直樹
もしも、時が戻せたら、と思う。 時が戻せたら、あだ名を7Oき(なおき)からナオッキーに戻したかった。
いや、こんなことはどうでもいい。 私の娘を閉ざされた世界から解放したかった。
私は悪なのか 所詮36歳という名の何もできないただのクズなのか。
有澤直樹。36歳。職業サラリーマン。 子供の時から貯めていた貯金で裕福な家庭、のはずだ。
そして、小学校5年の娘 奈々と、幼馴染の妻 加奈の三人構成の核家族の、支えることのできない家族の柱。
娘は学校でのイジメにより不登校、4年間部屋に閉じこもっていた。
何よりも自分が娘のために何もできていないのが 自分としても腹が立つ。
貯金と同じようにストレスを貯めていたせいか、医者から
「あなたは・・・もう・・・この世にいれる時間は長くもありません。
確実に治らない、未知の病に体が蝕まれているので、長く持っても1年が限界でしょう。
体がまだ動くのであれば、娘さんと思い出を残す方がいいのではないでしょうか」
と縁起でもない事を言われる始末。手相占いで(80歳まで持つZE!ヒャッハー!)と思っていた自分を後悔したくなる。
これって ご飯にふりかけをかけるときの感覚・・みたいな感じがする
しかし相変わらず考えすぎだって突っ込まれる。
「人間考えすぎたっていいじゃない、人間だもの。」っと誰もいないトイレの中で呟く
そして、その時に一つの決心がついていた
November・・・3rd
「・・・・・俺は決めたんだ、奈々を自立させるために、旅に出る」
そう加奈に言ったのは少し前だ。
「あら、ついにこの時が来ました?」
まるで彼女は先を呼んでいたかのようにこう答える。
「勿論。あと自分の・・・」
「悔いのない人生にするように最後の娯楽を得る、でしょ?」
彼女はどうも先を読めるらしい。恐らくこの物語の作者殺しでもあるだろう
「まぁそうだ、キャンプカー使ってくよ」
「私が家をきっちりと守りますよ^^ 先が見えたら何も怖いことはないでしょう^^」
彼女は何も怖くないように平然と答える。
「ある意味で心配だが・・・最後となるかもしれない・・・今までありがとう」
「あら、その一言は読めなかったわ^^」
どうやら、彼女でもよめないことじゃあるようだ
そのことをメモ帳に雑な書き方でメモをする
車でこもっている奈々を目覚めさせないように車を発車させる
奈々の旅立ち・・
気付いたら 車の中で目が覚めた。
「おう、目が覚めたか」
父の直樹はこう言う。
「ちょっと、何してるの!? わ、私をどうするつもり?」
「おっと、決して焦る必要はないから安心しろって」
私はあせっていたのかもしれないし恐怖感が強かったのかもしれない。
気付いたら 外の世界 だったから・・
「奈々、お前は全然外の世界を知らない。そうだろ? だったら父さんがとびっきりの世界を見せてあげようと思ってな。今まで家という名の檻から出ていなかった奈々を
私が出させてあげてようと思ってね」
「でも嫌っ・・・!今すぐ家に・・・」
「大人になったらどうするんだ? ・・・そうだ、父さんは実はな・・・」
私にはこんな発言、聞きたくもなかったし、
まさか直樹ってこんな父さんだったの・・・って思ったのかもしれない。
そんな人、今まで見たことなかったから・・
「俺は変態だったからな」
そんな発言、驚かない方がバカだし・・・
いくらなんでも直樹、私をバカにしすぎじゃない?
ご飯にラーメンの汁を入れる感覚・・・直樹
あの発言は、後悔なんてあるわけなかった
事実といえば事実であるし 過去にチャットでこんなふうに言われたっけな
2☆7さんって変態 これで問題ないですよね(♯^ω^)
当時の自分はこう言われてどうだったのか、喜んでいたのか? ショックだったのか?
そういう事を考えるから変態なのではないか?
再び、私の悪い癖 考え癖 が出てしまう
いつもは心の中で妻に言われていたが今回は
「おんまえはのう、かんがえすぎじゃけん」
と見知らぬ髭を生やした親父が話しかけてきた。
誰なんだよ、お前、俺を笑わしに来たのかよ
そう、見えない自分の心にツッこむ。
そう考えてるうちにも、タイムリミットが近づいてきていることに気付き、奈々にこう伝える
「奈々、お父さんはそういうつもりで言ったわけじゃないんだ ここからは真剣に聞いてほしい」
ここで、未知の病気に体が蝕まれていること、余命は長くない と、確かに伝えた
「お、お父さん・・・そんなことが・・・ そんな、そんな私・・・どうすればいいの・・・・」
「父さんもいつお別れするかわからない状態だ なんとしても、父さんが生きてる間に 奈々のとびっきりの笑顔が見たい。父さんはただそれだけのことを望んでる」
I hope so ってやつか。 本心を伝えたんだ、きっと心を開くだろう。しかし帰ってきた答えは
「父さん・・・でもまだ私の心、知ってないでしょ・・・?」
衝撃的だった まさかまだこんな答えが来るとは・・・
こういうときに妻の 未来をよめるチカラがほしくなる
ただ育ててきたのは私なんだ 奈々の事を知らないはずはない、自分でそう言い聞かせ 再び奈々に立ち向かう 何度でも立ち向かうさ!とはまさにこのことだろう
「奈々、ゲームの世界のように、父さんは生き返ってこない。復活の呪文なんてあるわけない。そういった世界とはまた違うんだ。・・・・現実というものは」
「・・・・・・・」
「現実は哀れなものだよ・・・全く・・・でも私の人生は完璧に終わったわけじゃないんだ」
「・・・?」
「奈々を知らない世界に招待する、神になりたいんだ」
こんな発言が飛び出るとは思ってもなかった まさにラーメンにご飯を入れておいしかった時の感覚に似ている
しかしまたわかりにくい表現だ、作者に迷惑だ と作者に向かって考えてみる
その時「直樹ってマジでキャラ構成しにくい」という作者の声が届いた気がした
その時に理想の答えが返ってきた
「お父さん、私、お父さんのこと、全然わかってなかったのかも・・・」
なんとか説得できてよかったっていう気持ち。 こんな口説き方で良かったのかという気持ち。
互いにサイドから攻撃してきて ゴールに入れてきたと思う。
勿論俺は阿修羅とかじゃない。同時に心というゴールに入っただろう
2-0。 きっと入れられたんだ。オフサイドなんていうフラグなんかはなかった。はずだ
奈々・・・
私、知らない間に直樹のことを・・・・好き・・・になっているのかな・・
い、いや、き、禁断であることもわかってるし、何よりもあんな変態であるのには変わりはない!
あ、あんなの論外!論外!
心を開いた。とは言い切れないけど 何処か・・・一つになる・・・というか・・・直樹と一緒にいたい・・・その気持ちでいっぱい・・
ただ 直樹の電話のせいで、その気持ちはかき消されてしまった
てれふぉん@直樹
あ~、もしもし、あ~、お前? 元気にしてたのかw
ぁ、ばれたかw ひっそり旅行してるのw
え、なんだって・・・お別れ会・・?
ちょw俺もういい年したオッサンだし・・w 向いてないんじゃないんかw
え、会わせたい奴がいるって・・・どうせ直樹一本釣りならぬ***変態一本釣り
なんだろwww まぁいいや、阿蘇山って言ったか? ちょうどいいわ、熊本なうだし気分次第行くわwあくまで気分次第だぜ!w
あ、そうそう、あーんな写真やこーんな写真も用意しとけよ~w
え、変態? まっさかぁw え、俺? そりゃないわw
まァ後ほどはなそうやw
- きっと直樹は変態。 これはテストに出るくらい 周りも知ってるのかもしれない
遅れた紹介
阿蘇にまでつくまで 少しおさらい的な事をしよう
まず俺が運転している車、自称 家 だが、車の中であるのにもかかわらず
テレビ、無線 キッチンなどなど 普通の家そのものの環境は整っているというリムジンなど顔負けの車である。
勿論 俺が改造したわけであり、もとはと言えば普通の大きい車 それとしか言いようがない。
ココでの生活のほうが落ち着く。
直樹
今日で高速からは少し離れる。鹿児島から熊本もやっぱり遠くない
奈々も高速から離れたせいか窓を常に覗いている
「父さん、阿蘇山って何処?」
「もう見えてるさ あの山だよ 」
そう指をさした山が後に間違えていることに気付くには何日かかったことか
何日か経った後に無事、阿蘇にまでたどり着いた
この日は阿蘇山が噴火していたらしく farewellはふもとの小屋で開かれることになったらしい
久々の友達はどんな顔をしているのか。 こんなオッサンになった俺でもおkなんだろうか
不安で仕方ない。
「あ、あの すみません」
気がつくと後ろに見慣れない女性が立っている。
「鹿児島まで送ってくれませんか?」
突然言われて絶望した。
まさかこの車がタクシー代わりになってしまうだなんて恐ろしく感じる
「え、え、え・・タクシーじゃないですよ」
「占いではこう言っているので・・・」
「え、いや、そちらの事情で決められても困るんですけど・・・」
「お願いします。送ってください」
- 断る権利もないのか
- ここで帰るとなるとでもどうなるだろう
- 道中で人生が終わってしまうのではないか
- お、おい 夢なら覚めろ
- と気付くと寝ていたらしい
何処までが夢かわからないが
確実に夢ではない事は
う、後ろに見慣れない女性が座っていたこと!
「あ、あのすみません、か、か・・・」
や、やめてくれよ・・・鹿児島とか言うんじゃねぇぞ・・・
恐怖感が高まったが まさかの一言だった
「あの、か、神奈川まで乗せていただけませんか?」
その一言出るまで、寿命が数年縮まったような気がした
「ん、それくらいなら・・・」
結局このたびが作業ゲー扱いのような気がしてきた
世の中ってそんな感じだったか
脳裏でこんな詩が思い浮かぶ
そして 自分の中にある答えを求めろ
一体だれがこの詩を作ったのだろう
何故出てきたのかも さっぱり分からない
私には過去なんてない
きっとそのせいだ 過去が亡くなった人間には思い出せないという事なのだろう
「ところで 名前はなんと呼べば・・・?」
「輝美。一度は聞いた名前じゃない?」
「・・・・」
「嘘ッ 直樹が知らないはずないじゃん ほら、あの事件がどうたらこうたらって」
何も言えなかった。 名前を知っているということはきっと出会った人物なのだろう。しかしいつ、何処で会ったか思い出せない。
ただ・・少し記憶がよみがえる。
消えていたはずの 記憶が
事件以前の 消されてしまった記憶が
過去
「なぁ輝美」
学校裏。誰にも見られない絶好のプライベートなエリアで二人っきりだった。
「こんなことを言うのもアレかもしれないけど・・・」
「何? 好きとか言うんじゃないでしょうね」
「ま、まぁ似たようなモンだけどさ・・・
もし、仮に、だ。俺が突然死ぬとなったらどうする?」
「・・・どうしてそんなことを・・」
「実はこんなことがあって・・・ ここから引っ越すかもしんねえんだ。 ま、そこまで遠くじゃないけど」
そうして あの問題 のことを打ち明けた
「そ、そうだったの・・ で、でも 私 直樹のこと忘れない。 一生。 例え・・・不治の病に侵されてる状態でも・・・」
「やっぱり病気のことは知ってるのか・・・ ほんと爆弾みたいなもんだよ・・・でもこうやって何事もなく生きれてる事が幸せだよ」
その時の笑顔は 輝美にとっても忘れられなかった。 直樹の最高の笑顔。
それは とても 現実にはないような 顔だった
あの問題
「だからよう 男はこうやって 法律スレスレなことを行ってもいいんだよぉ」
親父の栄輝はいつも酒に酔うとしつこく迫って来る
この行為は何年も続いてきた
その当時はなぜか いつもよりストレスを感じていたせいか 復讐心に燃えていた。弟の
「何が男だ 俺に犯罪でもしろというのか」
勿論 栄輝は逆ギレ。 顔が獣のような気高きオーラを放っていたはず。
「ああ?喧嘩売ってるんか?」
「や、やめろよ、兄さん、い、いくらなんでも無茶だって・・・」
弟の一生(カズヒロ)も気になってるようだった
「テメェはさっき法律がどうたらこうたらが男って言ったな。
だけどテメェの言う事は全て当てにならないし、 第一俺にテメェのいいなりになれと? バカバカしい
男って言うのはな・・・ テメェのようなクズに言えるような事じゃねえんだよ!」
そうして戦争が始まったのだと思う ~War has begun~
ただ 今の俺にはそれしか思い出せない。
思い出した事は・・
見慣れない女性・・・じゃなくて今車に乗っているのは 輝美だという事・・・
「悪ぃな、少し記憶喪失みたいで・・・」
「ア、アンタ、そんな嘘で私をだまそうとしてんの!?」
「そんなわけねえだろ! ・・・輝美・・・そうだろ? 昔の輝美だろ?」
「な、直樹・・・覚えていたのね・・」
「まだ生きててビビってんだろ? あの頃からもう病は進行していたのに・・まだこの狭い世界で生きてるという事に・・・まぁ世界は狭くないけどさ」
「ま、まぁね・・ア、アンタとはもう会えないと思ってたし・・・ 見つけたのも奇跡的だったんだから・・」
「・・・・まさかここまで来たのか・・? あの故郷まで・・」
「ア、アンタは私の苦労知らないみたいだけどね」
「言わないでもわかるってわけか。 それくらい言ってもいいんじゃ・・・・オウフ」
突然輝美のパンチ。相変わらず昔と変わらない安定の・・・強さ・・
「ア、アンタ!いっくらなんでも苦労を知らないで馬鹿にしたような言い方はよしてよね!」
「ヘイヘイー ほんっと昔と変んねえな・・・」
「何か言った!?」
「イヤ、ナニモ(´・ω・`)」
こうして一人 車の中に客が増えた。
でも大丈夫なのか こんなに殴られてはサンドバッグがあっても体が足りない気がする
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編集は7さん担当。
現在出演枠で許可を得ている方は
Lalaさん ドさん たろうさん 2さん Jasonさんとなっております。
「私もココにのりたい」という方は↓のコメントで何か一言でも描いていただけると適当に書いていきます。
このストーリーは終わりが見えません!w 果てしなく長い付き合いとなるかもしれませんが( `・∀・´)ノヨロシクです
最終更新:2012年02月27日 21:38