【問題】
男はケガもしていない脚に包帯を巻き、ギプスをはめた。
そのおかげで数ヶ月後、男は皆に見つめられながら階段を昇ることになった。
何があったのか。
【解説】
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飛行機が墜落事故を起こし、奇跡的に一人だけ男が助かった。
「一人だけでも生きていてよかった！」
世間は男に大いに同情したが、男は警察や新聞記者に聞かれても何も答えなかった。
ショックで何も言いたくないのだろうと世間は思った。
だがある日、男はつい口を滑らせ、病院の隣のベッドの青年にしゃべってしまう。
実は男は３人組のハイジャック犯のボスであったこと。
パイロットを脅すつもりが間違えて射殺してしまい、飛行機を墜落させてしまったこと。
つまり、ハイジャック犯一人だけが奇跡的に助かってしまったという、
皮肉な事件だったのだ。
ところが隣のベッドの青年は、実は警官だった。
男を不審に思った警察が、囮として入院させていたのである。
男は退院と同時に逮捕され、絞首刑となった。
これが1948年、歴史上初めて飛行機がハイジャックされた事件の顛末だという。
《実話》《死》《ブラック》
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最終更新：2022年01月14日 16:45
