「ふむ……一足遅かったか」
「美味そうな武器の匂いも離れている。誰かに持っていかれたな」
東京都の一角に散らばる
KAITOだったモノ。
それを、二匹の竜が見つけていた。真竜ニアラと真竜ヘイズである。
彼らは生贄砲と強力な武器(アルティメットワン)の匂いを辿り、ついにKAITOを発見したのだ。
当初の予定とは異なり、彼は何者かに殺され体の大部分を食われているが……
「家畜の食い残しなど、本来ならば食いたくはないのだが……
あいにくこのモノは特別だ。食わざるをえまい」
ニアラは構わず食い残されていた残骸を拾い上げ、口に入れる。
食いがいのありそうなところはすでに食い尽くされたモノを
――酷い言い方をすれば、食べ終わった団子の串についたかすとタレをねぶりとるように――
ニアラは一心不乱に貪り続ける。
ガキガキと響く金属質な歯応えはお世辞にも美味いとは言えないが……
この竜はただ空腹を満たすために食べているわけではない。
「ククク……これだ!我が求めていたもの、異星の未知なる力……!」
狙いはKAITOが記憶している生贄砲その他、竜さえ知らない技術を吸収することにあった。
そして力を手に入れ、今まで自分を舐めてきた連中を食い殺す。
そしてその連中の力も手に入れ、最終的に新惑星を食うことがニアラの最大目的なのだ。
やがてニアラは全ての残骸を食い尽くし、ヘイズと共にその場から飛び立った。
その体から、これまでとは比較にならない程の瘴気を撒き散らしながら……
◇◇◇
「まさか、睡眠禁止が継続されるなんて……」
「頭がフットーを通り越しておかしくなりそうです……」
「ちくしょう秀吉は馬鹿だおまえにPTメンの営みを見せらる続けるブロントの悲しみのなにがわかるっていうんだよ」
「ブロントさん、逆にこれは俺たちにもっと性の勉強をしろと言うお告げでは……」
「鬼Doさんはやく正気に戻ッテ!」
ところかわってまた東京都の別区域では、謙虚なナイトご一行が歩いていた。
集まった変態ズを全員メガトンパンチに遥か遠くに吹っ飛ばしたブロントさんだったが、
同じく変態認定をされた夫婦までは吹っ飛ばさなかった。
目的が一緒であるし、こんな繋がりっぱなしの貧弱一般人はほっといたら敵のいい的だ。
そして高レベルな(誤った)性知識を植え付けられた哀れな少年も守らなくてはならない。
ブロントさんはそんなパーティーのメイン盾として、せめて自分だけはまともであり続けることを決心した。
そんな時――
「貴様は、俺に食われろ」
『!?』
天空より飛来した何かが夫婦を吹き飛ばした。
「らぐあn!?えいrす!?」
「人の心配をしている場合ではないぞ人間?」
「っ!」
間髪入れずに、今度は残されたブロントさんへと激しい炎が吐かれる。
「だが下段ガードを固めた俺に隙は中った!・・・いきなりふいうちとかお前絶対忍者だろ?」
氷の盾を構え、炎を弾いたブロントさんは突然の来訪者を睨みつける。
襲ってきたのは忍者……ではない。
「知れ、人間。我は竜……貴様ら人間を食らう食物連鎖の頂点に立つものなり」
金色の竜――真竜ニアラであった。
「本当は我に深傷をつけた若造も殺したいところではあったが……ヘイズが暇だと言うのでな。
だが、貴様のことも部下の報告で知っているぞ。妙な喋り方の騎士が我ら竜に情けをかけてきたとな……」
「そうか、おもえがさっきの汚いドラゴンが言っていたにああrか?
・・・いk道さんはナイトの後ろに下がってるべきそうすべき」
「わ、わかりました!」
ブロントさんは不意討ちを使ってきたニアラをすぐさま排除すべき敵と認識した。
そして守るべき貧弱一般人である鬼道有人を自身の後ろ、安全な場所に下がらせ、ナイトとして身がえる。
その様子を、ニアラは笑いながら眺めていた。
「無駄無駄無駄!貴様ら人間がいくら足掻こうが我に勝つことなどできぬぅ!
くくっ……かつて我らに挑んだ愚かな人間の中に、貴様のような奴がいたぞ?
貴様と同じように浅黒い肌で、貴様と同じように尖った耳で、貴様と同じように白銀の鎧と大盾を……
なんかやたらと被るな……?まあいい。とにかくそんな男も最後は食われて死んだのだ。
貴様も同じような外見なら、同じ運命を辿るがいい。
グレイトフルセブンスNo.3真竜ニアラが直々に食してやるのだ、ありがたく……」
「生半可なナイトには真似出来ないホーリー!」
「ぐおぁ!?」
ニアラのながったらしい口上に痺れを切らせブロントさんの先制攻撃が炸裂した。
神聖魔法ホーリー――邪悪を滅するナイトにふさわしき魔法である。
「き、貴様!まだ我が喋っているのだぞ!」
「お前頭悪いな俺は不良だからよ売られた喧嘩はすぐ買ってすぐ返す英語で言うとクーリングオフ
俺がお前だったら喋るより先に食っているだろうなお前調子ぶっこきすぎた結果だよ?」
愛剣グラットンソードの切っ先をニアラに向け、ブロントさんは軽く挑発をする。
仲間を守るためにヘイトを稼ぐのもナイトの大切な仕事のひとつだ。
「貴様、この我を怒らせたな!ヘイズ、戻ってこい!我ら竜の恐ろしさをこの騎士に教えるのだ!」
そしてブロントさんの思惑通り挑発に乗ったニアラは完全にブロントさんをターゲッティングした。
離れたビルの中に隠れた鬼道さんのことなど完全に頭から忘れ去られていた。
そして、ニアラに呼び戻されたヘイズは……
「ぐあぁぁ!こ、このグレイトフルセブンスのヘイズがこんな変態にぃぃぃ!馬鹿なあぁぁぁ!!」
「なんだと!?」
某マンガの四天王のような台詞を叫びながら
繋がったままの夫婦から斬撃と魔法の嵐を食らってニアラの元まで吹っ飛ばされてきた。
◇◇◇
「やっぱりか……また会いましたね真竜ニアラ。これで三度目ですか?」
「若造ぉ!それに見知らぬ小娘ぇ……!貴様ら、どうやってヘイズを!
いやそれよりなんだその格好は!」
ニアラはすでに息を引き取ったヘイズであったモノの様子を見る。
その全身は焼け焦げ、凍りつき、武器も全て折られていた。
どうみても一方的にやられたとしか受け取れないほどのやられかただ。
「変態とかのうぎょうとか言われていますが、これでも僕の本来の職業は剣聖ですから。
たとえ繋がったままでもその程度のドラゴンなら片手で十分です」
「私もこれでも結構強いんですよ?――始まりの森へ、お還りになります?」
それぞれ片手で剣と魔法を構え、それでもまだ繋がりっぱなしという珍妙な夫婦もブロントさんの横に立つ。
「見事な強さだと感心するがどこもおかしく・・・お前らそれでいいのか?」
「確かに少しは負担かかりますからね……さっさと倒しましょう。今度は、確実に」
「舐めるなよ……人間の、家畜の分際でえぇぇ!」
咆哮をあげたニアラの口から、毒々しい紫色のブレスが吐かれた。
するとその息がかかった場所から次々と滅びの華が咲いていく。
ニアラの力の源たる死の妖華――フロワロだ。
「ぐっ!?この華は……毒華!?」
「あもりにも汚すぐるでしょう・・・?」
その力は、人間を、生物を、大地を、全ての命を徐々に奪う。
「フハハハ!我は新たな力を手に入れたのだ!もはや仲間も必要ないほどに強大な力を!
さあ、忌々しい仇敵どもよ、存分に足掻き狂うがいい!
それでこそ食いがいがあり、美味となる!貴様らの力も我が糧となるのだ!
今まで我を舐めきってきた家畜の収穫祭!
まずは貴様らを記念すべきオードブルにしてやろう!」
竜が人を狩り、その竜を人が狩り、そしてその人をまた竜が狩る。
いつの世も繰り返されてきた終わりなき戦い。今回は、どちらに転ぶのか。
それが間もなく決まる。
【真竜ニアラ@セブンスドラゴン】
【状態】最終形態、激昂、戦闘力飛躍的に向上
【装備】なし
【道具】焦げた山田の骨、焦げた血塗れたナプキン
【思考】
0:ブロントさん一行を食いその力を吸収する。次いで
真・空気組と藤原妹紅を食う
1:主催、参加者問わず全てを「捕食」で殺す
2:やがては新惑星全てを食う
※新惑星が太陽に向かっていることを知っています
※KAITOの残骸を食べたことにより生贄砲の作り方や彼らの技術を吸収しました
※新たな力を手に入れ、全体的な戦闘力上昇、百華繚乱の無限使用が可能となりました
【ブロントさん@ネ実】
【状態】妖華により徐々に衰弱、謙虚
【装備】グラットンソード@FF11、アイスシールド@FF6
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を倒して元の世界に帰る
0:ニアラを倒す
1:貧弱一般人を守る。余裕があればデコの撃破
2:妹紅を探す。いればビリーの兄貴も
【ラグナ@ルーンファクトリーフロンティア】
【状態】妖華により徐々に衰弱、職業・のうぎょう、真竜ニアラ・KAITOを警戒、着衣、対面立位で夫婦合体中
【装備】丈夫なクワ・ティアラ@ルーンファクトリーフロンティア、骨の剣、ヘイズから奪った剣
【道具】支給品一式、マーマン達の骨(大量)、真竜の鱗、フライパン、ビン詰め油
【思考】基本:主催者の撃破・嫁の守護
0:ニアラを倒す
1:危険人物の撃破
2:鷹の爪組が復活していた場合合流
【エリス@ルーンファクトリー】
【状態】妖華により徐々に衰弱、白黒合体、
空気王・真竜ニアラ・KAITOを警戒、対面立位で夫婦合体中、眠る暇無し
【装備】遮光服
【道具】支給品一式×2、ホウレン草
【思考】
0:ニアラを倒す
1:鷹の爪組が復活していた場合合流
2:ラグナの援護
【鬼道有人@イナズマイレブン】
【状態】健康、誤った性教育
【装備】変なゴーグルとマント
【道具】支給品一式、サッカーボール
【思考】
1:仲間を探す(ただし妹最優先)
2:この戦いを見守る
3:本郷猛が復活していた場合合流
※阿部さんに狙われているようです
【装真竜ヘイズ@セブンスドラゴン】死亡確認
最終更新:2010年04月27日 16:55