「くらえっこの野郎!」
「………」
妹紅とクウガの戦いは熱戦になりつつあった。
炎の弾幕を駆使する妹紅に対しクウガは自身が持つ自然発火能力を使用。
傍目には炎と炎が空中でぶつかりあっては花火のように爆散しているように見える。
一見互角のように見えるが、時間が立つにつれて妹紅が少しずつ不利になっている。
というのも単純な話。
体力の問題だ。不死者であるが疲れがある妹紅と
空気王によって洗脳されているおかげで疲れなど存在しないクウガ。
長期戦に持ち込めばどちらが不利かは明白だった。
「だったら一気に決めてしまえばいいだろう!」
妹紅は自らの身体に炎を身に纏いクウガに突撃する。
触れれば焼死間違いなしの攻撃だが、クウガは燃え盛る妹紅を受け止める。
「………」
「ち、効いてんのかどうかわかりやしない」
簡単に言えばクウガはスーパーアーマー持ちのようなものなのか。
妹紅の炎が効いていないのか、効いていたとしてもただ意に介していないだけなのか。
クウガは妹紅に蹴りを繰り出す。
「くっ!」
妹紅はクウガの蹴りをガードする。
腕に痛みが走ったのもつかの間、クウガはいつも間にやら空中に飛んでライダーキックの体勢に入っていた。
「………」
「や、やばい!」
危機を感じた妹紅は即座に後方へ飛ぶ。
コンマ0,2秒後には妹紅がいたところはライダーキックが通過し、無残な状態になっていた。
あれをまともに喰らえば不死身である自分もただではすまなかったのではなかろうか。
「………」
必殺技を外したクウガは妹紅を追撃しようと迫る。
妹紅もクウガを迎え撃とうとする。
「そこまでです」
聞き覚えのある声が響いたとたんクウガの動きが止まる。
妹紅が声のしたほうこうに振り向くと巨大な体躯を誇る赤鬼と何だか存在感が薄い空気王が立っていた。
「お前はっ!」
「おやおや、思った以上にそちらはてこずっているようですね」
「02はっ……まさかお前ら!」
妹紅の言葉に空気王は唇の両端を吊り上げる。
「ええ、殺しました」
「な………」
殺したというのはハッタリだ。
生死は確認していない。
ただそう言ったほうが相手の動揺を誘えると判断したまで。
それに、人が絶望に沈む様は空気王にとって極上の料理だからだ。
実際、妹紅はかなり動揺しているではないか。
その様子からは怒りの感情が染み渡ってくる。
「お前ら、よくも……」
「おお、こわいこわい。殺されてしまいそうですね、私」
「絶対に許さない!お前だけは絶対に殺してやる!!」
「クハハハハッ、あまり強い言葉を使わないで下さいよ。
弱く見えるぞ」
「っ!お前ぇぇぇぇぇぇぇ!!」
完全に激昂した妹紅は空気王に向かって炎の弾幕を連射する。
だが空気王は弾幕の嵐をいとも簡単に回避する。
「自機狙いの弾を回避するのは容易い事です」
そして妹紅への間合いを詰める。
冷静さを失い弾幕をはることに専念していた妹紅は空気王の接近を許す。
距離をとろうとするも既に遅い。
空気王の持つソーディアン・イクティノスが妹紅の身体に振り下ろされた。
その身体を切り裂かれ力なく崩れて地面に膝をつく妹紅。
「ぐっ…がぁぁっ…クソっ…」
「おや、意外としぶといですねえ貴方。そういえば1つ聞きたいことがあるんです」
苦悶の表情を浮かべる妹紅を見下ろしながら空気王は指を1つ立てる。
「貴方達はアーチャーたちと行動してますよねえ?
アーチャーたちがどこにいるのか知りませんか?」
「何のことだ、私はアーチャーのことなんか知らない!」
「フフフ、さきほどの02という男が元々アーチャーと行動していたことは知っているんですよ。
そしてその02と貴方は一緒に行動していた。ということはアーチャーと行動していた可能性も十分にある。
行動していなかったとしても02から話は聞いていないのですか?」
「くっ…仮に知っていたとてもお前ら
みたいなクサレ外道に教えるかよ」
「そうですか、ならば仕方ありませんねえ」
空気王はやれやれと言ったばかりに右手を上げ…。
「よろしい、ならば殺戮です」
「すまねえ…でも仕方ねえんだ」
「………」
パチンと指を鳴らした途端、赤鬼とクウガが迫ってくる。
きっと自分が吐くまで甚振るつもりなのだろう。
でも自分は吐くつもりもただ負けるつもりもない。
こんな外道生かしておいたら被害が広がる。
だったらせめて全てとは言わずあの空気王って奴だけは倒したい。
EXボスの力を舐めるなよ。
妹紅は立ち上がり彼らを迎えうつべく構える。
彼らがぶつかり合おうとしたその時。
「ビ ビ る わ ぁ!!」
「「「「!!?」」」」
突然こっちがビビるわ!と言わんばかりの声を張り上げてその身体をほとんど露出させた屈強な男が赤鬼に向かって突撃していく。
第3者の乱入を予想していなかった赤鬼はなすすべもなく男の突進をまともに受け吹き飛ばされる。
その際に横にいたクウガは吹き飛ばされる赤鬼に激突し、そのまま下敷きになる。
「よし、こっちは俺にまかせろ!」
「なっ…お前らは!」
そして別の男が負傷している妹紅を抱える。
妹紅はその男の顔を見て驚愕の色を浮かべた。
その男たちこそ今まで自分達をしつこくストーキングしてきた男たち。
ビリー兄貴とソウマである。
「くそっ、怪しい奴…離せよ!」
「そういうわけにはいかねえなぁ。アンタにはいろいろと聞きたいことがあるんでねえ?
ほら、兄貴さっさとずらかるぞ」
「オーゥソウマナイスデース」
妹紅を抱えたソウマはビリーとともに逃走を始める。
でも
誰か忘れてないか?あの男がそれを許すだろうか?
「逃がしませんよ。貴方達は私の邪魔をした酬いを受けてもらいます」
「安心しろ。援軍は俺たちだけじゃない。
んじゃはやく離脱すっか。巻き込まれるぜ」
「え?巻き込まれるって…」
「早々に逃走しろ雑種。ゲート・オブ・バビロン」
「む?」
空から声が聞こえる。
空気王が空を見上げるとそこには金色の鎧を纏った男が自分を見下ろすようにどういうわけか空に浮いていた。
そして数秒後、空気王のいた地点に無数の武器が降り注いだ。
☆☆☆
路上で1人の男がストレッチしている。
兄貴と同等の屈強な肉体に青いツナギを着た男。
まさに阿部さん。
横にいる金ぴかはギルガメッシュだ。
「フン、よもや我が雑種どもに協力するなど……」
「いいじゃないか。いい男を助けるのは俺たちガチホモゲイの鉄則だぜ?」
安土城にいたはずの彼らは安土城シュートの際に秋葉原に飛ばされ、
その後はぐれた
マーラ様を探したりしていてかかれていない間にビリーたちと遭遇した。
それでちょっとした交流を得て協力関係を結んだのだ。
え?何で協力することになったって?
いい男といい男が手を結ぶのに理由なんているかい?
ちょっとした交流って?お察しください。
ビリー、ソウマ、妹紅は近くにいた馬に乗せて逃がしているのでここにいるのは2人だけ。
「そういえば我らは時間稼ぎを頼まれてるわけだが」
「それがどうしたんだい」
「時間稼ぎはいいとしても……」
ギルガメッシュは笑みを浮かべる。
「どうせあの男は犯す価値もない下衆男。おのれを『王』と称しているのも気に喰わんからな。
倒してしまっても構わんのだろう?」
「そうか?個人的にあの男の声は結構いいと思うんだが」
ギルガメッシュが視線を飛ばす先には空気王、赤鬼、クウガの3人が迫っていた。
彼らは空気王の風の魔法で宝具の嵐を凌いだのだ。
「というわけで阿部、お前は逃げても構わんぞ」
その間にマーラとかいう奴と合流して好き勝手やるがいい」
「水臭いことをいうなって。俺も一緒にヤってやろうじゃないの」
「フフフ、ランサーのマスターが相手とは。
でもいいのですか?どうやらサーヴァントがいないようですし。そちらの頭数が足りていませんよ」
「フン、貴様ら雑種の相手なぞ我1人で充分だ。まさか我に勝てるとでも思っているのか?」
「ええ、貴方が血の海に沈むのを想像すると笑いが止まりませんよ!」
東京都の路上にて英雄王と空気王は対峙を始める――――
「なんてね。私はここで退かせてもらいます。
貴方達と殺しあうのは後にとっておきたいですし、何より今は誰よりも絶望に叩き込みたい人がいる」
「逃がすと思うのか?」
「ええ、逃がします」
だったら逃げてみろと言わんばかりにギルガメッシュは剣状の宝具を取り出し空気王に切りかかる。
それに対し空気王はイクティノスではないもう1つの刀を抜く。
剣と刀がぶつかりあい火花を散らす。
「阿部」
「ああ」
阿部が空気王の背後からいつもまにやら接近。
そして股間のイチモツを露出させ空気王の秘部に向かって突き出す。
「俺のイチモツは肛門を貫くドリルだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
かくして空気王は阿部さんのジャッカルの餌食に……
「思った以上にてきめんですねこの『鏡花水月』は」
空気王の視線の先には誰もいないところに向かって自らの熱いパトスを突き刺ししている…いわゆるエアホモ○ックスをしている男が2人。
阿部さんとギルガメッシュは鏡花水月を開放する瞬間を見てしまい、催眠にかかってしまったのだ。
今彼らは幻影の空気王とズッコンバッコンしているのだろう。
「おそらく制限により後数分で催眠が勝手に解除されるでしょう。
さて、アーチャーたちを探さねば……」
そういえば笑点のピンクはどうしているのだろうか?
もしかしたらなにかしらの情報を得ているのかもしれない。
あれは何かと使える男だ。
そろそろ合流しようかと考えた空気王であった。
【
二日目・13時30分/新惑星・東京都】
【空気王@テイルズオブデスティニー】(マスター)
【状態】健康、闇化、魔力減(小)、令呪残り5個(2人分)
【装備】斬魄刀『鏡花水月』@ブリーチ、ソーディアン・イクティノス@TOD、拳銃
【道具】支給品一式
【思考】
基本:笑点のピンクを従えて活躍し、空気脱却
0:そろそろピンクを呼び戻してみるか…
1:殺し合いを楽しむ。最終的に
織田信長との殺し合いを楽しむ
2:とりあえずアーチャーとか殺しましょうか
3:笑点のピンクとはしばらく別行動
4:サーヴァントの数が減るまでは裏方に徹する(ステルスマーダー気味)
5:自分のように空気化と闇化の素質があれば仲間に誘ってみる
6:何、気にすることはない
7:もし02が死んだらあの人はどんな顔をするんでしょうかねぇ…?
※アサシンとバーサーカーのマスターです
※02の生死は確認していません
【赤鬼@泣いた赤鬼】(クラス・バーサーカー)
【状態】ダメージ(小)、自動回復中
【装備】なし
【道具】きびだんご(桃太郎から奪った)
【思考】
基本:マスターである空気王に従わざるをえない
1:アーチャーを殺す
2:空気王に対し若干の嫌悪
【小野寺ユウスケ@仮面ライダーディケイド
【状態】闇化、空気王による洗脳、黒目アルティメット、ダメージ(小)
【装備】アークル@仮面ライダーディケイド
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:空気王に従う
【阿部高和@くそみそテクニック】(マスター)
【状態】健康 催眠中 首輪無し
【装備】股間のジャッカル
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:やらないか
0:空気王(幻)とズッコンバッコン!
1:信長から聖杯を奪う
2:ギルのために
性杯戦争に優勝する
3:兄貴……
4:はぐれたマーラ様を探す
※かかっている催眠は後数分で解けます
【ギルガメッシュ@Fate/stay night】(サーヴァント・ガチホモ)
【状態】
やおいが死んだショックで錯乱 催眠中 首輪無し
【装備】黄金の鎧
【道具】支給品一式
【宝具】王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
【思考】基本:聖杯を手に入れてやおいを生き返らせるために皆殺し
0:空気王死ね
1:阿部と協力して聖杯を手に入れる
2:織田信長から聖杯を奪う
3:キャスター達はとりあえず放置
4:あいつ(悟空)もなかなか…
※空気王達を敵と認識
※かかっている催眠は後数分で解けます
そして戦線離脱したソウマたちはコンビニに逃げ込んでいた。
「とりあえずここまでくれば安心だろ。とりあえずいろいろとゲロってもらうぜ?」
「お前みたいな怪しいストーカー野郎に教えることなんかない…」
「お前こそ怪しいんだよこの人攫い女!」
口論を始めるソウマと妹紅。
妹紅が自分らにこっそりストーキングしてきた奴だと言えば、
ソウマは少女を攫った悪い奴だと言い返す。
というか最終的に悪口の言い合いになってたりする。
それを見かねた兄貴は……
「あぁん?口喧嘩たぁだらしねぇな?」
2人の間に割り込みソウマの尻のスパンキングを開始した。
兄貴が尻を叩けばこの場はすっぽりと収まるのだ。
ソウマは「何で俺だけ?」と言っていたが妹紅は怪我人。
怪我人をスパンキングするほど兄貴は非常識ではない。
ていうか男優先だし。
尋問するにしろ、まずは妹紅の傷を治さねばなるまい。
【二日目・13時30分/新惑星・東京都、コンビニ内部】
【藤原妹紅@東方Project】
【状態】ダメージ(中)
【装備】
【道具】支給品一式、蜆×3、米の苗、将棋セット一式、ゾフィー直筆サイン色紙、黒竜号
【思考】基本:戦いを止めたい。『生きる』
1:何だこいつら
2:02、10/……死んだのかよ
3:蒲田に向かう
4:
KAITOを警戒
5:ルカや修造達が心配
6:輝夜とは幻想郷で殺し合う(ここでは殺し合わない)
7:空気王は許さん
※阿部高和、マーラ様、ギルガメッシュ、空気王一行を危険人物と判断しました
【ビリー・ヘリントン@パンツレスリングシリーズ】
【状態】健康、性的な疲労(小)
【装備】ゆがみねえ肉体
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
0:妹紅からいろいろと聞き出す
1:出会った奴らの尻を叩く。女よりも男優先。
2:みなみとゆたかを救出すべく、見失った修造達を探す
3:阿部さんは歪みねえ男だ
※メイド服の女の子(十六夜咲夜)を危険人物と認識しました。
※白い髪の女の子(藤原妹紅)を人攫いと認識しました
※ソウマのパートナーになりました
【ソウマ(
秋月蒼真)@シャイニング・ティアーズ・クロス・ウインド】
【状態】健康、白濁液まみれ
【装備】《男根剣 GAY☆棒(ゲイ=ボウ)》、双竜の指輪(片方)、
ルール・ブレイカー@Fate/stay night
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
0:妹紅からいろいろと聞き出す
1:女の子から心剣を抜く。
2:みなみとゆたかを救出すべく、見失った修造達を探す
※メイド服の女の子(十六夜咲夜)を危険人物と認識しました。
※白い髪の女の子(藤原妹紅)を人攫いと認識しました
最終更新:2009年11月08日 00:25