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「兄さんも姉さんたちも殺し合いに乗るような人達じゃありません。
 私が言うのもなんですけどみんな戦闘力なんてない普通のボーカロイドなんです」
「そうか」

 東京スカイツリー(建設中)。建設中とは言え、雨風を凌ぐには十分である。
 そこで二人――飛竜とミクは情報を交換をしていた。
 ……尤もさっきから、喋っているのはミクばかりなのだが。

「飛竜さん、聞いていますか?」
「ああ」
「もうさっきから『ああ』ばかりって貴方は『ああああ』ですか?
 ドラクエとかで名前を適当に入れるタイプですか、この野郎!」
「俺はRPGはやらん」

 二人の話は一歩進んで二歩下がるような会話だった。
 ミクは一時の首輪の恐怖から解放され、テンションがローから一気にハイになっていた。
 『最高にハイって奴だッ!』というほどではないが、先ほどよりは饒舌になった。
 一方、飛竜は自分のことは多くは語らず、適当に相槌を入れてばかりだ。

「飛竜さんはお仕事は何をしてるんですか? 私はですね歌s」
「ッ! ミク、隠れるぞ!」
「へっ?」

 突然、飛竜がミクを腕で抱え、驚異的な脚力でスカイツリーの一室に駆け込んだ。
 その速さ、まさに疾風迅雷。そして、そのすぐあと、彼女らはやって来た。

 ◆ ◇ ◆

「この塔……すごく大きいです……」
「神夜姫様、さっきから何を言っているの?」
「ティアさん、今私、不埒極まりないことでも言いましたか?」
「はぁ……もういいわ」
「?」

 東京スカイツリーにやって来たのは二人。
 一人は長い茶髪に黒い軍服でクールそうな雰囲気の女性。
 もう一人は前髪にメッシュが入った長髪で、洗濯に失敗したような服を着た、天然そうな女性。
 二人の名は前者は『ティア・グランツ』、後者は『楠舞神夜』。
 この殺し合いで早々に出会った二人組だ。二人ともボンキュッボンのナイスバディである。
 特に神夜はバスト100前後の……ゴホンゴホン、話は逸れてしまった。
 彼女達が何故ここ、東京の新名所東京スカイツリーにやって来たのかと言うと……

「これだけ大きな建物なら誰か来るかいますよね、ティアさん?」
「外は嵐だし、既に誰かはいると思うわ」
「それにしても、寒いですね……ここ、お風呂とかないんでしょうかね?」
「お風呂はともかく替えの服が欲しいわね……」

 まあ、そんな理由でここにやって来たのだ。
 無論、二人は今の今まで外にいたので二人の服はびしょ濡れ状態だ。
 このままじゃ、二人とも風邪を拗らせてしまう。
 はたして、二人は替えの服を手に入れることが出来るのか?
 そして、風呂のシーンはあるのか? そもそもスカイツリーに風呂はあるのか?
 それは今は誰も知らない。

【一日目・0時30分/東京都墨田区東京スカイツリー近く/天候・嵐】
【ティア・グランツ@テイルズオブジアビス
【状態】びしょ濡れ
【装備】ナイフ
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:殺し合いからの脱出
1:知り合いを探す
2:替えの服が欲しい

【楠舞神夜@無限のフロンティア】
【状態】びしょ濡れ
【装備】護式・斬冠刀、チャクラム@テイルズオブシンフォニア
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者の打倒
1:知り合いを探す
2:風呂に入りたい


 ◆ ◇ ◆

「あの二人……」
「ミク、あの二人はお前の知り合いなのか?」
「いえ、あの戦闘力(バスト)……ルカ姉さんと同等……いやそれ以上です」
「…………………そうか」

そんな二人を飛竜とミクは遠目から見ていた。
そして、ミクは妙な所に食いついた。

【一日目・0時30分/東京都墨田区東京スカイツリー/天候・嵐】
【飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】健康  
【装備】ライトセーバー@スターウォーズ、光剣サイファー
【道具】俺にそんなものは必要ない
【思考】
0:あの二人組に接触する?
1:主催者共を闇に葬り去る
2:制限が解けるまでミクと行動する
※7期からの参戦です。

初音ミク@VOCALOID】
【状態】健康 少し落ち着いた
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:死にたくない
0:すごく……(胸が)大きいです……。
1:家族に逢いたい。
2:飛竜さんと行動する
※7期までとは別人です
最終更新:2011年01月27日 00:48