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「恥ずかしながら危ないところでした。
 まさかあのデコフリークスは私が生きてるなんて思ってないでしょうね」
お台場のフジテレビ前。
6時ごろにノトーリアスDECOによって捕食されたはずの高良みゆきがいた。

「あのデコフリークスが食べたのは私の支給品だったメタモンです。
 ポケットモンスター、縮めてポケモン。
 人間と仲良く暮らしているポケモンもいれば草むらや洞窟、
 海やあの子のスカートの中に生息している野生のポケモンがいますが、
 生態についてはまだわかっていないことがたくさんあります。
 モンスターボールという赤と白が真中で別れた模様のボールを使えば捕まえることができ、
 中に入れて持ち運べるのが主な特徴です。
 ポケモンが全部で何種類いるのか正確な数字は分かっていませんが、
 少なくとも490種類以上のポケモンが確認されています。
 ちなみに私に支給されていたメタモンは変身能力を持つ数少ないポケモンで、
 変身できるのはポケモンだけでなく、非生物や人間にまで変身できるのです。
 漫画版では相手トレーナーに変身して相手ポケモンを混乱させて自滅させたり、
 追われているときに壁にしてやりすごすという非常に汎用性の高い動きを見せます。
 本来はかなり小型のポケモンですが、変身時は伸縮自在に動きます。
 ごくたまに変身しても顔が変わらない、大きさが変わらないという欠点を持つメタモンがいるようです」

みゆきはメタモンについて長々と説明する。
誰に説明しているんだという突っ込みはやめてほしい。
それが彼女の性分なのだから。
彼女の脳内には数え切れないほどのwikiの知識が入っているのだ。

「残念ながらみなみは助かってないでしょうね。昔からの近所付き合いだっただけに残念です。
 ゆたかさんの方は今頃はあの男に『初めて』でも奪われてるんじゃないでしょうか。
 彼女達のことは仕方ないとしか言いようがありません。ま、私が生きてるので結果オーライってことで。
 ご冥福をお祈りしますww
 うん、持つべきものは友より良い支給品ですねえw」

黒い笑みを浮かべるみゆき。
後は最後の1人になるまで生き残るだけ。
なあに、原作やロワでよくハブられる自分なら大量虐殺や鬱展開でもどさくさに紛れて生き残るかもしれない。
大集団に身を潜めるかと思って歩き始めようとした時、男が目の前に現れた。
みゆきは咄嗟に黒い演技をやめる。

「見つけたぞ、あの男が気に掛けていた女……」
「私…ですか?」
「そうだ、私と一緒に来てもらおうか。大人しくすれば悪いようにはしない」
「嫌です」

みゆきの返事は自然なものだ。
何しろ仮面を頭にすっぽりと被り、鎧や大量の剣に盾という重装備をガチャガチャと言わせている。
その様で一緒に行こうとする人間がおかしい。
見た奴の8割はコスプレ狂か優勝を狙う危険人物と判断するだろう。
そうでなくとも知らない奴にいきなり来いと言われてもその時点でアウトだろうが。
みゆきは即座に逃走する。
某兄貴ほど速さがあるわけでもないが、一応徒競走ではトップを飾るほどの速さ。
しかも相手は重そうな武器や防具をいくつも装備している。
逃げ切れずはず――と思っていた。
仮面の男は恐るべき速さでみゆきを追い越し、目の前に現れたのだ。
そして立ち止まったみゆきに腹パンを喰らわす。

「ぐうぅっ…!」
「生憎、今の私は紳士的に接せる程の余裕はない」

みゆきが腹を抑えるよりも早く、男はみゆきの頭を掴み地面に叩きつける。
そして駄目押しと言わんばかりに足でみゆきの脇腹を踏みつける。蛙のような悲鳴が上がる。

「ぅ…ぐは……あぁ…」
「言ったはずだ。大人しくしてれば悪いようにはしないとな。
 酷いとでも思ってるか?剣で切り刻まなかっただけ慈悲深いということにしてくれ」
「は、はい…」

もはやみゆきに抵抗するほどの意思はなかった。
あるのは仮面の男に対する恐怖とこれから自分はどうなるのだろうという不安。
仮面の男はみゆきの心を見透かすように言葉を発する。

「何、気にすることはない。君には私と共にしばらくの間私の仲間のふりをして行動してほしいだけだ。
 ただ、勝手に私の元から離れるのは禁止だ。さもなくば……」

男の腰の剣の鞘が少しズレ、そこから銀色の光が除かせた。

「私の剣の錆になると知れ」
「っ!わ…分かりました……」
「うむ、分かったらさっさと行こう。時間を無駄に浪費するわけにはいかないからな」

仮面男はみゆきの手をとって強引に立ち上がらせる。
そして何かを思い出したかのように再び仮面によって防がれている口を開いた。

「ああ、そういえば名前を言っていなかったな。
 私は…うむ、そうだな。ウッドロウとでも呼んでくれ」
「…はい、ウッドロウさん」

明らかに自分に対し怯えているみゆきの胸倉を男は掴み、顔に仮面を近づける。

「人が名乗ったのだからそちらも名乗るのが常識じゃないか?」
「は、はひぃ…高良…みゆきですっ…」
「そうか、これからもよろしく頼むぞ」

怯えるみゆきを見て仮面越しに男は笑っていた。




仮面の男こと空気王の目的は真・空気組への復讐。
その1人であるロリ巨乳の名前が呼ばれたがそいつはどうでもいい。
特に笑天のピンクは許しがたい存在だった。
だが、奴は元々の影の薄さに加えアサシンの気配遮断能力もある。
逃げ足だけは優秀なのだ。
まともな手段で追っても逃げ続けられるだけであろう。
そこで考えたのがこの高良みゆきという存在なのだ。
ピンクはやたらこのみゆきという少女に対して特別な思いを抱いている。
それはピンク色の誓い・尻叩き編をみれば明らかである。
つまり、空気王が考えたのがみゆきという少女でピンクを誘い出すと言うもの。
その後に自分がのこのこ現れたピンクに復讐するというシナリオだ。
この少女を人質にすればピンクは満足に戦えないだろうし、そうでなくともピンクの能力を把握している自分は負ける道理はない。
ああ、もしくはピンクの目の前でこの少女を八つ裂きにするのもまた一興か。

(私を裏切った罪は重いぞ。無限に後悔するがいい………)

三日目・8時/新惑星・東京都 お台場】

【空気王@テイルズオブデスティニー】
【状態】魔力減(小)
【装備】ユーゼスの仮面、斬魄刀『鏡花水月』@ブリーチ、ソーディアン・イクティノス(ヒビ有り)@TOD、拳銃
    マサムネ、イージスの盾@サガ2GOD、稽古着、アイスソード、ブロンズアーマー
【道具】支給品一式 、ガラハドの服
【思考】基本:笑点のピンク達への復讐
0:まずはみゆきを利用してピンクを誘き出す
1:必ず生き残り、復讐を成し遂げる。
2:何、気にすることはない
3:これ以上敵を増やさないように殺害は控える
※闇化している間の記憶を失いましたが、ピンク達の説明で大体の事は解っています。
※再び空気化することに危機感を覚えています。
※マサムネは「どんな人物が使っても同じ攻撃力」「相手の防御力を無視」の刀です。

【高良みゆき@らき☆すた】
【状態】顔、腹、脇腹に打撲
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ウッドロウに従う
1:誰か助けてください……

【メタモン@ポケットモンスター 死亡確認】
死因:みゆきの代わりにDECOに喰われる
最終更新:2010年03月24日 00:22