやっぱり昨日のニュース見たよな?」

「さすがにあれだけ大々的に報道されたら見てないやつはいないだろ…」

「まぁ、そーだな」


…予想を裏切らない反応。ぐぅの音も出ない。


「学校でもそんな話ばっかり出るのかな…」

「授業潰れればいいんだがなww」



「お前こんな時もそんなことばっかり考えてるのかよw」


「だって授業だりーじゃねぇかwww」


それどころじゃないだろ…w
ユッケは真面目だと思ったらこれだしな…w




適当に相槌を打っている内に、学校に着いていた。



「おはよーww昨日のニュース見たー?ww」

朝からテンションが高いのは、高飛車なバスター。
女子なのに、男子に劣らない身体能力がある。
その辺はレイティに似てるから扱いは慣れてるが・・・

「あれ、ホントだと思う?」




「嘘に決まってんじゃーんwwwあんなのドッキリだよw」

こういう奴もいるみたいだ。

「でさぁ、昨日のあれ見た?クラック・ドリーム。あれ、なんか現実味があって泣けるんだけど・・・」

「あぁ、叶いもしない夢をずっと追いかけてる少年の話かぁ、
あれ、なんか普通のドラマとは大分かけ離れてるよなw
主人公、本当に最後どうなるんだろ」




「あれは、『【最後】まであきらめない』って言ってる人に対してさ、
『君の言う【最後】は終わったからもう諦めろ』って言ってるものなのか?」





「あー、どうなんだろ。。。アニメとか漫画の世界とは違って、
奇跡とか無しだからねー。ここみたいに。」








ここみたいに。   










何かがつっかかった。



「現実世界って、やっぱり奇跡だとか、そんな物なしなのかなぁ」


「あぁ、ドキュメンタリー番組みたいなあれは、
もう俺たちからみたら別世界だよなw」


「・・・そっか」





やっぱり、奇跡なんて期待するだけ無駄かなぁ
俺が、あの高校へ行くことも、もう出来ないのかなぁw



「なぁ。3人にちょっと聞いていいか?
真剣な質問だけど」



「?どうしたの急に」




「言いたいことがあるなら軽く話せwグロウらしくないw」



「う~ん、もしかして、結構重要な?とりあえず話してよw」



…………………………………………。




「もし、この世界が明日に終わるということがさ。」





3人の顔が真剣になった。やっぱりそうなのだろう。




「絶対に起こるということを絶対的なある根拠を添えられて理解したら、皆どうする?」











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編集は2さん限定。
自分のキャラに納得がいかない等ございましたら↓にお申し付けくださいw

モデル(?)の方に許可を得た登場確定人物
グロウ、、深海(小説内ではレイティ)、バスターさん、Lalaさん、ドナさん、
yukkeさん、たろうさん、7さん

名前はカタカナで統一。

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最終更新:2012年02月26日 21:53