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カール・グスタフ・ケンプは驚愕していた。

「よ、ヨーツンハイムの主砲を……受け止めた……いや、かき消しただと……!? あり得ん!」
「フン……こんなエネルギー弾が通じるか」

その翳した両手に開いた穴で戦艦の主砲を吸収し、平然と宇宙空間に浮かんでいたのは人造人間19号である。

「今度はこちらの番だ……なにぃ!?」

振り返った19号の視界に映っていたのは、巨大なミサイルであった。
その先端、弾頭には一人の男がしがみついていたように、19号には見えた。
だが、それを認識した瞬間。
核弾頭が炸裂し、19号を熱と放射能で完膚なきまでに破壊し尽くしたのである。


「な……どこからの攻撃だというのだ……!」
「提督! 識別不明の信号を受諾しています!」
「何だと!? 読み上げろ!」
「―――セガサターン、シロ」
「なに!?」
「繰り返します! 謎の信号は『セガサターン、シロ』、以上です!」
「……クレイジー」

頭を抱えるケンプに、副官が声をかける。

「いかがなさるおつもりですか」
「……この宙域は危険だ。引き返す」
「よろしいのですか?」
「仕方なかろう……この作戦が成功していれば、この辺りはケンプ回廊と呼ばれることになっていたかもしれんのだがな……」

こうして地球の危機は二重の意味で救われた。

ありがとう、せがた三四郎!
そしてさようなら、せがた三四郎!


【宇宙空間 1日目22時過ぎ】

【カール・グスタフ・ケンプ@銀河英雄伝説】
[状態]:心労
[装備]:宇宙戦艦
[道具]:なし
[思考]1:地球教に入ろうかな……。

【人造人間19号@ドラゴンボール】
[状態]:死亡

【せがたと核ミサイル】
[状態]:その輝きは瞬いて――そして、消えた。



26話
カール・グスタフ・ケンプ
人造人間19号
24話 せがた三四朗


最終更新:2007年02月07日 11:38